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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

Steve Hacket - GENESIS REVISITED TOUR 2022

2022-07-11 09:44:20 | 音楽

夕べはスティーブ・ハケットのライブへGo!

スティーブ・ハケットは2016年のプログレフェスにも観に行きましたが、今回はジェネシスナンバーばかり。「月影の騎士」と「セカンズ・アウト」の再現ライブですよ。

月影の騎士、原題はSelling Englang by the pound。
高校生の頃にLPを買って、擦り切れるくらいに聴いたアルバムです。おそらく過去に聴いた数では10本の指に入るアルバムではないでしょうか。ジェネシスの中でも大好きな一枚です。

Seconds Out は2枚組のライブアルバム。ピーター・ガブリエル脱退後のアルバムなんで、聴いたのはだいぶん後になってからなのですが、これがまた、なかなか、かなり、良いです。
特にサパーズレディがライブで演奏されているのが凄い、それが今日も演奏されると思うとわくわく感が止まらなかったです。

いつものチッタボード。

円安のせいか、チケットもかなり値上がりしてます。
L-13は正面でなかなか良い席ですよ。

さて、本日も2部構成。前半がセカンズ・アウトです。
となれば、オープニングは Squank。ペンシルバニア州に住む、泣き虫で架空の生物です。

メンバーは以下の6名、2016年と比べると、ベース、ドラムが代わっています。

 Steve Hackett (G,Vo)
 Roger King (Key)
 Craig Blundell (Dr, Per)

 Rob Townsend (Sax, Flute, Per, Key)
 Jonas Reingold (B, G)
 Nad Sylvan (Vo)

曲順はアルバムの通りですが、月影の騎士と重複している2曲( I Know what I like と Cinema Show)は2部に、最後の2曲(Dance on a volcanoとLos Endos)はアンコールにまわしています。

ピーター・ガブリエルの声そっくりさんだったナッド・シルビアンですが、前回はコピー感が強かったのですが、今回はナッドさんらしさ、というか、原曲に忠実でありつつ、自分の声を出しているように思えました。とはいえ、曲によってはピーター・ガブリエルやフィル・コリンズが歌ってるのか?と思えるところもありましたが。

1部はどの曲も聴かせどころが満載でした。ブロードウェイからミュートを挟んでミュージガルボックスのクローズセクションはナッドさんのボーカルとアクションが冴えわたります。
極めつけはやはりサパーズレディでしょうか。この曲をライブで聴ける日が来るとは、、もうこれだけで満足度200%なんですが、9/8で熱くなったところを大団円で冷やしてと思っていたら、エンディングのギターアレンジがめっちゃくちゃ激しくて、もうすごいわとしか表現できない。
オーディエンスはまるでみなセットリストをあらかじめ知っているかのように、サバーズレディが終わったところでスタンディングオベーション。1部を終えました。

25分の休憩ですが、トイレ混雑で2部の開演は5分ほど調整された模様。
しかし、おば、もとい、女性客が多いです。5大プログレの中で、一番女性客が多いのはジェネシスではないだろうか?と思えるほど多かったです。特に前の席の女性はライブ中もノリノリで、ほんとこの人はジェネシスが好きなんだなぁ、とこちらまで楽しい気分になりましたよ。

そして2部の開演。アカペラから始まるのは、Dancing with the Moonli Knight。
もうこのアルバムの曲は全部いいです。I Know What I Like では、マルチプレイヤーのロブさんがサックスでジャジーな演奏、スティーブ先生とのユニゾンも決まって、もうここでしか聴けない IKWILに感激。The Battle of Epping Forest では、ナッドさんの表現力豊かなボーカルが冴えわたります。Cinema Show のクレイさんのドラミングは、もうフィル・コリンズの生霊が憑りついたよう。
Aisle of plenty が静かに終わり、メンバー紹介が始まるとスタンディングオベーション。このままアンコールも立ちっぱなしです。

アンコールはDance on a Volcano。そしてクレイさんのドラムソロが入ってきた。むちゃくちゃパワフルなドラムソロで、ジェネシスらしくないけど、良かった。そして Los Endos でギター弾きまくりのサックス吹きまくりのキーボードとドラム叩きまくり、みんなで最後のパワーを発散。この曲、ボーカルパートがないのでナッドさんかわいそう、と思っていたら、最後に出てきてコーラス入れてきた(^^)

と、素晴らしい曲を素晴らしい演奏で堪能できました。ステージと客席の一体感もとりわけ強かったように思います。

セットリストはこちら。

・1部
 Seconds Out
 The Carpet Crawlers
 Robbery, Assault and Battery
 Afterglow
 The Lamb Lies Down on Broadway
 The Musical Box(closing section)
 Supper's Ready
・2部
 Dancing With the Moonlit Knight
 I Know What I Like (In Your Wardrobe)
 Firth of Fifth
 More Fool Me
 The Battle of Epping Forest
 After the Ordeal
 The Cinema Show
 Aisle of Plenty
・アンコール
 Dance on a Volcano
 (Drum Solo)
 Los Endos

1950年生まれのハケット先生は、今年で72歳。
プレイはまだまだ衰えていませんでした、また来日して欲しいです。
ハケット先生も観光を楽しめたようで何よりです。

[クラブチッタ川崎 / Club Titta Kawasaki]
神奈川県川崎市川崎区小川町5-7
http://clubcitta.co.jp/

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p.s. 今日は外食2回で塩分摂り過ぎ。


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