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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

準々決勝 ブラジル - フランス

2006-07-02 05:51:59 | ワールドカップ
  ブラジル 0-1 フランス

近年は王者の名をほしいままにしているブラジルだけど、その前は優勝候補とされながらW杯で勝てない時期が長かった。ペレが引退してからの24年間、いろいろな相手に負けてきた。負けた時の特徴は、相手のチームに当代を代表するスタープレイヤーがいたこと。クライフ、ロッシ、プラティニ、マラドーナ。そして、最後にジダン。もちろんサッカーは一人でやるわけではないんで、スタープレイヤーの存在はチーム力の充実が必要条件なんだけど、ブラジルに勝つためには、そういう運を持っているプレイヤーが必要じゃないかと思う。これまで2回勝ったプレイヤーはいない、フランスが今日勝つと、ジダンは2度目。どうしてもジダンvsブラジルの気分になっているのが試合前。

前半戦は無理はしないお約束の展開。プレスはセンターラインを超えてから、ラインは押し上げない、セーフティファースト。やはり目立つのはジダン、随所に光のあるプレーを見せてくれる。最後の最後にロナウドのハンドでFKが前進してフランスには絶好のチャンスができたけど、FKは壁にあたって得点ならず。すべては後半戦へ。

後半開始早々からフランスのFKチャンス、その後も主導権はフランスが握っている。どうもブラジルのDFのマークが甘い。そして12分、ジダンのFKからアンリが先制ゴール。之もファーサイドに流れるアンリはノーマーク。

なんかブラジルのDFがおかしい。その後にもあわやオウンゴールかという危ないクリアもあった。ロベルトカルロスのクロスも精度が低い。ブラジルはリズムが悪いのは余裕のない証拠。このままだと8年前の再現になりそう。

残り10分。ブラジルは前線を4人がかり、そしてすべての選手がフランスサイドに入る、まさに総攻撃態勢。これを凌げるチームはイタリア、ドイツ、そしてフランスぐらいか?フランスはまったく慌てていない、憎たらしいくらい落ち着いている。ジダンの存在がこの落ち着きを生んでいるように思える。

そして、ブラジル敗退。
まさにワールドカップらしいゲームでした。



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2 コメント

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Unknown (ヒロセ)
2006-07-03 11:25:56
セレソンの顔をひきつらせた、フランスの大人の試合運びがお見事!



マケレレとビエラのボランチ2枚が効いてましたね。ジダンの気合のプレーはもちろんですが、リベリーとサニョールの切れもスゴかった・・・
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Unknown (calm)
2006-07-04 22:30:38
ドメネクが、「ブラジルの攻撃を抑えるには超高度な戦略的守備が必要だった」と自慢してましたね^^;。



特に激しいプレスでもなく、突出した個人技の集合でもなく、なんか不思議な押さえ方をしてたように見えました、フランスは。



ポルトガル戦が楽しみです。

その前にドイツとイタリアすね、不倫クスが出場停止になったみたいだけど、殴った本人も殴られた本人^^;(クルス)も覚えてないんだから、ビデオにどう写ってようが不問にするのが当然だとわしゃ思います。
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