ひかりの剣

著者　海堂 尊
文藝春秋

チーム・バチスタの面々が医学生時代のお話。

つい最近、映画「ゼネラル・ルージュの凱旋」で

伝説を作った天才外科医・速水晃一は

若かりし頃 東城大医学部剣道部主将として日々竹刀を振っていた。

東日本医大剣道部のトップを争う「医鷲旗大会」

速水の宿敵は自他共に認める才能をもてあまし気味な

帝華大のチャランポラン男　清川吾郎


そんな清川と速水を結びつける柔道部顧問

阿修羅と呼ばれる キーマン高階先生


東城大　猛虎・速水の下に清川の弟志郎が

帝華大　伏龍・清川の隠し球として謎のおジイの孫　朝比奈ひかり

速水と清川 互いに剣の極意を掴むまで

己と向き合い孤独に修行を続ける．．．



お馴染みの面々がまだ血気盛んな医学生時代の話なので

外伝のように楽しめる。

田口先生や島津先生も時々顔を出してくれるのが嬉しい。

リズム感にあふれた海堂節♪

若者がめきめきと成長していく様は痛々しくも清々しい。

好敵手　清川が登場の「ジーン・ワルツ」も読まなくては！