こんなにカラッとした天気なのに
病院のハシゴじゃ 洗濯も一回しか回せない...
ぶつぶつ言いながら無造作にトートバックに
財布とお薬手帳と老眼鏡、そして文庫本を放り込む。
病院到着から採血まで40分強の待ち時間
ま、お楽しみに持って来た
「羊と鋼の森」でも読むか
これが!
私の中では大ヒット!
採血後 診察までの小一時間も
夢中になって活字を追う。
お次は悩まされている
「五十肩」のリハビリで整形外科へ
先日の初診の折りには
腕の具合を確かめる先生に
「夕方になるとこの位まで上がります」
と張り切って言うと
「いや、上がってないから」
思っている以上に炎症起こしてるから
ちゃんと直そうねと
優しい笑顔で諭すおじいちゃん先生。
言う事を聞いてリハビリに通ってます。
幸いお薬とリハビリも効いて
五十肩も徐々によくなっている(気がする)
ここでの待ち時間も貪るように読む
そして とうとう 読み切ってしまった
ピアノの調律師と言う
表舞台に引き出されることの少ない職業に
スポットライトを当てた作品。
この湿った夜になりかけの森の匂いを纏う
外村青年が良い!
周りを取り巻く大人たちの
なんと自己確立している事か。
遠くの遠くに自分にも
光が見えて来そうな気すらする。
目指すものが分ると
良い意味で人は大胆に、わがままになれるのだ。
読了後、すぐにまた初めからページを捲りたくなる。
こんな本に出会えるなんて
今日は良い日だ
と薬局までの道をフラフラ歩いていたら
「ちょっとdekochin!」と声を掛けられる。
これまた
そろそろ会いたいなぁ~と思っていた友人
立ち話にしては少々長い時間の近況報告
忙しい彼女だから中々時間も取れないだろうけど
近々の再会を約束して
結構な時間が経っていたが
この後、まだ郵便局で用を足さねば。
のどが渇いたなぁと
自販機をみると
TEA’s TEAのほうじ茶ラテが
ゴクゴクと2/3以上も飲んでからの写メ
素敵な本に巡り会え
会いたい友に会え
美味しい飲み物も見つけた
気づけば
今日はとことん良い日だったんだ
本日もご訪問ありがとうございました