居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

おかえりdekoちゃん

2023年02月19日 | 家族編

故郷に住む妹から

「古いアルバムがたくさんあるよ。

保管するなら預かって、自分が死んだら

処分する事にしようか?

どうする?」と相談のメール

 

2~3枚の写真をラインで送って貰ったが

いやはや懐かしいものばかり

 

実は実家を畳むに当たっては

妹が全て任を負ってくれていた。

故に

実家に残されていたモノは

果たしてどうなったのか

仔細あって尋ねる事が憚られていた。

 

妹の家で処分に困るものは

全てこちらへ送って欲しいとお願いする。

 

 

後日、大好きな「草太郎」と一緒に

ずっしりと梱包されたアルバムが送られてきた

青い表紙を開くとそこには

母に抱かれている

赤子の私がそこに居た

幼い頃の自分の写真の行方がわからず

母が亡くなってからずっと

捜していたのだが

とうとう見つからず

諦めていたのだ

 

さらにページを繰ると

若い両親の間に

無防備に笑う私がいる

 

今、ようやく手元に戻り

思わず「お帰り...」と呟き

知らぬ間に涙が伝っていた

 

幼い頃、父にはdekochin

母にはdekoちゃんと呼ばれていたその声が

耳元で蘇る

 

また別のアルバムには

まるでファミリーヒストリーのような

母方の実家の家族写真も...

もう、皆鬼籍に入ってしまった...

 

妹からの手紙には

「ご先祖様もお姉ちゃんのそばで落ち着くと思います」

 

 

妹よ、処分せずに送ってくれてありがとう

セピア色のアナログの世界も良いものだ

 

 

本日もご訪問ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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