土漠の花
2015年06月28日 | 本
通常、読み終えた本は
「でこちんの本棚」にまとめているのだが
読後に三人以上薦めたい人の顔が浮かんだ本は
相当、私にとってインパクトのあった本なのだ。
久々にそんな本に出会ったのでこちらにもアップ。
「土漠の花」
本屋大賞にノミネートされていた。
決して戦闘の為に海外へ派遣された訳ではない。
ソマリアでの海賊対処行動に従事するために赴任した
日本の海上自衛隊と陸上自衛隊。
一人の現地部族の女性が自衛隊の彼らに助けを求めた事から
隊員の命を懸けた戦いが始まってしまう。
折も折、何かと世間を騒がせている法案に
賛否両論が渦巻いているこの時に
この本を知ったのはなんという偶然か。
究極の守りは結局は人を殺める事になってしまう。
自衛隊員に我々はその重荷を委ねるのか。
推薦の言葉通り一気に読み終えていた。
土漠の熱い風がまとわりついて離れない。
矜持を持って戦う彼らに現代の武士を見た。
もちろん、小説はフィクションである。
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