ん?ネトウヨ (PART 1)
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デンマンさん。。。 もしかして“ネトウヨ”という日本語を知らなかったのでござ~♪~ますかァ~?
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実は、そうなのですよ。。。 うへへへへへへ。。。
あらっ。。。。 ネットにどっぷりと浸かっているデンマンさんが“ネトウヨ”を知らなかったなんてぇちょっと考えられませんわァ~。。。
あのねぇ~、僕は日本のテレビは見ないし、日本語のラジオも聞いてないし、日本語の新聞も読んでないのですよ。。。 情報源はネットと英語の新聞とバンクーバー市立図書館で借りる本だけなのですよォ~。。。
でも、ネットにどっぷりと浸かっているではござ~ませんかア!
だけど、僕は“ネトウヨ”関連の記事やニュースを読んだことがないのです。
。。。で、どういうわけで“ネトウヨ”に出くわしたのですか?
実は、夕べ次の本を読んでいたら、初めて“ネトウヨ”という日本語に出くわしたのですよ。
ネトウヨ台頭は金儲け主義の裏表
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上田紀行:
家の中でも結局経済力だけがお父さんの価値の指標になっているんです。 つまり単線化しているということなんですね。 だからリストラされた父親は二重にも三重にも自分を無価値だと感じてしまう。
池上彰:
それはつらいですね。
上田紀行:
つらいです。 社会からも家庭からも無価値の烙印を押される。 これは人間としてはつらいですし、そんな立場の人間は弱いものです。 システムが強いときは、強い立場にいられるけれど、そのシステムから放り出されたら、価値がなくなる。 それはつまり、システムに徹底的に依存しているということです。 で、システムはいつか必ず調子が悪くなるんです。 ひとつのシステムに頼り切ることがいかに危ういか。
池上彰:
調子が悪くなったシステムの典型が日本の高度経済モデルだったわけですね。 もはや機能しないし、アベノミクスでちょっと景気が回復した程度でも復活することはまずあり得ない。 にもかかわらず、日本では、宗教も含めもう一つの線が復活しない。 どうなってしまうのでしょう。
上田紀行:
非常に社会が危うくなります。 今ものすごく短絡的なナショナリズムの声が大きくなっています。 単線化したまま機能不全を起こした日本社会の病状のひとつだと思います。
池上彰:
いわゆるネトウヨの台頭や、中国や韓国などに対するメディアから個人までの物言いが常軌を逸していたり。 「余所の国に文句を言われる筋合いはない」というような雰囲気は、今、強く感じますね。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
228-229ページ 『池上彰の教養のススメ』
著者: 池上彰
2014年4月7日 初版第1刷発行
発行所: 日経BP社
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でも、“ネトウヨ”という言葉はずいぶん前から使われていたのでござ~ますわァ。
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うん、うん、うん。。。 そうらしい。。。 僕もウィキペディアで すぐに調べてみたのですよ。
ネット右翼
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ネット右翼とは、インターネット上で右翼的な発言をする人物。
略称はネトウヨ。
インターネットの電子掲示板上などで、右翼的、国粋主義的、保守的な意見を発表する人たちを意味する。
ただし、後述するように、単に自尊自大で排外的な表現を用いる人たちを指したり、そのような集団心理的な傾向を指すこともある。
略称はネトウヨだが、メディアによっては「ネット保守」という用語を使用するものもある。
近年になって形成された新しいスラング(俗語)であるため、後述するように論者によって意味内容が異なり、定義も曖昧である。
概略的な意味としては、ネット上の右翼的、保守(≒復古主義)的、国粋主義的な性向を持つ人々を指し使われる言葉とされる。
ネット上の掲示板などでは主義、主張の衝突が往々にして見られるが、そのような際、反論者側からレッテル貼りに用いられる一種の侮蔑語であると見る者もいる。
それに対して、小林よしのりが、ネット右翼のことを「国家というものを持ち出しさえすれば自分自身の自意識を底上げできる、という人間」と批判し、櫻井よしこが「感情にまかせて単に半島に帰れなどと叫ぶとしたら、それは愛国でも保守でもありません。」と批判するなど、同じ保守的とされる人たちが、侮辱語を用いる感情的な人々に限定して「ネット右翼」と呼ぶこともある。
また、思想傾向とは無関係に、ネット掲示板における投稿内容の匿名性や群集性のもつ攻撃的性向を、ある種の「右翼」的発言と揶揄するための造語でもある。
それ故、「ネット右翼」という言葉にポジティブな意味はないが、敢えて自称する者もいる(例として瀬戸弘幸)。
後述するようにインターネットでは「左翼」よりも「より極端な」発言とされる「右翼」・ナショナリズムへの傾向が強いと、集団極性化現象の分析などで指摘されている。
コミュニケーション論研究者による操作的定義としては、大阪大学人間科学研究科准教授の辻大介による研究がある。
辻はいわゆる「ネット右翼」の調査において、
a)韓国・中国いずれにも親しみを感じない、
b)「政府関係者の靖国神社公式参拝」「憲法9条第1項改正」「憲法9条第2項改正」「小中学校の式典での国旗掲揚・国歌斉唱」「小中学校での愛国心教育」の5項目すべてに賛成、
c)政治・社会問題についてネット上で書き込みや議論をした、のすべての条件を満たす者を「ネット右翼」的と見なした。
ただし、これはあくまで調査のための定義である。
用法
インターネットでは「J右翼」などの表現が2ちゃんねるの草創期に使われたが、「ネット右翼」という言葉がネット以外の既存マスメディアへの登場としては、佐々木俊尚による2005年5月8日産経新聞のコラム『【断】「ネット右翼」は新保守世論』において紹介されたのが日本の新聞紙上での初めての用例とされている。
2006年3月14日にはジャパンタイムズに「Net uyoku」の表記で採り上げられた。
2013年4月にもやはり産経新聞(大阪本社版)で、インターネット上を主な活動範囲とする、自称右翼団体幹部による傷害事件が「ネット右翼幹部を逮捕」と報じられている。
韓国のソウル放送は2012年10月にインターネット上で嫌韓動画や侮辱コメントを流す日本人ユーザーを「ネット右翼」として紹介している。
定義は様々で、デジタル大辞泉の解説のように、保守的、国粋主義的な意見を発表する人々をネット右翼としているものがあれば、ニューヨークタイムズのように、自分たちの生活状況への落胆を外国人排斥へと繋げている青年をネット右翼と捉えているものもあり、朝日新聞は「自分と相いれない考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々」をネット右翼と定義し、彼らの意見が概ね右翼的であるためそう呼ばれているのだとしている。
出典: 「ネット右翼」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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“ネット右翼”と書いてあれば、すぐに理解できたのですよ。。。 でもねぇ~、略称の“ネトウヨ”では、なんだかさっぱり解りませんよ。。。
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でも、池上さんが「中国や韓国などに対するメディアから個人までの物言いが常軌を逸していたり。 余所の国に文句を言われる筋合いはない、というような雰囲気は、今、強く感じますね」 と言ってますから、“右翼”の事を言っているということが分かるでしょうに。。。
だけど、池上さんが「いわゆるネトウヨの台頭や」と言って、一区切りつけているわけだから、それに続く語句は、ネトウヨとは関係ない別の事を言っていると僕は理解したわけですよ。。。 それで、“ネトウヨって、何だろう?”とずいぶんと首をひねって考えたのだけれど、解らない。。。 だから、考えるだけ時間の無駄だと思ってウィキペディアで調べてみたわけですよ。
それで、デンマンさんは“ネトウヨ”という人たちは、どういう人間だと思うのでござ~ますかァ?
ウィキペディアの説明を読んでも、これだ!という定義はないみたいだよねぇ~。。。 ただ、「ネトウヨ」という言葉にポジティブな意味はなさそうですよォ~。。。
デンマンさんも、“ネトウヨ”というのはネガティブな意味を含んでいると思うのですか?
ウィキペディアの説明を読んでも、「ネトウヨ」という言葉にポジティブな意味は感じられないですよ。。。 最近読んだ本には次のようなことが書いてありました。
「排外主義」の害悪
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アメリカは、決して国家のために身を捧げたひとを「英霊」として追悼することに「ノー」と言っているのではありませんよ。
それは国家として、国民として、当然だと考えています。
しかしながら、あの(太平洋)戦争を美化したり、正義の戦争だったのだ、というような解釈を始めたりするのは、看過すべからざる事態だと警戒しているのです。
そういうシグナルを入れ代わり立ち代り送っているにもかかわらず、正確にメッセージを受け取れていないようです。
加えて、(安倍)総理は、靖国参拝を決行することによって、それを是とする「右」の人たちの不満が収まるだろう、と見ていた節があります。
「韓国人は悪だから、みんな殺せ」というようなヘイトスピーチをやっている排外主義者や、あるいは反中派の勢力、さらに一部の反米派まで、「右」を体現する自分が靖国にきちんと行くことで、「右」の跳ね上がりをある程度抑えることができると考え、靖国参拝を正当化した節が窺えます。
でも、これまた大きな読み違いでした。 (佐藤優)
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
( )内はデンマンが書き加えました。
写真はデンマン・ライブラリーより)
148-149ページ 『賢者の戦略』
著者: 手嶋龍一 佐藤優
2014年12月25日 初版第2刷発行
発行所: 株式会社 新潮社
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