マルタ島のロマン再び(PART 1 OF 3)

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デンマンさん。。。 どうしてマルタ島のロマンを取り上げるのですか?

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あのねぇ~、たまたま昨夜 Denman Blog のアクセス解析の記録を見ていたら 8月16日の「人気記事リスト」に出くわしたのですよ。

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赤枠で囲んだ記事に注目してください。

あらっ。。。 『マルタ島のロマン』を読んだネット市民が4人居たのですわねぇ~。。。
そうです。。。
でも。。。、相変わらず人気のある『床上手な女の7つの見分け方』と比べると少ないではありませんか。

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■『床上手な女の7つの見分け方』

確かに、上の記事は8月16日に 171人のネット市民の皆様に読まれたのだけれど。。。、 でもねぇ~、『マルタ島のロマン』を読んだネット市民が4人居たというのを目にした時に、僕は懐かしくなったのですよ。。。

どうしてですか?
やだなあああァ~。。。 ジューンさんは忘れてしまったのですかァ~?
わたしが何を忘れたとデンマンさんは言うのですか?
僕はジューンさんと一緒に地中海を旅したのですよ。。。 サントリーニ島で過ごした日々など印象深くて忘れることができませんよ。

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僕はなんだかアラビアンナイトの世界に居るような気がしてきたものです。。。 それにマルタ島にも寄りました。

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マルタ島のヒルトンホテルに泊まって、ジューンさんも充分にエンジョイしたではありませんか。。。 だから、ジューンさんも僕と一緒に旅した地中海の旅が懐かしいでしょう!?

でも、そういう個人的な旅のお話ってぇ、この記事をお読みになるネット市民の皆様には退屈だと思いますわァ。
だから、個人的な話をするつもりはないのですよ。
だったら、どうして わたしが写っているマルタ島の写真などを貼り付けたのですか?
ジューンさんのファンがたくさんいるからですよ。 (微笑)
つまり、わたしはデンマンさんの記事のカバーガールですか?
いけませんか?
そんな事より、『マルタ島のロマン』を読んだネット市民の皆様は、どのような検索ワードを入れて検索したのですか?
当然、次のようにして検索したのですよ。

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■『現時点での検索結果』

誰でもすぐに思いつく検索キーワードですよ。。。 「マルタ ロマン」と入れて検索したのです。

そうかしら?
それ以外に考えられないでしょう!
それで、マルタ島にどのようなロマンを求めたのですか?
あのねぇ~、『マルタ島のロマン』を読んだ人は「地中海の底が見えていた」という、思いもつかない話に出くわして、ワクワクしながら次の文章を読んだのですよ。
地中海の底が見えていた

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豆知識: 地中海は、今から500~600万年前に干上がってしまったことがある。 (74ページ)
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人類への進化
およそ500万年前、チンパンジーに進化する類人猿と人類へと進化する猿人(アウストラロピテクスなど)が分かれた。
なぜ類人猿と人類は別々の進化の道をたどったのだろうか?
これに対して、「イーストサイド物語」と名付けられた仮説が有力視されている。
人類の祖先の化石は、多くがアフリカの大地溝帯やその東側の乾燥したサバンナで見つかっている。
一方、類人猿は西側の森にしか生息していない。
アフリカの大地溝帯の形成は、今から1000万年前~500万年前に始まっており、人類誕生とほぼ同一の時代なのだ。
大地溝帯は、マントルのホットプルームのはたらきで火山活動が活発になって大地が隆起し、次いで中心が溝になって東西に分裂し始めている場所である。
大西洋からの西風が運んでくる湿った気流は、大地溝帯の高地の西側で上昇気流となって雨を降らせてしまい、東側へきたときにはすでに乾燥してしまう。
このため、大地溝帯とその東側の森は、サバンナに変わった。
森が縮小したため住んでいた類人猿は、サバンナに降りて食べ物を探す必要が生じ、二足歩行や手の使用が始まった。
ここから人類への進化が始まったというわけである。

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豆知識: 2002年にアフリカ中央部のチャドで、600~700万円前の人類化石「サヘラントロプス・チャデンシス」が発見され、「イーストサイド物語」に異論を唱える説が現れている。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真と地図はデンマン・ライブラリーより)
84-85ページ 『地球のしくみ』
編者: 新星出版社編集部
2007年11月25日 発行
発行所: 株式会社 学研パブリッシング

地中海が、今から500~600万年前に干上がった事実と“マルタ島のロマン”が関係あるのですか?

もちろんですよ。 だから、上の本の中から僕が気になった箇所を引用したのです。
でも、そもそも“マルタ島のロマン”ってぇ、どういうことですか?
あのねぇ~、ジューンさんと、かれこれ10年ほど前にクレタ島とマルタ島の古代文明について語り合ったことがあるのですよう。 もう忘れてしまったでしょう!?
デンマンさん。。。 ネットで3年前は一昔ですわ。 10年も前のことは大昔ではありませんかァ! 覚えてませんわ。
じゃあ、ジューンさんのためにも ここに書き出しますから、じっくりと読んでみてください。
クレタ島のパリジャンヌ

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“Ladies in Blue”—fresco from Knossos, 16th century BC.

上の写真に見るとおり、今から4000年前のクレタ島の女性は、結構ナウい、ファッショナブルな女だったんですよ。 クレタ文明を発掘した考古学者アーサー・エヴァンズがフラスコ画に描かれていた彼女たちを見て、思わず“可愛いパリジェンヌ”と叫んだというエピソードが伝わっているほどです。 4000年前とは思えないほど現代的なセンスを持っていると思いませんか?

言われてみれば確かに現代的なファッションを感じさせますね。
でしょう?

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Cretan Parisienne in full view

全身を表すとこんな感じになりますよ。 どうですか?

ちょっとスカートが長すぎるようですね。
確かに長いですよ。 でもね、19世紀のパリの本物のパリジェンヌと比べてみてください。


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どちらの女性と喫茶店に入りたいですか?と問われれば、僕はおそらくクレタ島の女性に声をかけるでしょうね。

そうですか?
そうですよ。 第一、こんなでかい幅広のスカートをはいた女性と喫茶店へ入ってみてくださいよ。 周りの人が迷惑そうな顔をしますよ。
確かに、近頃の喫茶店ではテーブルが、バタバタと倒れてしまうでしょうね。
とにかく、上の二人の格好を見比べると19世紀のパリジェンヌの方がダサいですよ。 クレタ島の女性の方がモダンな感じがしませんか?
そうですわねぇ~。。。
19世紀の女性と比較するのでは、時代が違いすぎるので、同じ時代のエジプトの女性と比べてみましょう。 次の絵の中の女性たちは 今から3500年から3000年前の服装をしています。 上のクレタ島の“パリジェンヌ”とほぼ同じ時代です。
(すぐ下のページへ続く)