行田物語 お股の花々 (PART 1)
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空耳力(そらみみぢから)をつける
「おマタのハナハナ イヤイヤよ~」
娘が今日も朝からたのしそうに歌っている。
「お股の花々が いやいや?」と思って、ことばのリズムをよく聞いてみると、「ああ、あの歌か!」とわかった。
Old McDonald's Farm (「マクドナルドじいさん」)という英語の童謡だ。
2歳になったばかりの娘としては、この歌の出だしを歌っているつもりだったのだ。
Omatano hanahana iyaiyayo!
Ol' McDonaldo had a farm E・I・E・I・O!
「おまくだーな はどふぁむ いーあいーあいおー」
空耳アワー的に聞けば、「おマタのハナハナ イヤイヤよ~」と聞こえないこともない。
子どもなりに自分の知っている日本語として解釈して歌ったのだろうか。
いや、ひょっとして逆の原理か?
娘は、Ol' McDonaldo had a farm E・I・E・I・O と歌っているのに、母親には「おマタのハナハナ……」に聞こえてしまうとか?
そういえば、親戚の女性(60代後半)は実際、この歌のビデオをいっしょに見ていると、「あらぁ、初めて知ったわ。 この最後の部分は、『イヤイヤよ』じゃなくて、『イー・アイ・イー・アイ・オー』だったのね」と驚いていた。
知らない語を自分の耳慣れたことばに引きつけてしまうというのは、おとなのほうがやりがちだ。
子どもは案外、聞いたままを覚えて使っている。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
75-76ページ 『孕むことば』
著者: 鴻巣友季子
2008年5月22日 第1刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス
デンマンさん。。。 上のYouTubeの歌を聴いても 私には“お股の花々が いやいやよ~”とは聞こえませんでしたけれど。。。
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僕だってぇ、そのようには聞こえませんでしたよ。。。
私の耳が英語に向いていないのかと思いましたわァ~。。。
いや。。。 そのようなことはありません。。。 真由美ちゃんは、けっこう英会話に対して敏感な耳を持ってますよ。。。
あらァ~、デンマンさんは そう思うのですか? どうして、そのように思ったのですか?
あのねぇ~、いつだったか ロブソン・ストリートを僕と真由美ちゃんで一緒に歩いている時に、“I'm fresh out. と言っているのが聞こえたのですけれど、どういう意味ですか?”と僕に尋ねた事があったのですよ。。。
そんなことがありましたァ~?
あったのですよ。。。 ん? そんな事を言っていた人があったのォ~? 僕には全く聞こえなかった。。。 つまり、真由美ちゃんは英会話を早くマスターしたいと思っていたから、耳が冴(さ)えていて、通りかったカナダ人の会話が耳に入ってきたわけですよ。。。 僕は、通り過ぎる人の会話など全く興味がないから、聞こえてないのですよ。。。 聞こえていたとしても、興味がないから記憶にないのです。。。
ところで、“I'm fresh out. ってぇ、どういう意味ですか?”
あれっ。。。 真由美ちゃんは忘れてしまったのォ~? 次のような意味ですよ。。。
Fresh Out
meaning:
The state of not having something
someone needs at a giving time.
The state of running out of something
just as someone needs/wants it.
example:
John: Hey, do you have any gum?
(あのさァ~、 ガム持ってるゥ?)
Matt: Sorry man, I'm fresh out.
(ごめん…、【全部 舐めてしまい】
きらしちゃったよ。)
思い出しましたわァ。。。 駄目ですねぇ~。。。 尋ねても、使わないものだから、すぐに忘れてしまうのですわァ~。。。
仕方ないですよ。。。 英会話は、気長にボキャブラリーを溜め込むことですよ。。。 すぐには上達しないからねぇ~。。。
ところで、どういうわけで、お股の花々を取り上げたのですか?
あのねぇ~、僕のお袋は食べることと、お風呂に入ることが好きなのですよ。。。 だけど、自宅のお風呂場で転んでから、ハートフル行田という介護施設に通所して、お風呂に入りに行くことにしたのです。。。
その事とお股の花々が関係あるのですか?
お袋は、“要介護5”でしたから、足腰が弱っていて 一人で入浴は無理なのです。。。 それで、僕が帰省して実家に滞在していた時に、“お股を洗いましょうねぇ~”と言って介護師のお姉さんが ちゃんとアソコも洗ってくれるのだよ、と感心したように話してくれたことがあったのです。。。
その事がデンマンさんにとって印象的だったのですか?
そうですよ。。。 僕は、お股まで他人に洗ってもらうようになったら、たぶん生きている意味がないので自殺するかもしれない、とその時思ったものですよ。。。 (苦笑)
でも。。。、でも。。。、デンマンさんは自殺には絶対に反対なのではありませんかァ?
そうです。。。 自分の命を粗末にすることは、僕にはできないのですよ。。。 幸いに これまで自殺をしようという気持ちは一度もなかった。。。 でもねぇ~、寝たきりになったりすることを想うと、その時には、自殺して早く楽になりたいと想うようになった。。。 すると、自殺もありではないかと。。。
マジで。。。?
このような事を冗談では言えませんよ。。。 でもねぇ~、まだ20年や30年は僕の足腰は丈夫ですよ。。。
だけど。。。、何が起こるかは予測できませんわァ~。。。
確かにそうです。。。 それで、僕のお袋は亡くなってしまった。。。 注意していても、亡くなるきっかけというのは、どこにでも転がっているものなのですよ。。。 ちょっと次の記事を読んでみてください。。。
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行田総合病院の理事長の挨拶には次のように書かれています!
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かけがえのない命を守る
病気の予防から治療、さらには介護や在宅医療の支援まで、
患者さま一人ひとりのニーズに応えられるサービスの提供が、
病院に求められるという考えから、医療・福祉の総合的な支援体制強化に注力。
現在では、介護老人保健施設ハートフル行田、在宅介護支援センター、
訪問看護ステーション、訪問介護ステーション、複合型介護保険施設心春(こはる)、
社会福祉法人壮幸会特別養護老人ホーム雅(みやび)を開設しています。
お気軽にお問い合わせください
TEL 048-552-1111
FAX :048-552-1116
〒361-0056 埼玉県行田市持田376
『行田総合病院の理事長の挨拶』より
そもそも、僕の母親が行田総合病院に
入院したきっかけとなったのは
「介護老人保健施設ハートフル行田」に入所していたときに
風呂場でころんで仙骨を骨折したことでした。
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老人保健施設ハートフル行田
〒361-0037 埼玉県行田市下忍1157-1
TEL:048-554-9700(問い合わせ)
FAX:048-554-9730
それが原因で、寝たきりのような状態になったのです。
母親の退所に関しての報告書は受け取ったものの
骨折の件に関しての報告は一切なされてない!
この報告書の作成者は担当看護師の瀧澤さんです。
当時、僕が行田にいたなら、当然、ハートフル行田の担当の介護師の責任を追及したと思います。
どう見ても“業務上過失致傷”なのです。
僕が行田に帰省したのは2016年10月19日でしたが
僕に会うのを楽しみにしていた母がハートフル行田から実家に帰ってきたのが10月18日。
しかし、その翌日、僕が成田に着いたときには、すでに行田総合病院に入院したあとでした。
担当の吉田医師は特に悪質な医師だとは思いません。
江戸川病院で医療事故を起こして逃げ回る医者と比べれば
ずいぶんましな医師です。
しかし、“事なかれ主義”に凝り固まっているようです。
日本の医療制度にそって 入院医療報酬が削減されないように
患者を安定状態にして速やかに退院させることに努めている。
高齢者は どうせ、まもなく死ぬだろうという高をくくった医療だけを施しているように見えた。
なぜなら、僕は治療の件で呼び出されたことはない!
カロリーと水分の補給に関して呼び出されたのだけれど、
要は、次の病院はどこにするのか?
話を聞いていると、それを決めるのが最重要の件だと思われた。
しかも、入院中に母は脳梗塞を起こしてしまった。
その時に吉田医師が脳外科の専門医・波多野医師に問い合わせたのです。
t-PAという脳梗塞に効く薬があるのだけれど、
それは高齢者には適さないという。
吉田医師とモニターでカルテを見ながら話したのだけれど、
そのカルテには「患者は高齢者で体力が落ちているので この治療はナンセンス」と書いてある。
この文章はまるで素人が書いたような文章です。
専門の脳外科の医者が説明する文章とは思えない。
カルテの書き方を医学部で勉強してきたのか?
人によっては、66歳は高齢者だと見なす人だっているでしょう!
脳外科の専門医ならば、少なくとも次のように説明すべきです。
患者は満90歳以上であり、会話もできず、
目を瞑ったまま病床についている。
しかも、経口で固形食物を食べることができず
点滴で栄養を補給しており、
かなり体力が落ちているのを
認めることができる。
よって t-PAの投与は不適切と思われる。
少なくともこのように書いて欲しい。
吉田医師に尋ねると脳外科の専門医の波多野医師は
患者に直接会って診ていないという!
吉田医師に「不適切」な理由を具体的に訊くと
高齢者の場合、t-PAは副作用があり、
一時的によくなっても他の部位で大出血をして
亡くなる可能性が高い。
それでt-PAを投薬しなかったという。
しかし、ネットで調べると、すぐに次のサイトに出会うことができる。
“おばあさんがよくなった!”
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2006年のある夜、10時頃のことでした。
その日の仕事がやっと終わった私は、SCU(脳卒中集中治療室)に向かいました。
緊急入院した90歳代のおばあさんが、重症患者用ベッドで治療を受けていました。
目は閉じたままで、名前を呼んでも返事がなく、右手足は全く動きません。
「ご高齢で、これだけ重症だと命を救えるかどうか……。うまくいっても寝たきりだろう」と思いました。
おばあさんは、ある薬の注射中でした。
新薬のt-PAです。
「ご高齢でしたが、発症から病院到着まで1時間と早く、『適正治療指針』(後で説明します)にも適合していたので……」と当直医が説明してくれました。
この患者さんのことが気になった私は、翌朝いつもより早くSCUに出勤しました。
大変驚いたことに、患者さんはベッドに座り、自力で朝食中でした。
担当看護師が「先生が帰られた後で、意識が急速に回復し、手足のまひもなくなりました」と笑顔で報告してくれました。
新薬t-PAの効果を心から実感した瞬間でした。
数日後に患者さんは退院、歩いて自宅へ帰られました。
『脳梗塞の新しい治療法』より
つまり、90歳代のおばあさんであっても回復するのです。
僕の母親も このおばあさんと同じような様態だった。
ところが脳外科の専門医である波多野医師も、内科医の吉田医師もこの事実を知らない。
要するに、二人とも自己啓発をしていない“事なかれ主義”の平凡な医者に過ぎない。
『行田総合病院と事なかれ主義』より
(2016年11月27日)
。。。で、どうして上の記事を持ち出してきたのですか?
あのねぇ~、上の記事にも書いたけれど、母親の退所に関しての報告書は受け取ったものの骨折の件に関しての報告は一切なされてなかった! 退所に関する報告書の作成者は担当看護師の瀧澤さんだったので、僕は彼女を電話で呼び出して、その事を追求したのですよ。。。
つまり、ハートフル行田の担当の介護師の責任を追及したのですか?
そういうことです。。。 僕には、どう見ても“業務上過失致傷”だとしか思えなかった。。。 “ハートブック”という家族との連絡帳があるのだけれど、そのノートブックにも事故に関する方向は一切書いてない!
それで、デンマンさんは事故報告書があるのかどうか追求したのですか?
そうです。。。 そしたら、瀧澤さんの上司の野辺ミエ子さんが代わって、“事故報告書”はご家族には提出してませんが所内ではファイルにしてあります、という返事だった。。。 「家族に報告しないのはどういうことか!」と僕はキレたのですよ。。。
それで。。。?
「一応 ご家族の方には口頭で説明申し上げました」と言うことなので、僕もキレて暴言を吐いたことを反省したのだけれど、その報告書をすぐに郵送してくださいといって送ってもらったのですよ。。。 それが次の手紙と報告書です。。。
加藤様
ご連絡頂いた事故報告書を遅(ママ)らせて頂きます。
ご確認頂き、ご不明な点等ございましたらお手数をお
かけいたしますが、ご連絡頂ければ幸いです。
平成29年2月22日 ハートフル行田
通所リハビリテーション主任 野辺ミエ子
あのねぇ~、誤解がないように言うと、「ハートフル行田」という老人保健施設は決して悪徳でいい加減な施設ではありません。。。 お袋が10日ぐらい入所している時に、僕は小百合さんと一緒にお見舞いに訪れた事もあって、所員の働き振りなども観察しているのですよ。。。
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この時はお元気そうですわねぇ~。。。
亡くなる2年ほど前でしたよ。。。 お袋を預けて ある程度安心していられる施設なのだけれど、やっぱり、どの施設も完璧というわけじゃない。。。 人間は不完全だから、やっぱり落ち度はあるのですよ。。。 例えば、上の手紙です。。。 小さな事だけれど、このような重要な通信文に当て字を書いている!
事故報告書を遅(ママ)らせて頂きます。
事故報告書を送らせて頂きます。
小さな事だけれど、こういう重要な通信文で、しかも3行ですよ。。。 どうして2度、3度と見直しをしないのか?
でも。。。、でも。。。、それは誰にでもある間違いだと思いますわァ。。。
でもねぇ~、場合が場合ですよ。。。 ムカついて裁判になるかもしれないと暴言を吐いた相手には、もっと慎重になるべきですよ。。。 しかも、事故報告書にも誤りがある!
事故報告書
認め印
施設長:島田 R委員会:品田 所属長:野辺
報告年月日: 28年9月3日
報告者: 横山 琴音
利用者氏名: 加藤 春江様 要介護度: 要介護5
利用状況: 通所
発生年月日: 28年9月3日 土曜日
発生時刻: 午前11時30分頃
発生場所: 一般浴槽 第一発見者: 横山 琴音
事故の種別: 転倒・転落
発生時状況
介助中 一般浴槽から段差を上がりきった所で
尻もちされた所を発見
発生直後の対応・処置
痛みの確認行うも訴え聞かれず、
手引きにて上がり湯希望にて
対応後 W/Cに座って頂き脱衣室へ移動。
フロアNS呼び外傷確認の為 立って頂くと
仙骨部より少量出血あり ゲンタシン、ガーゼ保護行う
事故の原因
● 脱衣室の利用者様を介助行っている際、
お一人で階段を上って来られ、
足をすべらせてしまった。
● 浴槽内まで付き添いした際
「出る時は呼んで下さいね」と伝えるも
呼ぶことがなかった
対応・対策
お一人で行える方だとしてもしっかり見守り行い
安全に入浴行えるよう職員が意識を高めていく
前回発生時期とその際の対策内容
(同様の事故を2回以上繰り返している利用者のみ記入)
リスクマネジメント委員会記録
上のどこに誤りがあるのですか?
僕のお袋の名前は春江ではなく、春恵なのですよ。。。 しかも、この間違いに認め印を押した管理職の3人が気づいてない! “めくら印”を押したのですよ! つまり、所員に気の緩(ゆる)みができている! 杜撰(ずさん)な管理体制だというしかない!
でも、それ以外は問題がないように見えますけれど。。。
問題がありますよ。。。 対応・対策の箇所を見てください!
対応・対策
お一人で行える方だとしてもしっかり見守り行い
安全に入浴行えるよう職員が意識を高めていく
僕のお袋は要介護5 で、所内でも最も介護が必要な利用者なのですよ。。。 その利用者に対して、事故があってから、“お一人で行える方だとしてもしっかり見守り行い 安全に入浴行えるよう職員が意識を高めていく”というのは、正に“業務上過失致傷”なのですよ。。。 当然、やるべきことをやってなかったのだから。。。 真由美ちゃんも、そう思いませんか?
そうですわねぇ~。。。 で、デンマンさんは裁判に持ち込むのですか?
裁判に勝ったとしても、亡くなった人は生き返りませんからねぇ~。。。
でも。。。、慰謝料が入るでしょう?
お金が欲しいわけじゃないからねぇ~。。。
じゃあ、どうして、こうして記事にまで書くのですかァ~?
2度と こういう間違いをして欲しくないからですよ。。。 それに、この記事を読んでいるネット市民の皆さんに、もし介護の必要な高齢者がご家族の中にいたら、介護施設の間違いが元で死期を早めないように注意してもらいたいと思うからです。。。
(すぐ下のページへ続く)