デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

肝つぶし

2023-11-08 03:05:40 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

肝つぶし

 


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デンマンさん。。。、あんこう の肝をつぶして食べたのですかァ~?


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ぜひ食べてみたいと思うけれど、残念ながらこれまで一度もその機会がありませんでした。。。

 


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上の鍋料理は見ただけでも食べたくなるでしょう?



おいしそうですわねぇ~。。。デンマンさんがまだあんこうの肝鍋を食べてないなら、どういうわけで肝つぶし を取り上げたのですかァ~?

昨夜、たまたま三遊亭圓生の『肝つぶし』を聴いたのですよ。。。

 


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肝つぶし

 

肝つぶしは、古典落語の演目のひとつ。
胆つぶし、肝潰しとも表記される。

「肝をつぶす」という慣用句(=大きく驚く意)をフィーチャーした噺。

もとは上方落語の演目で、のちに同じ演題で東京に伝わった。

主な演者に上方の3代目桂米朝、2代目桂ざこば、東京の6代目三遊亭圓生などが知られる。

 

あらすじ

男が、病気で寝ている友人(上方では「ヨシマ」こと吉松、東京では「タミ」こと民吉など)の見舞いに友人宅をたずねる。
友人が「この病気は医者でも治せない『恋わずらい』だ」と告げるので、男は思わず吹き出す。
男が詳しく訊きただすと、友人は以下のような経緯を語る。

友人はふんどし用のサラシを買うために呉服屋をたずねるが、先客がおり、番頭に長く待たされる。
友人がしびれを切らせて帰りかけたところ、奥から出てきた店の娘にひと目ぼれをする。

娘は友人に、「お詫びに反物を差し上げます」と話す。
友人は「自分にはそれを服に仕立てることができる妻も母親もおらず、それはかえって困る」と言って断る。

娘は「では、服を仕立てさせ、あとでお届けします」と約束する。
しばらくして、裏長屋の友人宅に娘がやって来る。娘は身をかくすように戸を閉めきり、「番頭によって望まない縁談が進んでおり、店を飛び出してきたものの、行くところがありません。ここでかくまっていただけないでしょうか」と友人に取りすがる。

ひとつしかない布団にふたりでくるまっていると、番頭が店の者を連れて友人宅の戸を破って押し入って来て、娘を連れて行ってしまう。

「そこで、ふと目を覚ました」
「なんだ、その『目を覚ました』というのは」
「すべて夢だったのだ」

友人が医者に聞いたところによれば、「夢の中の女に惚れて寝付いた場合は、年月そろって(=生まれ年と生まれ月の十二支が同じに)生まれた女の生き肝を煎じて飲めば、何もかも忘れる」のだという。
ただし「人ひとりを助けるために別のひとりを殺すなどということは医者にはできない」と、断られてしまったという。

男は帰り道に、母が「妹のお花は年月がそろっているので、誰にも言ってはならない」と言っていたことを思い出す。

男は家に帰り、お花と夕食をとりながら友人の病気について報告するが、お花の生き肝があれば友人が快癒するかもしれないことを話せず、思いつめる。

夜ふけ、男は包丁を研ぎ、お花が眠っている枕元へ向かい、お花の胸に包丁を付きつけて、独白する。
「思えば俺は、両親に早いうちに生き別れ、あいつの親父に引き取られて、3人できょうだい同然に育った間柄だ。あいつの親父には、自分が盗みを犯した際に代わりに牢獄に入ってくれて、地獄のような罰の身代わりになってくれた恩がある。妹を殺してまであいつを助ける義理がなくても、あいつの親父が亡くなった今では、恩を返す相手はあいつしかいないのだ。生き肝を飲ませた後は、効果の有無にかかわらず、俺もお花の後を追う」

男の頬から伝った涙が、お花の顔にかかり、お花は目を覚ます。
目の前に包丁をかざした兄がいるために、お花は大きく驚く。

男は「これは素人芝居の稽古で、寝ている女を殺す男を演じることになったのだ」と言ってごまかす。
お花は「本当に、肝をつぶしたわ」とつぶやく。
それを聞いた男は、

肝がつぶれた? ああ、それでは、薬にならない




出典: 「肝つぶし」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



あんこうの肝とは全く関係ないじゃありませんかァ~!



でも、肝には変わりないでしょう。。。それに、この噺では「肝」がオチに使われている。。。

「オチ」って何ですか?

あのねぇ~、落語は、基本的にマクラ、本題、オチの3つで構成されてるのですよ。。。マクラは、本題が江戸時代の古典で、現在の人には良く分からない行事や、習慣や、言葉が出てくる場合に、それを分かりやすく説明する部分で、それから本題に入るのです。。。本題にかかわる世間話をする場合もあります。。。「オチ」は噺の最後にどっと沸かせて高座を降りていく瞬間がオチです。。。オチには次の表な種類があります。

 


■逆さ落ち(さかさおち)

噺の結末で、冒頭のときより、物事が反対の結果になってしまったり、立場が逆転してしまうことです。
代表的な演目は子供にせがまれて買った凧で親の方が夢中になってしまい、子供に呆れられる「初天神」。

 


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■仕込み落ち(しこみおち)

落語のオチの醍醐味を最も味わえる、オチです。
前半で、オチに対する複線を含ませながら、噺を進め、後半に前半で仕込んだ複線を踏まえつつ、オチに向かいます。
代表的な演目は「時そば」「壷算」など、代表的な落語の演目の多くが、この仕込み落ち。

 


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■仕種落ち(しぐさおち)

噺の結末の仕草ですべてを語る、演技力が必要なオチ。
最後、オチをどういった形で持っていくかが、その噺家の力量が問われます。
代表的な演目は「死神」。この「死神」オチの分類は仕種落ちで統一されるのですが、演じる個々の噺家によって、その仕草が様々あるというちょっと変わった演目です。

 


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■他のオチ

一瞬考えてから、にやりとさせられる「考えオチ」。
くだらない駄洒落がオチになっている「地口オチ」。
最後の一言である意味、強引に途端に結末に持っていく「途端オチ」。
あっと驚く! 意表をつく物に見立たり、勘違いででおこる面白さで落とす「見立てオチ」。



 



上の『肝つぶし』のオチは どの種類ですか?



「地口オチ」だと思いますよ。。。つまり、駄洒落、言葉遊びです。。。生き肝を煎じて飲めば、何もかも忘れるのだけれど、妹が肝をつぶして(肝を踏んずけて)しまっては、煎じて飲めないので薬にならない、というわけです。。。

オチのない話もあるのですか?

あります。。。人情噺にはオチがないものが多い。。。例えば、『文七元結』などは、そのよい例です。。。

 


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。。。で、デンマンさんはオチのある話の中で どういうわけで「肝つぶし」と取り上げたのですか?



実は、僕もかつて「肝つぶし」のように駄洒落で終わる「地口オチ」の噺を作ったことがあるのですよ。。。

ぜひ、聞いてみたいですわァ~。。。

じゃあ、ここに書きだすので読んでみてね。。。

 


はなし


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ちょいと、わいのはなし、聞いてえな。

どないしたんや?

昨日、警察署へ行ってきたんや。

どないしてん?盗みでもやらかしたんか?


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そんなケチなことやらかすかいな。

銀行強盗か?

ちゃうわい。殺人事件のことでな。

さ、殺人、殺人事件? お前、そんなだいそれた事したんか?


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チャウチャウ。わいが人を殺せるわけないやろ。

それもそうやな、お前のような気ィの小さい奴が人を殺せるわけないなァ。

わいのこと、そないに気ィが小さいと思うてんのかァ~?

まあ、いいがな。それでどないしてン?なんで警察なんぞに呼ばれたんや?

だから、ゆうたやろ殺人事件やて。

でもお前、やらんやったんやろ?

やらん、やらん。人など殺すかイナ。

それがどうして殺人事件と結びつくんかいな?

わいに嫌疑がかかったんや?

警察は、お前がやったんやと思うとんのか?どないして?

たまたま被害者が最後に会(お)うたんがわいなんや。

被害者って誰なんや?

それが、わい、よう知らん人なんや。

よう知らん?それなのに、どうして警察がお前を呼んだりすんのや?

わいの名前と住所を書いた紙切れがハンドバックから出てきたんやがな。

ハンドバック?お前、被害者というのは女か?

そうなんや。

若いんか?

若い。まだ30になっとらんやろ。

それで、どないなんや?その人別嬪(べっぴん)か?

それが、ごつうーィ別嬪なんや。

 


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うそつけー!お前の知り合いにそんな別嬪いやへん!

だから、言うたやろ。わいのよう知らん人やて。

そのよう知らん人がどうしてお前の名前と住所を書いた紙切れを持っていたんや?

わいが一ヶ月前に実家に帰ったのん知ってるやろ?

ああ、そういえばお前、帰ってたな?金をせびりに行ってたんやろ?

何を言うてんのや?金などせびりに行くかいな。わいな、おかァはんの病気見舞いに行ったんや。

実家で、その女の人に会(お)うたんかいな?

実家とちゃゥ。駅でな。わいの帰りがけに駅で会(お)うたんや。

 


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お前、また妙なことをしたんやろ?おいどを触ったり。

ばか言うな。そんな嫌らしいことするかいな。

 


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それで、どないしてその女の人と知り合(お)うたんや?

それがな、わいが駅のフォームでぼんやりとタバコを吸うとるとなァ、「あのう、もうし。。。」と話しかけてきたんやがな。

それで。

「あのう、見ず知らずの人に、つかぬ事をお願いするようで心苦しいのですが、わたくし、路銀が少なくて困っております。もし、お差し支えなければ今夜の宿賃ほど、お貸し願えないものでしょうか?」 こう言うンやがな。

そうか?しかし、初めて会(お)うたんやろ?あまりにもあつかましいがな。

そう思うやろ。わいも、そう思うたんやがな。しかしなあ、その人、ごつーイ別嬪やがな。わいが今まで見たうちでも飛びぬけて別嬪なんや。しかも、悪気のある人には見えへん。なんかこう、ほんまに困っとる様子なんや。

お前、別嬪に弱いんや。そら、だまされたんやで。

わいも、そのこと考えたんや。けどな、断るに断れないような風情があってな。

それ程別嬪かァ?

そうなんやがな。よう昔、話に天女(てんにょ)というのが出てくるやろ。わい、これまでに天女と言うのはどんな女の人だろうと思ったことが何べんもあった。それが、その人を見た時に、なぜか知らん、わい、天女というのは、こういう人のことやと、そう思うてしもうたくらいや。そのぐらイごつーィ別嬪やがな。

そうなんかァ~。わしもその時お前と一緒に実家に行くべきやったなあ。

何をあほなこと言うてんねん。一緒に行ったかてしょうもないやろ。

それでどうしたんや?

わいなァ、ちょうど昔話の中に出てきよる、ちょっと抜けた人のようにな。お金のことなど、もうどうでもいいような気になってしもうたんや。とにかく、世にも不思議な人に出会っているような気ィになってしもうたんや。それでわし言うたんや。「一万円ぐらいでよければ貸してあげてもいいんやけど。。。」

一万円?一万円か?お前、百円でもわしに貸す時には出し惜しみするやないか?それが見ず知らずの人に一万円か?

そうやがな。そういう気ィになってしもうたんや。

ああァ、あほくさ。それで、一万円貸したんか?

そうなんや。戻ってこんやろなァ~とは思うたで。そやけど、世にも不思議な人と出会(お)うた気ィになって、一万円の値打ちがあると思うたんや。

それで別れてしもうたんか?

そうなんや。でも別れる前に言うたな。「あのう。お名前とご住所を控えさせていただきたいのですが」 どうせ書いたって、戻ってコンとは思うたけれど、せっかくそう言うもんだから、わい、書いたんや。

それが、ハンドバックの中から出てきよったわけか?

そうなんや。

それで警察署でどうしたン?

とりあえず、被害者がわいの会(お)うた人と同一人物かどうか確かめるというてな、死体置き場までわいを連れて行きおった。

 


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それで死人を見たんか?

そうなんや。あまり見とうなかったな。でも、警察の言うことやからな、さからエン。

そいで?

ィやあ、死に顔もきれいヤッタでェ。ちィっとも死んでいるとは思えなんだ。

それで何かァ、お前、裸の全身を見たんかァ?

何で裸なんや?

そやかて、死体置き場には裸にしておいて置くんやろ?

そうなんか?

そうなんか、って。裸やったんやろ?

裸やったんかも知れん。でも白い布で覆われていたから、顔だけしか見えヘンかったでぇ~。

なんや。詰まらんな。それじゃあ、一万円の価値ないがなァ~。

何もストリップ見ィにいったんと違うでぇ~。

 


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それはそうや、警察の人と一緒やからな。でも貸した金は何らかの方法で返してもらわんとかなわへんでェ。それで、どうしたんや。それだけか?

警察の人がなァ、「どこか変わったところがないか」聞くねん。

変わったところがあったんか?

いいや、ちょっと見ただけでは分からんかった。

ということは、あったんやな。変わったところが。

そうなんやがな。

どこがァ、変わってたんや?

それがなあ、前歯が一本欠けてたんや。歯が一本なかったんや。つまりな、はなしだったわけや。

はなし?

そう、はなしや。

なにか?この「はなし」をわしに聞いてほしかったというわけか?

ははは。そうなんや。これがわいの「歯なし」や。

あああァ~、アホくさァ!


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『デンマンのはなし』より
(2018年12月1日)





【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたは、デンマンさんの「はなし」を読んで 面白いと思いましたか?

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」

あなたは、そのような強い口調で わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわ。。。

ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!

 


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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?

わかりましたわァ。。。

では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。

日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。

次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された

定慧出生の秘密

藤原鎌足と長男・定慧

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?



ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。

興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。

 


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『潮吹き』

『ヨッパライが帰ってきた』


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『後家殺し』

『奇想天外』

『下女のまめは納豆』

『オペラミニ』

『三角パンツ』

『サリーの快楽』

『ラーメン@ゲブゼ市』

『安心できない@病院』

『ブルマー姿@自転車』

『女性の性欲研究』

『頭のいい馬』


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『トランプ@マラウイ』

『きれじ』

『コッペパン』

『くだらない話』

『大蛇が破裂』

『グルーヴ』

『タスマニアデビル』

『女と反戦』

『裸女に魅せられ』

『素敵な人を探して』

『カクセンケイ』

『博士の異常な愛情』


(teacher9.jpg)

『パレートの法則』

『こんにちわ@ブリュッセル』

『いないいないばあ』

『食べないご馳走』

『10分間に900件を越すアクセス』

『5分間に340件のアクセス』

『縦横社会』

『村上春樹を読む』

『パクリボット』

『露出狂時代』

『露出狂と反戦』

『オナラとサヴァン症候群』

『検疫の語源』

『共産党ウィルス』

『馬が合う』

『オックスフォードの奇人』

『風馬牛』

『未亡人の苦悶』

『群青の石deロマン』

『露出で検索』

『テレポーテーション』

『露出狂』

『第6感』

『大邱の読者』

『無重力の性生活』

『純子さんのクローン』

『肥後ずいき使用感』

『アナスタシア』

『地球よりも10万年も進んだ文明』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)




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(hiroy2.png+betty5d.gif)
『HIRO 中野 せどり スパマー』

 


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事



平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
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Jagel - Soft Japanese Bagel
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(byebye.gif)

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エロマンガ史

2023-11-08 02:02:52 | エロいけれどためになる

 

エロマンガ史

 


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エロ漫画というジャンルには意外と知られていない事実がある。...90年代中期以降、女性作家が増加し、雑誌によっては描き手の過半数が女性作家というケースもあること。 ...多くの人気漫画家にエロ漫画の制作経験があること。

 (中略)

生者必滅の理というべきか、70年代中後半に盛りを迎えた三流漫画にも、やがて凋落の時がやってくる。
原因はいくつかある。 まず、雑誌の数自体が過飽和状態に陥り、作品の量を確保するために質が低下したことが考えられる。 人気作家は無理な量産(月産300枚!)を行い(あるいは行わされ)、それでも間に合わなければ、以前ならば掲載されなかったような凡作、新人の穴埋め原稿、人気作家の旧作品を掲載してページを確保する。 そんなことをやっていれば読者が離れても不思議ではない。

もう一つは規制の波だ。 ...『エロジェニカ』摘発は、編集長がテレビの深夜番組『11PM』で当局を挑発したからだという説がある。

 


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たしかにありうる話だが、前後の推移を見れば遅かれ早かれどこかが見せしめ的にやられることは自明だったはずだ。 取締当局及び規制推進陣営の目的は自販機とビニ本というゲリラ的な出版物を抹殺することだった。...これは自販機オンリー、あるいは販路の一部を自販機に頼っていた三流劇画誌にとっては大きなダメージになった。

 (中略)

元々が零細出版社が目先の現金を獲得して、今日を生き延びるための手段だった。 大きなビジョンを描くとか、出版革命を起こそうとか、戦略的にどうこうというレベルではない。 単純にいってしまえば、原稿料の安い漫画家と安い月給の編集者でコストを切り詰めた雑誌を作るというだけの話だ。 ...衰退の理由は他にも様々あったろう。 どれもが致命的だったというよりは、複合的にそれぞれが「効いた」のだと思う。 ...とはいえ、エロ劇画自体が消滅したわけではない。 御三家やそれに連なる「インテリ」系が減少し、漫画読みの読者が離れ、全体的に縮小しても、そこには残存者利益が発生する。 ...当然ながら作家も生き残っている。

生き残っているだけではなく、突如、再ブームになって、新刊が出るわ、復刻版は出るわで、オールドファンを熱狂させ、無能な評論家を「な、なんで今頃」と慌てさせることになってしまった。

中でも有名なのが90年代後半のケン月影ブームだろう。

 


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ほとんど月刊ケン月影の勢いで怒涛のように刊行された。 このブームの余波か、エロ度をアップした青年劇画誌の老舗『プレイコミック』(秋田書店)に登場し、なおかつ看板作家として同誌を牽引することになってしまったのである。...評論家やインテリが評価しようがしまいが、生き残るものは生き残る。

 


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 (中略)

こうして見てくると、これまで美少女系エロ漫画が追求してきた、性とエロスにかかわるメンタルな部分を、成人向けではない萌え系やオタク系と呼ばれる漫画がフォローしていることが理解できる。

ここでは、漫画に限って見てきたわけだが、性器と性交を遠ざけつつ、男女の恋愛感情から、フェティシズム、サドマゾヒズム、同性愛、トランセクシャルといった多角的な欲動までを含む「エロス」への傾斜は、ライト・ノベルやゲームの世界にも見て取ることができるだろう。 「萌え」の中核には「エロス」があり、その上に何重もの要素が重ねられ、欲動の形は韜晦されてはいるといえ、「萌え」を描き、「萌え」に享楽を見いだすことはエロチックな生産と消費の作業なのである。

 (中略)

重要なのは区分や定義ではない。
何が自分にとって気持ちいい表現なのかということだし、自分の脳内楽園をもっとも活性してくれるものは何かということである。


(注: 赤字はデンマンが強調
写真とイラストはデンマン・ライブラリーより)




3ページ、 62-64ページ、 250-251ページ
『エロマンガ・スタディーズ』
(「快楽装置」としての漫画入門)
著者: 永山薫
2006年11月3日 第1刷発行
発行所: 株式会社 イースト・プレス


 




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デンマンさん。。。あんさんはネタがきれてきやはったのでオシモの話題にしやはったん?


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いや。。。ちゃうねん。。。話題ならば掃いて捨てるほどあるねん。

それやのに、どうしてオシモの話題を選びやはったん?

めれちゃんはエロマンガを読まへんのか?

たまには読むことがあるわ。。。そやけど、パーマをかけてもろうてる時とか。。。時間つぶしに眺める程度ですねん。。。で、あんさんはどないな訳でエロマンガなどを取り上げはったん?

あのなァ~、久しぶりにジューンさんのブログを覗いてみたら次の対話に出くわしたのやがなァ。

 



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ローティーンの女の子が初めて恋をして自分をシンデレラに重ねて甘い夢にひたっているような。。。うししししし。。。ジューンさんも年に似合わずに意外にメルヘンチックなイメージに憧れているのですね。


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デンマンさんは、上のようなイメージを少女趣味と言うのですか?

そうですよう。。。ローティーンの女の子が夢見るような。。。そんなイメージでしょう?!。。。ジューンさんだって、そう思うでしょう?うへへへへへ。。。

デンマンさんは、やっぱり浦島太郎になっているのですわね。

ん。。。? 浦島太郎。。。? なんで急に浦島太郎が出てくるのですか?

デンマンさんは最近の日本のローティーンの女の子がどのようなイメージに馴染(なじ)んでいるのか知らないのですわ。

ん。。。? 。。。で、ジューンさんは知っているのですか?

もちろん知っていますわ。

最近の日本のローティーンの女の子は、いったい。。。、いったい、どのようなイメージに馴染んでいるのですか?

次のよな漫画を見て育っているのですわ。

 


(comic12.gif)

 



あれっ。。。ジューンさんは、よく知っていますねぇ~!?



デンマンさんは、マジでご存じなかったのですか?

もちろん、知っていましたよう。

でも、時代遅れな、古臭い“少女趣味”を持ち出してきましたわ。

あのねぇ~、たとえ、時代遅れで、古臭くても、“少女趣味”は少女趣味ですよう。

デンマンさんの“少女趣味”は、20年以上前の少女趣味ですわ。

でも、ジューンさんにも僕の言おうとしていることは分かるでしょう?

それならば、“少女趣味”なんて言わないで、メルヘンの古典と言って欲しいですわ。




『ジューンさんのブログ (2010年6月25日)』より


 



ジューンさんとの対話がどうやというの?



あのなァ~、わてが知っている“少女趣味”が古いのであれば、最近の“少女趣味”というのは美少女系エロ漫画のことに違いないと思うたわけやァ。 めれちゃんかてぇ、少女コミックのような画像を見て育ったのやろう?

あんさん!。。。勝手な事を言わんといてぇ~なァ。 少女コミックもすでに古くなってますねん。

さよかァ~。。。でもなァ、めれちゃんは次のように言うてたでぇ~。。。

 


「エログロナンセンス」の

時代特有の、

妖しげな表現に

魅せられました。


2007-04-13 13:53

 


(renge94.gif)

&nbs;

デンマンさん
わたしの言う「エロい」は、
やはり少々お下品だったかな?
この表現って、
わたしにとっては「ギャグ」に近いんですよ
わたしは関西人のなかでも特に?
ウケをねらう傾向が強すぎるものでして、
必要以上に自分をコミカルにデフォルメするという、わるーい癖があるんですよね

で、回答へとまいりますね。。。

江戸川乱歩全集に関してですが、
とにかく横尾氏のイラストが、
エロチックだったのです。
幼いころから、女性の肉体の美しさに
強烈に魅了されていたわたしは、
偉大な画家たちの描く裸婦や、
女性のヌード写真を見て
「わたしも早くこんな風にキレイになりたいなあ!」
と、成熟へのあこがれを強く感じていました。

乱歩の作品自体については、
「エログロナンセンス」の時代特有の、
妖しげな表現に魅せられました。

 


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「人間椅子」での、愛する女性のソファに、自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、
「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、
それはむしろ、純粋なものすら感じました。

そういえば…
乱歩の時代のことが知りたくて、
おばあちゃんに
(今は亡き愛するおばあちゃんです!)
「見世物小屋行ったことある?」
「衛生博覧会って、どんなんやった?」
などと、聞きまくっていたものです

「チャタレイ夫人の恋人」ですが…
ぶっちゃけエロい箇所の拾い読み、
というのが事実です!
だってねえ…あの小説の大半は、
ロレンスの思想の
展開だと思いませんか?

小学生のわたしに、
そんなものを理解できるような
知性も理解力もなかったっす…
で、大人になってから
読み返したのですが、
森の番人の野卑でありながらも、
深い洞察力に満ちた性格に、
恋愛感情にも似た気持ちを感じました。
おまけに、セックスは上手ですしね(キャー!)

女性が自らの性欲を恥じる必要など
ないということを、
わたしは少女時代に、
あの小説によって知ったのかもしれませんね。

フロイトも、ヒステリーの原因は、
性的欲求不満であると、言ってましたよね?
セックスとは、
愛を基盤とした自由なものであるべきだと、わたしはずーっと信じてます!

 

by レンゲ




『おばさんパンツ』より
(2007年10月6日)


 



でも、これは少女コミックと関係あらへん。 しかもこれは、わたしやのうてぇ、レンゲさんが書きはったモンですう。



うん。。。確かにサインを見るとレンゲさんやァ。。。わては思い違いしとったわ。

あんさんは、上のレンゲさんの手記を持ち出してきやはって、わたしとエロい画像とを結び付けようとしやはったん?

うししししし。。。めれちゃんにも分かるか?

あんさんの考えてることぐらい、わたしにはすぐに分かりますがなァ。

さよかァ?

あんさんとの付き合いも丸7年になりますさかいに。。。

さよかァ?

つまり、わたしを貶(おとし)めようとして「エロマンガ史」というタイトルをあんさんは付けはったのやろうけど、当てが外れましたなァ~!?

いや。。。めれちゃんを貶めようとしてエロマンガを持ち出してきたわけではあらへん。 三流漫画は廃(すた)れているけれど、「評論家やインテリが評価しようがしまいが、生き残るものは生き残る」というのを読んで、なるほどと思うたのやがなァ。

それで生き残ったエロマンガって、どないなものやのォ~?

次の箇所をもう一度読んでみィ~なァ。

 


生き残っているだけではなく、突如、再ブームになって、新刊が出るわ、復刻版は出るわで、オールドファンを熱狂させ、無能な評論家を「な、なんで今頃」と慌てさせることになってしまった。

中でも有名なのが90年代後半のケン月影ブームだろう。

 


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この部分を読んでなァ、わてはハタっ!と思い当たるものがあったのや。



何を思い当たりはったん?

あのなァ~。。。おぼろげながら、わてはケン月影という名前を記憶しておったのや。

どないな訳で。。。?

日本へ帰省すると、わては「まんが喫茶 みるみる」でインターネットをしたものなのや。

そこで記事も書きはったん?

そうなのやァ。。。そして帰りに「お持ち帰りコーナー」でマンガ本や週刊誌をパラパラとめくって気に入ったモノを持ち帰ったのやァ。。。

 




「ミルミル」の入り口の近くに『お持ち帰りコーナー』があるのですよう。

 


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このコーナーに、古くなった漫画や週刊誌が並べられて置いてあるのですよう。それを「ミルミル」を利用した人は帰りに自由に持ち帰ることができるのですよ。


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分かりましたわ。その時、デンマンさんが取り上げて、パラパラとページをめくっている時に「おばんざい」の記事に出くわしたのでござ~♪~ますわね?

そうじゃないのですよう。僕は漫画や週刊誌は、ほとんど買う事がないのですよう。でも、無料で持ち帰っていいと書いてあるので、社会勉強のつもりで僕は何冊か持ち帰ってきたのですよう。

分かりましたわ。それで、ご実家に帰って、週刊誌をめくっていたら「おばんざい」に出くわしたのでござ~♪~ますわね?

違うのですよう。実家で週刊誌をめくって読んでいる暇がなかったのですよう。

それで持ち帰った週刊誌を捨ててしまったのでござ~♪~ますか?

いや、捨てませんでしたよう。せっかく持ち帰ったのだから、カナダに戻ってから読もうと思って、僕は旅行カバンの中に入れたのですよう。

つまり、バンクーバーまで持ち帰ったのでござ~♪~ますわね?

そうですよう。

要するに、デンマンさんはバンクーバーのマンションで、しばらくぶりに時間ができたので旅行カバンから週刊誌を取り出して読んだ訳なのでござ~♪~ますわね?

違いますよう。

読まなかったのでござ~♪~ますか?

もちろん読みましたよう。

だから、どこで読んだのでござ~♪~ますか?

週刊誌なんて、わざわざ時間を作ってまで読むものじゃない、と思っているから、僕は机に向かって読んだわけではないのですよう。

。。。んで、どこで読んだのでござ~♪~ますか?

せっかく、バンクーバーまで持ってきたのだから捨てるのはもったいない。それで、僕はトイレに入っている時に読もうと思って、手の届くところに何冊か積み上げておいたのですよう。

それで、半年以上も経ってから、ようやくその一冊を取り上げて、ウンチをしながら読んだと言う訳なのでござ~♪~ますか?

うへへへへ。。。実は、そうなのですよう。




『おばんざい(2008年8月4日)』より


 



そいで、持ち帰った中に『漫画プラザ』という漫画雑誌があったのやァ。

 


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あらっ。。。エロマンガ雑誌やないの!?



そうなのやァ。。。その時は、こういう雑誌が日本で発売されていると思いながら手にとってパラパラとめくっていたのや。

それで、どないな漫画があんさんの目に留まりやはったん?

次の漫画やがなァ~。。

 


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あらっ。。。マジでエロいやないのォ~!



めれちゃんも、そう思うか?

誰かて上のマンガを見ればエロいと思いますやん。

さよかァ~?

それで、あんさんは上の雑誌を持ち帰りはったん?

そうなのや。 しかもバンクーバーまで持ち帰ったのやがなァ。。。そいで、この記事を書くのでマンガ作家の名前を確かめたらケン月影と書いてあったのや。

。。。で、上のマンガの何がそれほど、あんさんの気に入りはったん?

 


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あのなァ~。。。尻の描き方を見た時に、わては英文法の先生を思い出したのやがなァ。。。

 


自由で開放的な

授業の雰囲気




英文法の先生で、とてもユニークな先生が居ましたよ。ユニークと言っても、このエピソードがあったから、僕はこの先生がユニークだと思うようになったのですよう。寺田先生と呼ぶ事にします。僕は名前を忘れてしまったのですよ。思い出せません。まだ入学して日の浅い頃でした。春から夏になる頃の話です。



その寺田先生は女性でござ~♪~ますか?

もちろん、男の先生ですよ。女性の先生は一人も居ませんでした。当時、埼玉県の有名校は別学だったのですよ。熊校(県立熊谷高校)は男子校でした。

その先生は、どのような感じの先生でござ~♪~ますか?

山岳部の顧問をしている先生でした。また、油絵を描くのが趣味でしたよ。どちらかと言えば寺田先生は、あまりパッとしない先生なのですよ。40代だったでしょうか。。。山岳部の顧問と言う響きから山男か?というと、そういう印象でもない。がさつな感じでもない。そうかと言って繊細で洗練されている印象でもない。ざっくばらんで自然体、と言う感じでしたね。

。。。んで、どのような事があったのでござ~♪~ますか?

いつものように、とりわけ変わった事もなく授業は進んでいったのですよ。僕は、寺田先生の教え方がうまいと思った事もなく、とりわけ魅力的な授業をする先生だ、と思ったこともない。いわば、いつもどおりにマンネリ化した、興味のあまり感じられない授業を進めていましたよ。

それで。。。?

ふと、先生は窓の外に眼をやったのですよ。当時の校舎は木造で、僕のクラスは学校で最も古い昭和の初期に建てられた木造平屋の教室だったのですよ。寺田先生は、しばらく黙って外を見ていた。生徒の幾人かは、オヤっと思って先生の目線の行き着くところを見定めるような風でした。でも、ほとんどの生徒は無関心に教科書を見たりノートに落書きをしているようでした。僕は先生が何を見ているのだろか?と思って窓の外を見たのだけれど、僕の座席からでは窓の外の風景は垣根と空だけしか見えない。

それで。。。?

先生は、感極まったように言ったものですよ。

“う~~ん。。。

いい尻をしているなあぁ~”


つまり、先生は窓の外を通る女性を眺めていたのですか?

そうですよ。生垣(いけがき)の向こうは砂利道になっていて、そこを女性が歩いてゆくのが見えたのでしょうね。僕の座席からでは人が通る様子は全く見えないのですよ。先生は窓辺に立っていたから見えたのでしょう。

それで。。。?

“オイ、いいケツだとよォ~” クスクスっと笑って、僕の後ろに居た原島君などは、ポルノ雑誌を見たようなエロい笑いをもらしながら、僕の背中を小突(こづ)いたものですよ。教室の、そこここで、くすくす笑いが起こりました。先生も皆に聞こえるような声を出した事に初めて気づいたかのようにニヤニヤしながら、教壇の方に歩いてゆきました。

デンマンさんは、どう思ったのでござ~♪~ますか?

女性の尻を見て、その素晴しさに感極まるような感嘆を漏らす人が僕以外にもやっぱり居るものだ、と僕は半ば同志に巡り会ったような気持ちでしたよ。

つまり、高校1年生のデンマンさんは、すでに女性のお尻を見て“う~~ん。。。いい尻をしているなあぁ~。。。”と、感嘆したことがあったのでござ~♪~ますか?

ありましたよ。声には出さなかったけれど、まさに声に出てしまうほど感嘆したことが何度もありましたよ。

。。。んで、そのように感嘆してしまう素晴しいお尻って、一体、どのようなお尻なのでござ~♪~ますか?

これは個人、個人によってだいぶ違うと思うのですよゥ。美意識の問題ですからねぇ。でも、卑弥子さんが僕にマジで尋ねるのならば、僕はシャロンさんの次の写真を見せる他に思い浮かびませんよう。

 


(2004ft.gif)

 



うふふふふ。。。このようなお尻が素晴しいのでござ~♪~ますか?



卑弥子さんは、同性として何か感じるものはないのですか?

確かにシャロンさんは、きれいな方だとは思いますわ。でも、特にお尻に魅力を感じる事はござ~♪~ませんわ。

そうですかぁ~。。。でも、着こなしがセクシーだとか。。。そのように思うことはありませんか?

う~♪~ん。。。確かに、着こなしが洗練されていると思いますわ。でも、芸能人の写真を見るようで、身近な美しさを感じませんわ。

なるほどねぇ~。。。そういうものですかぁ~。。。確かに人体の一部に感じる魅力は人によって違うのでしょうね。寺田先生も、クスクス笑う生徒を見て次のように言ったものですよ。

“まだ、君らには分からないかもしれないなぁ~”

「いえ、先生、僕には分かりますよ」 僕は手を上げて寺田先生に、そう言いたい衝動に駆られたものですよう。

そのようなエピソードがあったので、デンマンさんは寺田先生がユニークだと思うようになったのでござ~♪~ますか?

そうですよ。思っていても、なかなか生徒の前で口に出せるものではないですよ。それを自然体で感嘆し、自然に口に出す。凡人には、なかなかできない事だと僕はその時に思ったものですよ。考えてみたら、寺田先生は油絵をやりましたからね、当然デッサンなどで女性のヌードを描いていたと思うのですよ。

つまり、生垣の外を歩く女性を、寺田先生はヌードをデッサンするような目で眺めていたと。。。デンマンさんは、そう思うのでござ~♪~ますか?

 


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そうですよ、常日頃から美術的に女性の美しさを見出そうとしているような習慣ができていない限り、授業中に窓から見えた女性の尻の美しさに感嘆できる人はまず居ないですよ。しかも、生徒の前で、自然に感嘆の言葉を漏らすのですからね。



その事がデンマンさんには、とっても感動的だったのでござ~♪~ますか?

そうですよ。




『あっちかち (2008年3月25日)』より

『美尻(2011年9月9日)』にも掲載


 



つまり、マンガの女性の美尻があんさんの眼を惹きつけはったのね?



その時には、別に意識せんかったけど、今思い返してみるとケン月影の描く女性の尻と、わての美意識に共通するものがあったのやろなァ。

 


(phryne85.gif)

 



わてがこのデッサンを描いたのはカラーモニターが普及する前やったから15年ほど前のことやねん。



マジで。。。?

わてがまだ日本語で記事を書く前やった。

ホンマかいなァ~?

その証拠があるねん。

 


(phryne2.jpg)

"Phryne"

"Famous or Infamous Women in History"

 



あらっ。。。マジで英語で書いてますやん。。。いつ頃書きはったん?



2000年頃やと思うでぇ~。。。

つまり、古代ギリシャの高級娼婦のフリュネ(Phryne)さんを思う浮かべながら、あんさんはエロマンガを描きはったん?

あのなァ~。。。エロマンガと思いながら描いたのではないねん。 

重要なのは区分や定義ではない。

何が自分にとって気持ちいい表現

なのかということだし、

自分の脳内楽園を

もっとも活性してくれるものは

何かということである。


たぶん、わてもこのような気持ちで描いたのやと思うでぇ~。。。

ところで、「まんが喫茶 みるみる」は、その後どうなりはったん?

あのなァ~、去年(2010年)の秋に帰省した時には駐車場にぺんぺん草が30センチほど生えており、鎖で閉鎖されておったのやァ。

要するに「まんが喫茶」の需要がなくなって倒産するところや店じまいするところが出てきやはってんなァ。

そういうこっちゃ。 エロマンガをわざわざ「まんが喫茶」で見る必要がなくなったのやろなァ。。。




初出: 2011年9月25日



【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。
ケイタイでネットにアクセスきるようになったりで「まんが喫茶」に行く必要がなくなってきたのでしょうね。
エロマンガだけでなく週刊誌や本も、ネットにアクセスする人が多くなるに従って発行部数が減少しているようですわ。
三流漫画を出版している会社だけでなく、一般の出版会社も大変なようですね。
あなたも、最近、週刊誌や本を買って読まなくなったでしょう?

とにかく、興味深い話題がさらに続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。

 


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ィ~ハァ~♪~!

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こんにちは。ジューンです。

お尻は大きくもなく、小さくもなく

ほどほどがよろしいようですわね。

美尻が大きなお尻とは限りません。

お料理も甘すぎず辛すぎず

ほどほどのお味が良いようです。

デンマンさんは四川料理の辛いのが好きなのですわ。

私には辛すぎるのです。

そのような訳で、デンマンさんが久しぶりに

ご馳走してくれると言ったので

四川料理ではなく、シルビアホテルの近くの

イタリア・フランス料理専門レストランへ行きました。

 


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デンマンさんが、何が食べたいの?ときくので、

ちょっとおねだりして仔牛と

フォアグラのローストをリクエストしました。

 

フォアグラ料理

 



 


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う~♪~ん。 期待していた通りですう。

仔牛は、フランス語で「ヴォー」veau、

英語では「ヴィール」vealですよね。

まだ脂肪が少なくて赤い色も薄い感じです。

特徴は香りやクセがなく、

とても柔らかいのですわ。

その分、バターなどコクのある食材と

あわせる場面が多いようです。

今回は春キャベツで包んだ乳飲仔牛と

フォアグラのローストです。

マルサラ酒とリコッタチーズのソースが

とっても合っていました。

2色のアスパラガスが添えてあって、

落ち着いた感じを与えています。

フレッシュでクセの無い乳飲仔牛に合わせるのは

贅沢にも濃厚なフォアグラですう。

やわらかな春キャベツと季節のアスパラは、

お肉とぴったりと相性が合っていましたよ。

ソースはしっかり目に全体をまとめていました。

普段、口にする機会がないヴィールと

フォアグラなので、とっても期待していました。

デンマンさんが特別に注文してくれた

カクテル「楊貴妃」が、まず出てきました。

 


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わたしが首を長くして待っている間

デンマンさんは楊貴妃の大理石像を見るために

わざわざ中国の西安に行ったときの事を、

いろいろと話してくれました。

 


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料理が出てくるのを待ちながら、

わたしは「楊貴妃」をチビリチビリお口に運びました。

いつものようにデンマンさんは、

かなり詳しい歴史のお話をしてくれましたが、

わたしは半分、上の空で聞いていました。

うふふふふ。。。

 


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次に出てきたのはイタリア料理の

バヴェッティーネでした。

焼穴子、あさりと松茸に、たっぷりの

芽葱(ネギのスプラウト)があしらってありました。

食べた瞬間、京都の老舗(しにせ)で味わうような

上質の和食を連想させる優しい味わいでした。

 


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そして、デザートにはクレームエペスでした。

クレームエペスと言うのは、

フランス・ノルマンディー地方の

生クリームの一種です。

乳酸発酵させた爽やかな

酸味と芳醇なコクが特徴です。

クリーミーなヨーグルトといった感じの味わいですわ。

エペス(epaisse)とはフランス語で

「厚い」「濃い」という意味の形容詞で、

その味わいを表現しています。

なぜか、どこか懐かしいキュートなテイストでしたわ。

フレッシュな巨峰との相性が抜群でした。

 


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ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。

楽しいですから、ぜひ読んでみてくださいね。

■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』


(laugh16.gif)

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。



(renge500.jpg)


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