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西部戦線異状なし

2023-11-26 02:30:28 | 戦争反対 世界平和
 

西部戦線異状なし

 


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ケイトー。。。 どういうわけで 西部戦線異状なし を取り上げたのォ~?


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10月29日にバンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。

 


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『実際のページ』


 



 


西部戦線異状なし

All Quiet on the Western Front

 


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『西部戦線異状なし』(ドイツ語: Im Westen nichts Neues)は、2022年配信のドイツ・アメリカ合衆国の戦争映画。
エーリヒ・マリア・レマルクによる同名小説(Im Westen nichts Neues)の映画化であり、1930年公開の映画。
1979年放送の映画に次ぐ3度目の映像化である
定額制動画配信サービス「Netflix」にて配信された独占作品。

第一次世界大戦末期を舞台とし、理想に燃える若きドイツ人兵士のパウル・ボイマーを描いている。
仲間と共にドイツ軍に入隊したボイマーは戦争の現実を目の当たりにし、英雄になるという当初の希望を打ち砕かれながらも生き残るために最善を尽くす。
本作では原作小説にはない休戦交渉を描いたパラレルストーリーが追加されている

2022年9月12日にトロント国際映画祭で初上映された後に2022年10月28日にNetflixでストリーミング配信された。
2022年8月に第95回アカデミー賞国際長編映画賞のドイツ代表作としての出品が発表され、1月24日にノミネートが決定。

同時に作品賞を始め、作曲賞、音響賞、撮影賞、脚色賞、国際長編映画賞、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計9部門にノミネートされ、作曲賞、撮影賞、国際長編映画賞、美術賞の計4部門において受賞を果たした。

映画は原作の反戦メッセージに忠実であるとして批評家から高評価を得た
またナショナル・ボード・オブ・レビューのインターナショナル映画トップ5に選ばれた。

 

プロット

第一次世界大戦開戦から3年目の1917年。
17歳のパウル・ボイマーは学友のアルベルト・クロップ、フランツ・ミュラー、ルートヴィヒ・ベームと共にドイツ帝国陸軍に入隊する。

彼らは学校職員の愛国心に満ちたスピーチを聞いた後、戦死した兵士から剥ぎ取られクリーニングと補修された軍服をそうとは知らずに受け取ってしまう。
北フランスのラ・マルメゾン近郊に配属された彼らは先輩兵士のスタニスラウス・"カット"・カチンスキーと親しくなる。

西部戦線の塹壕戦の現実は彼らのロマンを打ち砕き、ルートヴィヒは初日の夜に砲撃で命を落としてしまう。

1918年11月7日。ドイツ軍人のマティアス・エルツベルガーは陸軍最高司令部と会談し、連合国との休戦協議を開始するよう説得する。

一方でパウルとカットは農場からガチョウを盗み、アルベルト、フランツ、そしてシャンパーニュ戦線の裏で共に戦った別の先輩兵士のチャーデン・スタックフリートにも分け与える。

文盲のカットはパウルに妻からの手紙を読んでもらい、日常に戻った後に社会復帰が困難であると心配する。
フランス人女性と一夜を過ごしたフランツは彼女のスカーフを土産に持ち帰る。

11月9日朝。フリードリヒ将軍はエルツベルガーとドイツ代表団を休戦交渉のためにコンピエーニュの森行きの列車に乗せる。
パウルとその仲間たちは増援に来るはずだった行方不明の新兵60人の捜索任務に出発し、新兵たちは防護マスクを外すのが早すぎたために毒ガスで全滅していたことを突き止める。

交渉に反対するフリードリヒはフランスの援軍が到着する前に攻撃を命じる。
その夜にエルツベルガーの代表団はコンピエーニュの森に到着し、一方でパウルの連隊は前線に送られてフランス戦線攻撃の準備をする。

11月10日朝。連合国最高司令官のフェルディナン・フォッシュは交渉の余地を与えずに72時間以内に連合国の条件を受け入れるようにドイツ軍に通告する。

一方でドイツ軍の攻撃は白兵戦の末にフランス軍の前線を奪取するが、サン・シャモン突撃戦車、飛行機、火炎放射器による諸兵科連合の反撃を受けて敗走する。

フランツは一同とはぐれ、アルベルトは投降しようとして殺される。
フランス兵と共に無人地帯のクレーターに閉じ込められたパウルは彼を刺し、ゆっくりと死んでいく姿を見ながら後悔し、死体に向かって許しを請う。

エルツベルガーは皇帝ヴィルヘルム2世の退位を知り、その夜にパウル・フォン・ヒンデンブルク元帥から連合軍の条件を受け入れるように指示される。

パウロは部隊に戻り、戦争終結を祝う仲間たちの姿を目にする。
彼は負傷したチャーデンを発見し、フランツのスカーフを渡す。
パウルとカットは彼に食べ物を持ってくるが、身体が不自由となった現実に取り乱したチャーデンはフォークで自分の喉を刺して絶命する。

11月11日午前5時頃。エルツベルガーの代表団は午前11時に発効する休戦協定書に署名する。

休戦の話を知ったパウルとカットは最後に農場から盗みを働くが、カットは農家の少年によって撃たれ、パウルによって看護所へ運ばれたところで死亡する。
フリードリヒはドイツの勝利で戦争を終わらせたいと考え、10時45分に攻撃を開始するよう命じる。

落胆し、戦意を喪失したパウルは多くのフランス兵を殺害した末に銃剣で胸を刺され、その直後に11時を迎えて戦闘は終結する。
しばらくしてパウルが戦闘で助けた新入りのドイツ兵がパウルの泥まみれの死体を発見し、フランツのスカーフを拾う。

 

評価

レビュー集積サイトのRotten Tomatoesでは126件の批評に基づいて支持率は91%、平均点は8.3/10となり、「タイムリーかつ時代を超えた『西部戦線異状なし』は、戦争の無益さに焦点を当てることでその古典的な原作の力を保持している」とまとめられた。

Metacriticでは35件の批評に基づいて加重は76/100となり、「概ね好評」と示された。

『Netflix Junkie』のレビン・コウチーニョは「それはあなたを身もだえさせられる脚本で手加減はありません。(中略)この映画は孤独、絶望の触媒、戦闘中の民間人の恐怖、そして混沌を取り上げている」と評した。

ベン・ケニスバーグは『ニューヨーク・タイムズ』紙上でこの映画は1930年版よりも印象的ではないと感じたが、緊張感あるサウンドトラックを高く評価した。
彼はまたたとえそれが原作小説の一人称話法の物語から逸脱したとしても、休戦を求めるパラレルプロットの追加を賞賛した。
彼はさらに微調整されたキャラクターの運命が物語的に強力であると論じた。

一方で『ニューヨーク・タイムズ』のジャメル・ブイエは2022年版は反戦だけでなく、帰還した人々でさえも疎外されて酷い犠牲になるという原作小説の本質を見逃していると指摘した。

ブイエは「レマルクは地政学としての戦争に興味があるのではなく、人間の不条理が顕在化した戦争に興味があるのだ」と述べた。
彼はさらに「この政治的な小話を盛り込み、(1930年版にあった)パウルの帰還(の場面)を除外したことで『西部戦線異状なし』は兵士の体験の心理的考察と戦争への非難から高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というより単純な物語に変貌する」と評した。




出典: 「西部戦線異状なし(2022年の映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



ケイトーはコメントで1930年製作の映画よりも2022年製作の映画の方が良い出来だったと書いているけれど、1930年に制作された映画も観たのォ〜?

 





デンマン(ケイトー)のコメント

Oct. 29, 2023

The original version turned superb, but this version appears much better.

It gripped me at the edge of my seat until the last moment.




1930年製作の映画は素晴らしい出来だったけれど、この映画はそれ以上に良かった。

最後まで釘付けになって観てしまった。



 



1930年に制作された映画も観ましたよ。。。

 


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『実際のページ』


 



 


西部戦線異状なし

All Quiet on the Western Front

 


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『西部戦線異状なし』(原題: All Quiet on the Western Front)は、1930年公開のアメリカ合衆国の映画。
エーリヒ・マリア・レマルクによる同名小説(Im Westen nichts Neues)の映画化であり、脚本はマクスウェル・アンダーソン、デル・アンドリュース、ジョージ・アボット、監督はルイス・マイルストン。

第3回アカデミー賞最優秀作品賞、および最優秀監督賞を受賞した作品

アメリカ連邦議会図書館が1990年、アメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品でもある。
戦争の過酷さをドイツ側から描く、アメリカ合衆国の映画としては異色の作品である。

 

ストーリー

第一次世界大戦中、ドイツのとある学校。
授業そっちのけで愛国心を説く老教師の言葉に感化された生徒たちは我先にと入隊を志願、愛国歌「ラインの守り」を歌いながら教室を後にする。

級長のポール(リュー・エアーズ)は同級生のフランツ、ムラー、アルバート、ベームらと同じ内務班に配属された。
新兵の教育にあたるのは、予備役から応召したヒンメルストス軍曹である。

普段は気のいい郵便配達員としてポールたちとも顔馴染みのヒンメルストスだが、軍服に身を包み練兵場に現れると態度が豹変、ポールたち新兵に情け容赦のない猛訓練を課す。
その加虐な仕打ちに腹の虫が収まらないポールたちは、検査に合格して出征を控えたある夜、泥酔して帰営したヒンメルストスを待ち伏せ、袋叩きにして鬱憤を晴らす。

やがて彼らは汽車でフランス軍と相対する西部戦線へと送られる。
一息入れる間もなく、さっそく初めての任務、鉄条網の敷設に駆り出されるポールたちだったが、敵軍の銃砲撃の中、いちばん気弱なベームが無惨な死を遂げる。

訓練とはまったく違う本物の戦争を目の当たりにして衝撃を受ける若者たちに、戦場で生き延びて行く為のノウハウを授けてくれたのは、カチンスキー(ルイス・ウォルハイム)ら分隊の古参兵たちだった。

連日の戦闘の中、ひとり、またひとりとクラスメイトたちが戦死していく。
ある日の戦闘でポールは砲弾穴へ落ちたが、同じ穴に飛び込んできたフランス兵をとっさに突き殺す羽目になる。
そのフランス兵のポケットから彼の妻子の写真が落ち、ポールの胸は痛む。

そして数か月が経ったが、戦争はまだ続いていた。
若者たちは一人前の兵士に成長し既に古参兵の域に達していた。
ひょんな事から知り合いになったフランス娘たちと楽しいひとときを過ごした翌日、ポールは行軍中に砲撃を受け負傷、病院へ送られる。

やがて傷も癒え、休暇をもらった彼は帰郷した。
母校では相変わらず老教師が戦争を讃え、愛国心を説いている。
教室を覗いたポールに老教師は、生徒達に戦場での素晴らしい体験談を話して聞かせて欲しいと促す。

まるで英雄でも見つめるかのように軍服姿の自分に羨望の眼差しを向けてくる生徒たち。
彼らや教師が期待するような功名談など話す気になれないポールは戦場の悲惨さを語ろうとするが、実際の戦場も知らず、愛国心に興奮状態の生徒たちには伝わる筈も無く、ただ彼らを失望させるだけだった。
久しぶりの帰郷にもかかわらず、自宅でも心が休まらないポールは休暇を切り上げて戦線へ復帰した。

隊に戻るとかつての自分たちのような幼く不安げな新兵ばかりになっていた。
カチンスキーは相変わらずだったが、再会を喜んだのも束の間、敵の砲爆で負傷、ポールは野戦病院まで背負い続けるが、カチンスキーは既に死亡していた。

長雨の後の晴れた日、戦場は珍しく静かだった。
ハーモニカの音が聞こる。
ポールはふと飛んできた蝶にそっと手を伸ばすが、身を乗り出したところを敵兵士に狙撃されて死亡し、物語は幕を閉じる。




出典: 「西部戦線異状なし(1930年の映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



あらっ。。。2013年4月24日と2021年9月6日に観てコメントを書いたのねえ〜。。。どうして2度も観たのォ〜?



2013年に観たことを忘れてしまったのですよ。。。

つまり、1930年制作の映画は、ケイトーにとってそれほど印象的ではなかったということねぇ〜。。。

いや。。。充分に印象的だった。。。忘れっと言ったけれど、別の映画だと思ったのですよ。。。つまり、タイトルを忘れていたのです。。。

。。。で、2022年制作の映画の方が良かったわけぇ〜?

僕には、1930年の映画よりも、ずっと印象的だった。。。

どういうところが。。。?

あのねぇ〜、ウィキペディアには、「(1930年版にあった)パウルの帰還(の場面)を除外したことで『西部戦線異状なし』は兵士の体験の心理的考察と戦争への非難から高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というより単純な物語に変貌する」と書いてあるけれど、高潔な兵士と彼らを裏切る冷笑的指導者というような単純な物語にはなってませんでした。

どういうところが印象的だったわけぇ〜?

『ニューヨーク・タイムズ』のブイエは「レマルクは地政学としての戦争に興味があるのではなく、人間の不条理が顕在化した戦争に興味があるのだ」と批評したけれど、2022年の映画の方が その不条理が強烈に描き出されていましたよ。

マジで。。。?

あのねぇ〜、ヒトラーも第一次世界大戦に下士官として参加して戦ったのだけれど、彼が第2次大戦を起こしたのは、まさに戦中・戦後のこの不条理を体験したからなのですよ。。。

あらっ。。。そうなのォ〜?

ちょっと次の記録映画を観てください。。。

 


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つまり、戦争は不条理な現実を戦中だけではなく、戦後にも残してしまう。。。だから、ヒトラーは、野望をいだいて第2次大戦を起こし、少なくとも千年続く第3帝国を立ち上げようとしたのですよ。。。その妄想にも似た野望は、ある程度実現したけれど、その第3帝国にも不条理があった。。。



その第3帝国の不条理とは。。。?

ユダヤ人を絶滅させようとした。。。そんなことをしたら、ユダヤ人を含めて、多くの民族が不条理を感じてヒトラーを亡き者にしようとするのは目に見えてますよ。。。不条理が不条理を生むのですよ。。。そうやって歴史が繰り返されてゆく。。。

ハマスとイスラエルの戦争も、不条理が戦争を起こして、この戦争の後も不条理を残すわけねぇ〜。。。

そういうことですよ。。。そういう不条理の連鎖は、断ち切らねばならないと人間は理解しているのに、必ず、ヒトラーのように野望を抱く人間が現れて戦争を始める。。。

つまり、人間は他の動物よりも頭が良くなったのに、意外なところで馬鹿なのねぇ〜。。。

そういうことですよ。。。分かっているのに戦争を止められない! 必ず戦争をやりたい人間が出てくる。。。民衆は、その人間に引きずられて、戦争に巻き込まれてゆく。。。バカバカしいことだけれど、そういう事が繰り返されているのですよ。。。



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【ジューンの独り言】


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あなたは、どう思いますか?

北朝鮮の将軍様が そのうち気まぐれに核兵器を使うと思いますかァ~?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、他に何か面白い事を話せ!」

貴方は、そのような強い口調で わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。

シルヴィーさんが登場する 興味深い面白い記事は たくさんあります。

興味があったら、ぜひ次の記事を読んでみてください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』

『インドのキリスト』

『宗教戦争』


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とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)



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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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日本初のヌードショー

2023-11-26 02:12:30 | 歴史四方山話

 

日本初のヌードショー

 


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デンマンさん。。。 つい先日、9月27日に“Playboy”の創刊者のヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)さんが91歳で亡くなりましたわねぇ~。。。


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あれっ。。。 ジュンコさんはよく知ってますねぇ~。。。

だってぇ、ニュースが世界を駆け巡りましたわァ~。。。

 


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そうなのですよ。。。 僕もちょっと驚きました。。。 しぶとく100歳を超えるまで生き抜くのじゃないかと思ってましたからねぇ~。。。



。。。で、ヒュー・ヘフナーさんを追悼するために“日本初のヌードショー”というタイトルにしたのですかァ~?

それも理由の一つだけれど、実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 


日本初のヌードショー


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昭和22年になりますと、1月15日に日本初のヌードショーが行われました。 (略)

新宿の今の伊勢丹の前にあった映画館「帝都座」の5階に小さな劇場がありまして、そこでいわゆるストリップがはじまったのです。

そうは言ってもタイトルは「名画アルバム」。

 

“ヴィーナス誕生”と銘打って、カーテンが上がると女の人が額縁を背景に大きな帽子を持って舞台に立ったまま動かないのです。

下半身は帽子で隠されているけれど、たしかにハダカなんです。

まあそれでも男どもは押し寄せまして、固唾(かたず)をのんで舞台の上にはじめての女性のヌードを見たんですね。

 

この時のヌード第一号が甲斐美春(かい みはる)さんという若い女性だそうですが、彼女は間もなく親父さんに怒られてやめてしまい、その後に出てきたのがヒロセ元美さんという非常に有名なストリッパーです。


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彼女は「立っているだけじゃつまらない」と自ら動き出し、見事な裸踊りを披露して場内は大変沸きました。

これを警察が取り締まることもなく、ストリップは一気に盛んになったんですね。

 

ちなみに、この年の夏くらいから、浅草の大都(だいと)劇場やロック座でも華々しいストリップがはじまりまして、昭和23年に長岡から東京に出てきた私もよく通わせていただきました。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




207-208ページ 『昭和史 戦後篇 1945-1989』
著者: 半藤一利
2009年7月27日 第4刷発行
発行所: 株式会社 平凡社


 



確かに、昭和22年を契機にヌードショー、つまり ストリップが日本全国に広まったらしいですよ。。。



デンマンさんも、ストリップを見に日本全国を駆け回ったのですか?

僕は、まだヨチヨチ歩きだったので、母親の乳房につかまりっきりでしたよ。。。 (モナリザの微笑)

それほど、ストリップがはやったのですか?

あのねぇ~、中学生になってから黒澤監督が作った映画『生きる』を観たのだけれど、市役所の万年課長で退職する主人公を演じる志村喬が、“生きがい”を見出すために参考のためにストリップを見に行くのですよ。。。

 


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上の写真の中央に写っているのが退職してから“生きがい”を探している主人公ですよ。。。



つまり、ストリップに“生きがい”を見いだしたのですか?

やだなあああァ~。。。 いくら何でも“ストリップ”に“生きがい”を見いだして、主人公が 毎晩、毎晩ストリップを見に行ったら、黒澤監督の映画にならないでしょう!

つまり、ヌードショーもストリップも“生きがい”にはならない事を言うために、この記事を書く気になったのですか?

いや。。。 そればかりではありません。。。 半藤一利さんは、上の本で昭和22年に“日本初のヌードショー”が出現したと書いているけれど、もっと大昔に“ヌードショー”があったのですよ。。。

マジで。。。?

僕は、このような真面目な話をしている時にウソとジュンコさんの尻は突きません。。。

。。。で、大昔っていつ頃の事ですか?

ちょっと次の記事を読んでみてください。。。

 


アメノウズメ


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アメノウズメは、日本神話に登場する神。
「岩戸隠れ」の伝説などに登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える。

一説に別名「宮比神」(ミヤビノカミ)。
大宮売神(オオミヤノメノカミ)と同一視されることもある

『古事記』では天宇受賣命、『日本書紀』では天鈿女命と表記する。
神名の「ウズメ」の解釈には諸説あり、「強女(オズメ)」の意とする『古語拾遺』説や、「髻華(ウズ)」を結った女性(巫女の装束)の意とする『稜威道別』(イツノチワキ)説、折口信夫が『若水の話』で出した、「マナを指すヲチの音便で、魂をヲチふらせる意」説などがある。

 

神話での記述

岩戸隠れで天照大神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、神々は大いに困り、天の安河に集まって会議をした。
思兼神の発案により、岩戸の前で様々な儀式を行った。

『古事記』では次のように記述されている。

「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」
つまり、 アメノウズメがうつぶせにした槽(うけ 特殊な桶)の上に乗り、背をそり胸乳をあらわにし、裳の紐を股に押したれて、女陰をあらわにして、低く腰を落して足を踏みとどろかし(『日本書紀』では千草を巻いた矛、『古事記』では笹葉を振り)、力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせた。


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その「笑ひえらぐ」様を不審に思い、戸を少し開けた天照大神に「あなたより尊い神が生まれた」とウズメは言って、天手力雄神に引き出して貰って、再び世界に光が戻った。

天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ににぎ)が天降ろうとすると、高天原から葦原中国までを照らす神がいた。
アメノウズメはアマテラスと高木神に、「手弱女だが顔を合わせても気後れしない(面勝つ)からあなたが問いなさい」と言われた。

この時のアメノウズメは『日本書紀』では次のように記述されている。

「その胸乳をあらわにかきいでて、裳帯(もひも)を臍(ほそ=ヘソ)の下におしたれて、あざわらひて向きて立つ。」

つまり、乳房をあらわにし、裳の紐を臍の下まで押したれて、あざわらいながら向かって言ったとある。
その後、名を問い質すと、その神は国津神の猿田彦と名乗り、道案内をするために迎えに来たと言った。

アメノウズメは天児屋命(あめのこやね)、太玉命(ふとだま)、玉祖命(たまのおや)、石凝姥命(いしこりどめ)と共に五伴緒の一人としてニニギに随伴して天降りした。
アメノウズメはサルタヒコの名を明かしたことからその名を負って仕えることになり、猿女君の祖神となった。
一説にはサルタヒコの妻となったとされる。

アメノウズメは大小の魚を集めて天孫(ニニギ)に仕えるかどうか尋ねた。
みな「仕える」と答えた中でナマコだけが何も答えなかったので、アメノウズメはその口を小刀で裂いてしまった。
それでナマコの口は裂けているのである。




出典: 「アメノウズメ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



これは、もう古代のストリップショーなのですよ。。。



でも。。。、でも。。。、これは神話ではありませんかァ~!

あのねぇ~、確かに、神話には違いないのだけれど、このような事がなかったと言い切ることはできない!

デンマンさんは、実際に、このような珍事があったと断言するのですか?

そうです。。。 でも、この事は僕だけが言っているわではないのですよ。。。 実は、この神話の起源には“日食”が関係していると言われている。。。

“日食”ってぇ、月が太陽の前を通り過ぎるときに、地球から見て太陽をすっかり隠してしまうので、一時的に夜のように暗くなるという、あのことですか?

その通りです。。。

それが古代のストリップショート関係あるのですか?

ちょっと考えてみてください。。。 天照大神が岩戸の中に隠れてしまったというのは、ちょうど月が太陽を隠してしまったので、夜のように暗くなったということなのですよ。。。 その時、当時の縄文人はビックリしてしまった。。。 それで、この世はもう終わりだという人たちが、酒を飲んで歌えや踊れやの乱痴気騒ぎをしたわけです。。。 中には酒を飲みすぎて酔っ払った女が、裸になって踊りだす。。。

つまり、それが古代のストリップショーとなって神話になったとデンマンさんは言うのですか?

だから、僕だけが、そう言っているわけじゃないのですよ。。。

他にどなたが、そう言ってるのですか?

あの映画俳優で、監督のメル・ギブソンが、すごい映画を作ったのですよ。。。 その映画の中に“日食”が出てくる。。。

 


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『実際のカタログページ』



 



あらっ。。。 デンマンさんはバンクーバー市立図書館でDVDを借りて上の映画を観たのですか?



そうです。。。 歴史に興味がある人にとっては見逃せない映画ですよ。。。

。。。で、どのような内容なのですか?

日本語版の『ウィキペディア(Wikipedia)』には次のように書いてあります。

 


アポカリプト


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『アポカリプト』(原題: Apocalypto)は、2006年のアメリカ映画。

監督はメル・ギブソン。

 

概要

スペイン人侵略直前のユカタン半島を舞台に、生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りを掛けた逃走を描く。全編通じて、マヤ語を使った映画となっている。

宣伝の際には「マヤ文明の衰退を描く作品」として宣伝されていたが、マヤ文明自体の衰退は描かれておらず、作品は終始逃走活劇である。

米国では、激しい暴力シーンが続くことからR指定作品となった。

 

評価

非英語作品、出演俳優は無名揃い、レイティングがR指定、そして公開前に監督のメル・ギブソンの逮捕とユダヤ人蔑視発言などの騒動も起こったが、それにも関わらず全米で、公開初週の週末(2006年12月8日 - 10日)の興行収入は初登場1位を記録した。

前述した監督の不祥事事件がプラスになったのではとも言われている(事件についてはメディアによって連日報道されていた)。

しかし、スタートの週末に稼ぎ出した興行収入(約1500万ドル)は監督の前作『パッション』と比べると、低調である。

実在したマヤ文明との相違を議論される作品である。

第一に、マヤ人に劇中にあるような虐殺行為があったかどうかであるが、マヤ文明はトルテカ文明と交流を深めた結果、末期になり盛んに生け贄を捧げる行為を行っていたとされる。

これは入植者であるスペイン人の記録(マヤ人による書物の大半はスペイン人により焼却された)によるものである為、自らを正当化する詭弁という意見もあるが、それらを差し引いても、当事のヨーロッパは未開地への侵略を容認していたことから、生け贄を捧げていたこと自体は事実であるようだ。

映画評論家の町山智浩は「この作品のストーリー構成や演出は、コーネル・ワイルド監督が66年に発表した映画『裸のジャングル』(原題: The naked prey)の影響が顕著であり、重要なシーンは完全に盗作と言ってよいほど似通っている」と評論している。




出典: 「アポカリプト」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



。。。で、この映画にもストリップが出てくるのですか?



この当時の人たちは、ほぼ裸に近い生活をしているから、特に“ストリップ”が強調されてるわけじゃないけれど、僕が注目したのは“日食”の部分が出てくるのですよ。。。 要するに、科学的なマインド持っていない人々にとっては、“日食”はかなりショッキングな現象ですよ。。。 だから、縄文人にとっても、この衝撃的な現象が神話の『天岩戸』伝説を生むことになった。

それで、上の映画では、どのような伝説を生むのですか?

上の話は西暦1511年当時のユカタン半島を舞台にくりひろげられるのです。。。 生贄にされそうになった捕虜が、ちょうど“日食”が出現して、その超自然現象に“神秘性”を感じて、“王”がその捕虜を殺さずに生かすことにするのです。。。 つまり、そのときのエピソードが伝説化され、現代になって映画化されたというわけです。。。

。。。で、ストリップは。。。?

だから、日本の縄文人にとっては“日食”とストリップが結びついたのだけれど、ユカタン半島は熱い国だから、日常の生活の中で“ストリップ”は珍しいことではなかった。。。 それで、伝説は“日食”と“サバイバル”が結びついたわけです。。。

つまり、縄文人は寒い国に住んでいたので、ショッキングな現象が“ストリップ”と結びついたけれど、熱い国では“日食”は“サバイバル”と結びついたということを言うために、わざわざ“日本初のヌードショー”を持ち出してきたのですか?

そうです。。。 いけませんか?




初出: 2017年10月2日



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも、もしお暇だったら、近くの図書館でDVDを借りて『アポカリプト』を観てください。

日本語版があるはずですわ。。。。

日本語吹き替えでは次のようになってますわァ。

•ジャガー - ルディ・ヤングブラッド(高橋広樹)

•セブン - ダリア・エルナンデス(甲斐田裕子)

•ミドル・アイ - ヘラルド・タラセーナ(東地宏樹)

•ゼロ・ウルフ - ラオウル・トルヒーヨ(飯塚昭三)

図書館でDVDを借りることができない人は

わたしがハマッている“愛と性の美学のロック”のクリップでも観てください。。。

では、じっくりと味わってくださいねぇ~。。。


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ところで“アメノウズメ”のお話も面白いですけれど、

日本の古代史には、他にも興味深い不思議なお話がたくさんあります。

たまには、日本の古代の話も読んでください。。。

では次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?



ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。

興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。

 


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『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』

『チョコレートと軍産複合体』

『チョコレートと甘い権力』

『CIAの黒い糸』

『美しい日本語再び』

『宮沢りえブーム?』

『また、宮沢りえ?』

『浅間山噴火とフランス革命』

『なぜアクセスが急増したの?』

『気になる検索ワード』

『なぜ塩野七生批判』

『その検査、ムカつく!』


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『宮沢りえと床上手な女』

『MH370ミステリー』

『なぜ死刑廃止?』

『真犯人はそこにいる』

『MH370ミステリー裏話』

『お裁きを信じますから』

『ジャルパックと国際化』

『古代ローマのセックス』


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『CIAとノーパン』

『エロいローマ再び』

『エロいけれどためになる話』

『えろあくにめ温泉』

『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』


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『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『エリュトゥラー海案内記』

『伊藤若冲 ランブータン』

『知的快楽』


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『シャフリ・ソフタ』

『閨房でのあしらい』

『漱石とグレン・グールド』

『女性の性欲@ラオス』

『美学de愛と性』

『女の本音』

『にほん村からの常連さん』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


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『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』

 


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事



平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
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『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
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■ "JAGEL - Soft Japanese Bagel"


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■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』




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