愛と詩を見つめて (PART 1)
独善的
わたしは
あなたから去る
愛を知らぬひとよ
年老いた女性に
愛をささやき
おのれの愛を
広いと思うがよい
めれんげ
『独善的』より
(2009年3月8日)
血まみれる恋Ⅱ
心によぎったのは
ざわめく鳥たちのはばたきに似ていた
求めてやまないものが
あざやかな映像になり
激しい雨が日常を洗い流し
未来など見えないまま
わたしは恋に駈け出していた
やがてこの身体じゅうから流れる血など
思いもしないで
めれんげ
『血まみれる恋Ⅱ』より
(2009年1月26日)
この世の真実
沈みゆく肉体
消えうせる魂
この世の真実が
残された眼球に映る
。
何もありはしない
世界の愛も欺瞞も
すべては
無の中の幻想
めれんげ
『この世の真実』より
(2009年1月18日)
『嫉妬の炎』に掲載
(2009年6月14日)
めれちゃんは、こんな風に書いてたなァ~
そうですう。デンマンさんは、わたしが書いたものならば何でも見つけ出して読みはるの?
そうやがなァ。。。めれちゃんの書いたモンは、めれちゃんと同じように愛(いと)しいものなんやでぇ~。
そいでぇ、なんで上の詩を持ち出してきやはったん?
あのなァ~、この上の3つの詩のテーマは“裏切られた愛”やないかいなァ~。。。そうやろう?
そうですねん。
下の2つの詩は、あくまでも、めれちゃんの詩的な内省やでぇ~。。。理知的なめれちゃんの詩的な瞑想がイメージと共に読む人の心に伝わってくるやんかぁ~。。。なんとなくワクワクするような詩的イメージが羽ばたいているのや。。。めれちゃんのオツムが詩的に冴え渡っているのやでぇ。
そうですか?。。。で、最初の「独善的」という詩は、あんさんは、どない思いますねん?
詩的と言うよりも、こらえきれなくなって、めれちゃんの感情が爆発しているのやないかいな。。。そやろう?
分かりますか?
よう分かるがなぁ。めれちゃんの憎悪が年老いた女性にたたきつけられているのやんかぁ~。めれちゃんは小百合さんをこき下ろしているのやでぇ~。
こき下ろしているように見えますか?
見えるがなぁ~、『源氏物語』に出てくる六条の御息所(みやすどころ)の情念が怨念になって「葵の上」に向けられたように、「独善的」という詩の中では、小百合さんは臨終の床の中にいる老婆にされて、死を迎えながら最後の呼吸をしているイメージが、わてのオツムに浮かんでくるのや。
そうでっかぁ~。。。
卑弥子さんの言葉を借りれば、次のように言い換えることができるのやでぇ。読んでみィ~なぁ。
心の中では
デンマンさんへの思いを断ちがたく、
ムカついた詩人となって、
デンマンさんの心の妻・「小百合さん」を
臨終の床についた老婆にして、
事実上、詩的に殺しているのでござ~♪~ます。
めれんげさんは
それ程の激しい愛情で
デンマンさんを愛していたのでしょうね。
でも、これは、あんさんの極めて個人的な受け留め方ですねん。それを卑弥子さんに言わせているだけですやん。現実の卑弥子さんは次のように言うてましたわ。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ~。。。
まったく、男ってぇどこまで自分勝手なんでしょうか!?
デンマンさんは、どこまでも自分の都合の良いように解釈しているのでござ~♪~ますわ。
めれんげさんが読んだら、またムカついてデンマンさんに、何度目かの絶交状を書くかもしれませんわ。
本当に呆れ返ってしまいましたわ。
あなただって、白けてくるでしょう?
ええっ?こういう馬鹿なことを書く人は、他では見当たらないので、あなたも、ついつい読みに来てしまうのですかあああァ?
そうよねぇ~。
海外には、想像を絶する変わり者が住んでいますわよねぇ~。
うふふふふ。。。
とにかく、まだ面白い話が続きますわ。
では、またねぇ。。。
『嫉妬の炎 (2009年6月14日)』より
わたしは、あくまでも虚構として書いているのですう。だから、デンマンさんのことも小百合さんのことも詩の中では一度として明言していないのですねん。あんさんには、そうゆうわたしの気遣いが分かりませんのか?
分かってるがなぁ~。。。だから、わては、わてなりに、めれちゃんの詩から感じ取ったものを書いているのやないかいなぁ~。
分かりましたわ。。。で、あんさんは私が書いた詩を持ち出しきて何が言いたいのですねん?
めれちゃんは1月18日に「この世の真実」を書き、1月26日に「血まみれる恋 II」を書いたのやでぇ。すでに、この時には、めれちゃんは“裏切られた愛”を感じていた。
分かりますか?
分かるがなぁ~、でもなぁ、めれちゃんは2月6日に次のような短歌を詠んだ。
それに対して、わては次のように書いたのやがなぁ~。。。
う~~ん。。。
いいねぇ~
朝のすがすがしさが
こころにしみるようやでぇ~
では、めれちゃんの歌に
インスパイアされて
おもむろに
詠みますがなぁ~
愛に濡れ
愛に萌えたり
きみの肌
きみのかがやき
心にしみる
きみゆえに
心はさわぎ
胸はずみ
朝を迎えて
悦びを知る
夢にまで
きみを抱(いだ)きて
とこしえに
朝のかがやき
命の泉
嗚呼!
もっと詠みたいけれど、
バンクーバーは午前4時をまわったでぇ~
いつまでも起きている訳にもゆかんわ。
そう言う訳で、もう寝ますう。
めれちゃんと夢で逢いましょうね。
じゃあねぇ~。
おやすみ。
by 心の恋人 (デンマン)
2009-02-06 9:01 PM
バンクーバー時間: 2月6日 午前4時1分
『即興の詩 朝のかがやき』のコメント欄より
めれちゃんとわての短歌のやり取りを小野小町と文屋康秀(ふんやのやすひで)が読んだら、きっと心からうらやましく思うに違いないでぇ~。めれちゃんも、わての書いた短歌に感じるところがあったのやでぇ~。それで、めれちゃんも次のような返歌を書いたのやぁ。覚えているやろう?
デンマンさん:)
久しぶりに、返歌をお送りしますね
きみなくば
夢みることも
なかりせば
恋する日々の
かがやき知らず
めざめては
きみを思いて
心ははずみ
朝の光は
わが身を照らす
...こんなのが、浮かんできました♪
by めれんげ
2009/02/07 12:31 PM
『即興の詩 朝のかがやき』のコメント欄より
う~♪~ん。。。
ムムムムムぅ~。。。
なかなかぁ~。。。
めれちゃんの創作力と創造力が冴え渡っているやんかぁ~
ええなあああぁ~
ごっつうゥ、読み応えがあるでぇ~
2月7日の新作に返歌を送りまっさぁ~
今夜は少し時間の余裕があるさかいにィ~
じゃあ、いきますでぇ~
\(^_^)/ うしししし。。。
by 心の恋人 (デンマン)
2009/02/07 8:05 PM
『即興の詩 朝のかがやき』のコメント欄より
『愛と即興の詩 (2009年4月16日)』に掲載
めれちゃんは、この時、裏切られていないと感じていたはずや!そうやろう?
確かにそのような気がしましたわ。
どうして、わてと仲直りしようとせんかったのや?
だってぇ、あんさんは小百合さんとメチャ仲睦まじくしていましたやん。
あのなぁ~、上の短歌のやり取りを見てみィ~なぁ~。。。わてとめれちゃんは、それ以上に仲睦まじくしていると思わへんのか?
そやから私は次のように書きましてん。
裏切りはやさしく
うらぎりは
やさしい言葉で
つつまれて
それがわたしを
深く傷つける
by めれんげ
2009.02.12 Thursday 13:39
『即興の詩 裏切りはやさしく』より
『昇華とカタルシス』に掲載。
(2009年5月10日)
めれちゃんは独占欲が強いのやなぁ~?
そうですやろか?
そうですがなぁ~!。。。めれちゃんとわての短歌のやり取りを読めば、小野小町と文屋康秀(ふんやのやすひで)だってぇ羨(うらや)ましく思うのやでぇ~。。。小百合さんだって“短歌のやり取りをして、ええなぁ~”と思うているのやでぇ~。。。あのなぁ~、小百合さんは、わてとめれちゃんの短歌のやり取りを応援しているのやないかいなぁ~!
そうですやろか?
そうですがなぁ~、小百合さんが書いた次の手紙を読んでみィ~なぁ。
デンマンさんへ
3月のホワイトデー前頃に買って1ヶ月が経ってしまいます。
どこで買ってもチョコなのですが
ちょうどこのホテルのチョコを見つけたので送ります。
もしかすると日本の郵便局で暖められたり、
機内で冷やされたり
表面が白くなってたらすいません。
その他、いろいろと雑に入れましたが。。。
マメ、ガム、Pinky は 最近気に入って、
カバンに入れて持ち歩いてます。
デンマンさんの迷惑そうな顔が思い浮かびますが、
たまには女の子の気分になってみてくださいね。
うららかな春のバンクーバーの街を歩きながら。。。
フードストアに向かう買いものついでにかんでください。
きっと、いい短歌が作れるでしょう。
小百合より
2008年4月1日
『広い愛と狭い愛 (2009年3月31日)』より
こうして小百合さんは、わてとめれちゃんの短歌の交換を応援しているのやないかいなぁ~。つまり、小百合さんの愛は“広い愛”なのやでぇ~、だから、わても“広い愛”で応じているのやないかいなぁ~。それなのに、めれちゃんは感情を爆発させて次のようにののしったのやでぇ~。。。
(すぐ下のページへ続く)
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