獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

安倍なつみミニアルバム「25ヴァンサンク」 を聞いた。

2007-03-14 19:50:16 | モーニング娘。と私
  安倍なつみのアルバム「25ヴァンサンク」を買った。フルアルバムかと思いきや、ミニアルバム。全7曲うち新曲5曲。

  夜、聞いてみる。

  ロックな曲はなし、アイドルポップな曲もなし。それは作詞作曲者の名前からつんくの名前が消えていることからも納得。

  ここ数曲のシングル曲。恋のテレフォンゴールのようなまさしくアイドルポップが恋しい私には物足りなかった。

  今回も、アイドルからの脱皮。歌手への飛躍。そんな、25歳の安倍なつみのミニアルバム。一昔前の岡村孝子、井上昌己のような女性歌手のような曲。

  アイドルポップななっちも魅力的だが、このアルバムのような布団に入って眠る前に聴くミディアムテンポな曲もいい。そんな安倍なつみも魅力的だとやっと気付いた。

  でも、出勤前バスの中で聴く曲、テンションをあげるために聴く曲ではないな。(ちなみ今は通勤バスの中で聴く曲はメロンの「お願い魅惑のターゲット」とカントリーの「革命チックKISS」)

  デスペア的「25ヴァンサンク」の聞くポイント。

1、「くちびるで止めて」

   こんな歌詞がある「くちびるに止まる あなたの視線が夜を変えてしまう」。歌詞カードのその歌詞の横には、なっちの真顔のアップの顔。

   淡いうす肌色ピンクのくちびるのなっち。そのなっちのくちびるに目がとまる。曲を聴きながら、じっとそのくちびるを見る。なっちのその半開きのくちびる。

   想像は難くない。

   曲を聴きながら、なっちのくちびるを凝視する。ふっと目線をあげて、なっちの目を見る。このなっちの表情がたまらない。

   なんだろうこのなっちの表情。真顔であるけど、私デスペアの心を見透かしているような純な表情。たまらない。

  (●´ー`)<「いまくちびるじっと見てたでしょ」

  そう歌詞カードのなっちは私に語りかける。

  いい曲というのは、歌詞からどれだけイメージできるか。この曲と歌詞カードのなっちの表情、合わせ技で一本。


2、「愛しき人」

  こんな歌詞

  「何度も挫折を繰り返してばかりの
   悔し涙する涙を守りたい
   小さく見える 君の後ろ姿を
   声さえ出せずに ただ見つめるだけで」  

  今年で10回目の司法試験を受験する私デスペア。いままだ9戦9連敗の私。年をとりはや33歳の私。20代で司法試験を受け始めたころはまだ希望とそしてなにより自信にあふれいた私。
 
  それから10年。連敗する私の後ろ姿はきっとあのころに比べると小さいことだろう。

  そんな自信をなくしてしまった、こんなどうしようもない私を「愛しき人よ」と呼びかけ、「そばに来て 言葉などいらなから だきしめて」と語りかける。

  こんな夢を叶えられない、情けない私でもいいのか?

  (●´ー`)<「うん!」

  目頭が熱くなる。


  そんな気持ちの私。そして司法試験まであと60日。


  Amazon 安倍なつみ「25ヴァンサンク」   
iTunesストアでも買えます。ただ歌詞カードはダウンロード出来ないけどね。
コメント (2)
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