獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

Berryz工房ファンの集い@大阪 に行った。

2007-06-10 23:39:30 | コンサート舞台
 なんだこの自己嫌悪・・・

 予備校で手形小切手のシケタイを読み込むも、眠気にかてず5時間座ってても、半分以上は集中力なし・・・・。

 その後久しぶりに吉野家で牛丼大盛りを食べる。

 1520梅田から淀屋橋まで地下鉄。淀屋橋から歩いてエルおおさかエルシアターへ1620ごろ現地着。入場列に並んでいるとくもり空が晴れ空に。

 1800イベント開始。双六ゲームと5曲のミニコンサート、その後の握手会。握手会が終わって会場を後にする、カバンにおしこんだ腕時計のリスト部分がはずれてた・・あぁ。自己嫌悪な私の気持ちをさらに落ち込ませる腕時計。


 デスペア的ファンの集いでの自己嫌悪。

1、梨沙子退場・・・・。
  後ろから3列目の私デスペア。握手会は前列からなので最後のほう。800人のファンとの握手1時間弱ずーっと握手。

  あいだに2回休憩をとるため舞台袖に下がるメンバー。2回目の休憩後ステージに現れるメンバー。6人のメンバー。そこには菅谷梨沙子はいなかった。

  体調不良とのこと。スタッフがその旨を告げる。のこった200人ほどのファン、すんなりと拍手で受け入れる。

  ごめんね梨沙子・・・こんなオッサンばっかりで・・・あぁ自己嫌悪。

2、とびきりの元気の「ありがとうございます!!」の桃子。

  握手終盤。客席にはすくないファン。ファンのざわつきも次第になくなる。会場後方で順番をまつ私デスペアの耳に届くは、ステージ上の桃子の元気な声。握手するたびにおっきな声で「ありがとうございます!!」

  なんどもなんども握手のたびに満面の笑顔でありがとうございますを連呼する桃子。もちろんマイクを通しての声でなく、生の声が会場にひびきわたる。桃子の声。はじめからおわりまでまったくそのテンションが落ちない桃子。嗣永プロといわれる所以。実感。

  終盤。梨沙子が退場してからも、桃子の元気いっぱいのその声。後方3列目の座席で握手を待つ私デスペア。その時に流れていたBGMが短調な曲だったこともあり、涙が出そうになる。

  なんでだろう・・・。この申し訳なさ。

  ミニコンサートでは、桃子のダンスが一番大きいダンスだった。茉麻のサイドステップが好きな私デスペア。衣装がふりふりぽいスカート衣装だったためか、今日の茉麻のサイドステップにはキレはなかった。そのかわり桃子のサイドステップはオーバーアクション。肩を前にだしての女の子っぽさ抜群のサイドステップ。

  あっぱれ桃子。歌ダンスのみならず、1日1600人とのあのテンションでの握手の桃子。涙がでてくる。なぜだろう。申し訳ない・・・・。


3、熊井ちゃんの身長はおそらく178センチ。

   握手は上手から、桃子→茉麻→徳永→夏焼→(菅谷退場)→キャプテン→熊井の順で握手。

   最後に熊井ちゃんと握手した私デスペア。身長175センチの私。熊井ちゃんとあくしゅしたとき私の目線はすこし上。熊井ちゃんは私よりも身長が高いことが判明。

   握手を座席で待っているときの私。双眼鏡でずっーとステージ上を観察。熊井ちゃんの握手をみてみる。握手するファンの99%を、熊井ちゃんはやさしく見下ろしていた。その99%の1人が私デスペアでもあったわけだが。

   熊井ちゃんごめんよ。背が低いファンばっかりで・・・・。


4、握手の時の一言。

   網膜色素変性症な私デスペア。列に並んでいても前の人の歩くスピードよりも遅い私。視野が極端にせまくゆっくり歩くため。どうしても前の人とスペースがあく。

   私の握手の番。はじめは桃子。ゆっくり歩きの私なので、桃子は私の前のファンと握手をおえて私を待ちかまえてくれていた。笑顔の桃子。

   その桃子の笑顔にさそわれるように、すこし早歩きで桃子に近づく私デスペア。座席に座っているときから考えていたフレーズ「嗣永さんのダンス元気いっぱいですね。」

   このフレーズをどうしても伝えたかったが・・・・・。私と握手すると同時化それよりもちょっと前に、大きなあの元気な声で「ありがとうございます!!」の桃子。

   そこでもう少し粘ればよかったのだが・・・社会人の私。どうしても自分の気持ちよりも、世間体というか、年相応な振る舞いを意識してしまう。

   無念・・・・。


   茉麻との握手の後、その後の徳永夏焼清水熊井ちゃんへの一言をなんにも考えていなかった自分に気付く。すこしとまどったひきつった顔で4人と握手してしまった私デスペア・・・・。なさけない・・・・。そして4人には申し訳ない。

  笑顔で握手してくれる彼女たちに、笑顔で返せなかった自分自身に自己嫌悪。


5、ステージからの下りの階段での出来事。

   6人と握手をしおわり、ステージから降りる私。網膜色素変性症な私。下り階段を見つけられない。ゆっくり階段を探す私。やっと見つけて階段を踏み外さないように降りる私。

   その様子を見た階段下のスタッフが私の右ひじあたりを持ち、「大丈夫ですか」と声をかけてくれた。

   その時私は、自分が視覚障害者であることをしられたくないためか、果たして、そんな自分を自分自身のプライドが認めたくないためなのか。私は強い口調で

   デスペア<「大丈夫です!!」

   支えてくれた腕をふりほどかんばかりの返答。なさけない・・・・。なぜその時にまず、「ありがとうございます」が言えなかったのか・・・・なさけない。そんな私に自己嫌悪。


総括

  握手会ではすくなからずの絶望感を思い知らされるもの。今回のBerryz工房ファンの集いの握手会ではそれを強く感じた私。笑顔で一生懸命に握手をしてくれている彼女たちに対して私は何も与えられない。

  彼女たちが気持ち悪い思い(おっさんとの握手は気持ち悪いものだと推測される)してでも、気持ち悪い我々に元気と生きる力を与えてくれているのに・・・・。それに対して私はなんにも彼女たちに与えてあげれない。

  逆に、私たちは彼女たちの一度しかない青春を奪っている。好きな男の子と帰り道に相合い傘もできない彼女達。バレンタインの日にせいぜい友チョコ、本当にすきなあの人にはチョコをあげられない彼女たち。

  中学高校の時の恋愛がどれほど、その時の私の人生に生きる力を与えてくれたことか。一度きりの人生における一瞬の青春時代にそんなあまずっぱい経験を彼女たちができないなんて・・・・。その原因をつくっているのが我々ファンだなんて・・・・。あぁ自己嫌悪・・・。

  ごめんよ!!桃!!!
  ごめんよ!!まあ!!!
  ごめんよ!!ちなみぃ!!!
  ごめんよ!!みーや!!
  ごめんよ!!キャプテン!!
  ごめんよ!!くまいちょー!!

  そしてなにより、我慢して途中まで握手してくれたりさこ!!ごめんよ!!


  握手しているときに必ず「ありがとうございます」と言ってくれるBerryz工房のみんなへ。

  「こちらこそ、いやこちらだけこそ、ありがとうございます!!」

  




 
コメント (6)
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