獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

カモーン!3拍子!

2011-03-20 16:01:54 | モーニング娘。と私
 3連休2日目。本来なら昨日はNHK大阪ホールでベリコンを2列目と5列目で見て、そして今日明日は東京で舞台「1974」を見ているはずだった私デスペア。

 今日はすることないので、4月の人事異動にそなえて会社の自分のデスクを整理しようと早朝からバスにのり会社へ。

 早朝の乗客が私の他にもう1人しかいないバスの中で、℃-uteの新アルバムのタイトル曲「超WONDERFUL!」を聞く。

 私が中学生のころは、ラジオから流れる未発売曲をラジカセで録音してそれを学校でかしかりしてる女子や男子。当時は光GENJIや中山美穂や南野陽子がアイドルの時代。そのとき私はとんと流行歌は疎い中学生だったので、回りに自慢げに録音した曲をきかせる人の気持ちgあわからなかった。

 それから20年以上経過し、私にも発売前の曲をなんとかして聞きたいという衝動が訪れた。数年前の「VERY BEATY」以来こんな気持ちになったのは2度目かな。

 その曲は℃-uteの新アルバム(3/23発売が延期になってしまって発売日未定)のタイトル曲「超WONDERFUL!」。ラジオのきたない音源をiPodに取り込み、早朝のバスの中で聞く私。

 涙がでてくる。


 曲調は実に単調で、たたみかけるようなアップテンポで、泣けるような要素はないと思うんだけど、なぜか泣けてくる。つい6ヶ月前は「故郷の空」を聞くだけで涙がでて、3か月前絵は武川アイの「Dreamer」を聞くだけで泣けてきた私。今は℃-uteの「超WANDERFUL!」。

 歌詞は、恋する少女のありふれた日常を歌っているにすぎない。

「まゆげが上手にそろわないメチャ落ち込む、デートに限って朝寝坊メチャあわてる」
「映画を見ていて号泣メチャ鼻水、彼と間違ってお父さんメチャ声似てる」

 こんなどこにでもあるような出来事が、この歌詞の主人公の少女にとっては「超WONDERFUL! 超超WONDERFUL! 今メチャすごくWONDERFUL!」とのこと。

 たたみかける単調なリズムとメロディーが繰り返されるこの曲は、その恋する少女の溢れるでる幸せ感(溢幸感)を実によくあらわしている。そして5分超の曲の長さのせいもあるが、この曲はいっこうに終わらない感を受ける。

 はじめてハロコンでこの曲をきいたときはサビがなんどもでてきてエッまだ曲の終わりじゃないの?と思った私デスペア。このような終わらない曲の感じは娘の「ブラボー!」とよく似ている。

 歌詞の主人公もおそらくこの幸せは永遠に続くとおもっているのだろう。それをよくこの曲はあらわしている。 

 だけどうすよごれた大人は知っている。恋してるときのあの幸せ感やドキドキ感は回を重ねるごとに逓減していくことを。そしてだからこそ、はじめての恋ってのは超WONDERFUL!だってことも。 

 うすよごれた大人がこの曲を聴いて涙するのは、懐古主義からだろうけど、具体的に言うと恋する少女の無邪気さと有邪気な自分を対比して、その無邪気さがとってもいとおしいからだろう。そしてその無邪気さはもう決して自分にはもどってこないからさらにいとおしいのだろう。


℃-ute 超WONDERFUL!



p.s.
ハロプロデジタルフォト3月は嗣永桃子なのだが第2週目のデジタルフォトがすばらしい!ピンクのビキニで後ろ姿の桃子。ビキニがおしりに食い込んで桃子のおしりの形がはっきり分かるほどだった。→「ハロプロデジタルフォト」HP
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