負けてられるかルカ！

　小学生のころの話。毎年恒例の募金についての話し合いが委員会で議論された。どんな風に募金をあつめるか小学生が議論する。

　ある児童は朝校門にたって募金箱をくびにぶらさげて集めてはどうか。ある児童はクラスごとに募金をつのったらどうか。

　そんななかある児童がこう提案した。「クラス対抗で募金額を競ったらどうですか？そうすればたくさん募金があつまるのではないでしょうか」。おおそれはいいアイデアだと賛同する委員会のメンバー。

　コンセサスが形作られそうになったその時、一人の児童が発言する。

　「それはおかしいと思います。募金というのは金額ではなく、気持ちが大事だと思います！！」

　その発言でクラスで募金額を競う提案は却下された。なにを隠そう「募金は気持ちだ」発言をしたのが小学生だった私デスペア。


　当時の私は実に鼻たかだかだったが、数年後その当時の私の考えには賛同しない私がいた。そして今の私も小学生の私の意見に賛同はしない。

　募金は気持ちだというのなら、募金しなくて気持ちだけをおくればいい。それは大空に向かって歌を歌って気持ちを届け！でもいい。教育上募金額を競うのはどうかとおもうが、募金を受け取る側はそんなことなど知らない。ただ知るのは金額のみ。気持ちのこもったお金とそうじゃないお金などない。金額なぞ計数上の数額にすぎない。


　はなし変わって、

　つんくボーイ（ハロプロのプロデューサーのつんく）がブログで募金をつのっている。昨日このことについて否定的なブログをかいた私デスペア。

　しかしその後、秋○やすし氏ひきいるＡ○ＢがA○Bプロジェクトと銘打って募金を呼び掛けはじめたことを知る。

　負けてられるか！ってことで、へんてこりんなつんくが作った任意団体「サルサンバ会」に寄付をした。「12,173円」寄付をした。次期ハロプロのエースの宮本佳林の誕生日12月1日とBerryz工房須藤茉麻の誕生日7月3日の数字にちなんでの金額。

　つんくのブログはこちら

　今の私を見て、小学生の私はどう言うだろうか？きっと「募金は気持ちです」ってまっすぐな透き通った瞳で言うんだろうね。そんな純粋さがいとおしい。