獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

最初で最後のコピンク(宮本佳林)ライブ@静岡駿府城公園 に行った。

2013-03-02 17:52:36 | コンサート舞台
 さよならの魔法はありがとう

 朝0445起床し0600の始発バスにのり新大阪ひかり0730発にのって静岡に0932に到着。そして1645には家に戻ってきた私デスペア。

 今日は関東ではパシフィコ横浜ではハローの雛祭りフェス前夜祭と里山ブース、横浜BLITZでは田中れいなバンド初お披露目。そして静岡ではコピンクこと宮本佳林(ハロプロ研修生、Juice=Juiceジュースジュースとしてデビュー予定)の最初で最後のコピンクライブ。

 このライブのためにピンクの横断幕をいろんな人の協力を得てつくり、静岡のガイドヘルパーさんにお願いして会場まで手引きしてもらった。網膜色素変性症な私デスペア。視野狭窄と視力低下が進行している私の目では横断幕のイラストもはじめての会場もひとりではどうしようもない。

 昨日の夜に別のガイドヘルパーさんに家にきてもらい、横断幕がうまくはれるかどうか狭い我が家で実験。結局どうしてもまんなからへんがたるんできてうまくはれないことが判明。その解決策を考え頭がさえて深夜24時すぎてやっとねれるぐらいだった。睡眠4時間。

 横断幕をささえる棒を2本から3本にすることでなんっとかうまくいった。なんとか横断幕を1時間弱のミニライブ中ずっとかかげていることができた。

 今日はじめて会った女性の静岡のガイドヘルパーさんもこころよく横断幕を掲げることを了承してくれた。断られたらもう横断幕はあきらめようと決めていた私。やさしい茉麻のような包容力のあるガイドヘルパーさんでよかった。

 そして野外会場のうしろのほうで横断幕をセッティングするときに、お願いするわけでもなく、「手伝いましょうか?」と声をかけてくれた神奈川県から来ていたやさしい佳林ファン、そして鉄柵に横断幕の支柱を結束バンドでくくりつけていた私の手元のおぼつかなさを見てさっと無言で代わりに結んでくれたまるで弟子に言葉すくなく見せておしえる職人親方のようなやさしい佳林ファンの方、あと私が見えてないところで手伝ってくれたやさしい佳林ファンのみなさんのおかげでなんとか横断幕をセッティングできた。

 この方たちの協力なくしては実現できなかった。

 この甲斐あって、ミニライブ中スタッフ証を首からさげたピンクススタッフらしき人から横断幕の写真をとっていいですかといわれた。ステージ上から見ると斜めになっていて横断幕の文字が見えにくかったかもしれないが、このスタッフが舞台裏で佳林にその横断幕の写真を見せてくれたらなと思う。RPの私の目ではステージ上の佳林はまったく見えなかった。ガイドヘルパーさんによるとピンクのドレスで頭にティアラのお姫様衣装だったとのこと。そんなかわいらしい姿もみれない私、ただこの横断幕のメッセージを佳林に伝えたい。佳林ファンの思いを伝えたい。その思いで横断幕をかかげる私。

 ミニライブ後半、風がすこしでてきて必死で横断幕がたおれないように右手をおもいっきりあげて支柱をささえる私。もし横断幕がたおれてコピンクライブに水をさしたらいけないとひやひやで腕が疲労困憊。そのせいであまりコピンクの生歌に感情移入ができなかった。

 だけど客は4、500人ぐらい来ていて大盛況でよかった。長いCD物販列を見てガイドヘルパーさんがびっくりしていた。

 ミニライブおわると同じステージではマラソンの○×クイズしていたが、客は2,30人ぐらいに激減していた。参加型の○×クイズコーナーみたいだったがコーナーとしてなりたったのかきになった。

 で背打ペア的最初で最後のコピンクライブ
1、宮本佳林はやっぱり群をぬいてすごい
 11時開始、その15分前に自総合司会らしき女性がでてきて諸注意みたいなのしていた。その後お侍ちゃんという芸人が前説で客をあたためる。笑ってといいい客にいいともといわせたり、ハンバーグといえば?さわやかと言わせていた(静岡にはさわやかというハンバーグのチェーン店がるらしい)。
 本編はじまり1局目はさわやか五郎の兎tocome(てっきり読み方はうさぎトゥーカムとおもっていたが、うさぎとかめでいいのね、さわやかも佳林もそう発音していた)。

 1曲目さわやか五郎でよかった。しっかり客あおりをしていて客にOiOiコールを求めていて会場を一気にもりあげていた。途中Bメロではゴローコールもおきていた。

 そして曲後半佳林のコーラスが加わる。とってもきれいな声なのでてっきり音源をかぶせているのだろうと思った私。佳林がでてきたのなら客席から歓声があがるとおもったがあがらなかったため。でもその声は音源ではなく佳林の生歌だった。音源のような安定した声だったのでびっくりした。

 その後、さわやか、佳林、おさむらいでMC、昨日一生懸命クリアファイルにサインを佳林もかいたとさわやか。(そうそうツイッターによると前日夕方に同じステージで佳林がリハーサルをしていたとのこと。佳林はまえのりのよう)

 そして2局目は佳林のカリーナノッテ、その後佳林の一人MCのあと続けて2曲で最高視感度とリバース(?だったような)、

 その後占い師登場で佳林の手相占い。たしかアイドルにむいているとかいう占い。

 そして最後にもう1曲、、コピンクの兎tocome
これも生歌だった。しかも曲途中のラップ部部分も佳林生歌。しっかりこなせていて客から歓声があがった。

 1時間もないたっ1回かぎりのミニライブのために生歌6曲疲労し、振りもいれて、ラップもパーフェクト。このプロ根性はすごいね。

 いったん佳林いなくなり、客席からアンコール。

 アンコールにこたえたわけじゃないが、再度佳林でてきて、今度はコピンク卒業式。作詞している女子大生児玉雨子さんが登場し卒業証書を読み上げ佳林に渡す。素人の女子大生がたくさんの客の前で緊張しているのか途中声が震えていた。緊張とおもっていたら、どうやら雨子さん泣いていたようだった。それをうけて佳林もすこし泣いていた。

 佳林「こんな卒業証書までもらって、ぜんぜん知らされてなかったんです」
 佳林「コピンクがあったから今の私がいると思うんです」
 佳林「ピンクが大好きでイチゴが大好きなコピンクをやらせてもらって本当にうれしかった。これからはコピンクとしての宮本佳林じゃなくて、宮本佳林としての宮本佳林で一歩踏み出したい。もうこんなピンクは着れないかもしれないけど 宮本佳林としてやっていきたい」

 あぁ実に健気で愛おしい。つんくから佳林加入の新ユニットでの佳林のメンバーからはぶどう(むらさき)と提示されている宮本佳林。本当はピンクが大好きでいちごが大好きな佳林。とうぜん自分のメンバーカラーはピンクで担当フルーツはいちごとおもっていた佳林。その自分の気持ちをおさえてのこのMC発言。実に健気。

 つんくにこの切ない乙女こころをわかってほしい。

 卒業式のあとラストの曲、カリーナノッテのスローバージョン。CDに初収録で私は初危機。とってもよかった。すこししんみりとしてセンチメンタルで佳林の心情をよくあらわしていた曲調だった。

2、横断幕ってむずかしい?完結
 ミニライブおわり
 鉄柵にくくりつけた結束バンドをはずしおわったところで、佳林ファンの人たちが横断幕の写真をとらせてくれということだったのでしばし横断幕をもち撮影会。何名かは横断幕を背景に自我どりしていたようだった。

 手伝ってもらった人こそ写真をとってもらいたかったので声をかけて写真をとってもらった。横断幕の画像をつくってくれたチラシ主さんもいたので写真をとってもらった。

 もうsいいだろうといいころあいを見て撤収を再開。支柱のガムテープをはずしているときに、CDクリアファイル買えなかったとわざわざ伝えにきてくれた地元ヲタさん。気持ちだけで十分です。

 さぁ幕をしまおうかとしていたときに、若い高校生ぐらいの女性が写真をとらせてくださいときた。こんな若い女性佳林ファンは保護し守りそだてていくのがじっちゃんの務め。こころよく片付けの手を止め横断幕を再度ぴんとはる私。

 横断幕やってよかったな。

 若いファンといえば、帰り静岡駅のみどりの窓口でも若い学生風の男性にデスペアさんですかブログ読んでますと話しかけられた。GDPことじっちゃんだいすきプロジェクトの佳林ファンとしては若いファンはとってもうれしいね。愛知県から在来線できてまた帰るとのこと。多くの今日のコピンクライブに参加した佳林ファンはそのあしで横浜にいくのだが、私もそうだが、このミニライブだけののために静岡にきたっていう人はいいね。交通費をいかにうかせようとしていた大学生のころを思い出してなつかしかった。

3、その他
・ゲッターズ飯田という裏無しによると佳林は身近な人同級生とかと恋におちるとのこと、おもしろい人がスキだとのこと
・佳林は幼稚園からいままでだれにも告白されたことはないとのこと
・佳林の学校の女子は3kmマラソン、後者のまわりとか走るもあるいちゃうとのこと
・客層は30代男性がほとんどで女性はほとんどいない
・ピンクのパーカーやピンクのTシャツきてる人は数人
・ピンクのサイリウムは前のほうの客がふっていた。
・ライブ中私のさらに後ろ鉄柵のそとでカシャカシャカシャというシャッターの連続音、おいおい盗撮かとおもいきやスタッフで脚立をまたいでテレビカメラで撮影しているスタッフもいた。
・昨日の夜静岡はどしゃぶりだったが、今日は朝から晴天、10時に土の地面もかわいていて、膝をついて横断幕をセッティングしてもさらさらの土が手につく程度、こんな地べたにはいつくばって地面の上で作業したのって15年前に草野球をした以来かな。
・・JR静岡駅は在来線ホームが3つ新幹線が2つ合計5つのホームしかない。意外とちいさいのね。
・駿府城公園は駅から外にでてちっちゃな地下街をとって再度地上にでて県庁のわきをとおていった。
・CD列にならんでいるヲタにスタッフがうなぎパイをくばったとのこと、早朝から佳林直筆サインいりクリアファイルが特典でつくCDを買うための長蛇の列。けっきゅ億1230にコーナーにいったら全部うりきれで1枚もないですとのことだった。
・帰りの新幹線の改札で駅員をまっている間にガイドヘルパーさんがうなぎパイを買ってきてくれて私にくれた。その前にガイドヘルプ業務をはるかに超えたことをてつだってもらったのでいくらか気持ちとして寸志をうけとってほしいともうしでたのだが、きっぱりとことわられた。プロだな。うなぎパイのおれいに今度お礼状と今日買えなかったコピンクミニアルバムを3/20にアマゾンで2枚かってにおくろうと思う。

 今日は睡眠不足もあってっ帰りの新幹線の中では1時間ほど形態を片手にうとうと。つかれた。つかれたが、たくさんの人の手助けでなんとか最初で最後のコピンクライブに参加できて、そしてなんとかピンクの横断幕もかかげられて満足。それもやさしい佳林ファンんのおかげだし、そうさせる宮本佳林の魅力のおかげ。

 ありがとう佳林ファン、ありがとう宮本佳林!そしてさようならコピンク、ありがとうコピンク!

 
 家に帰りツイッターを見ると、ピンクのドレスを着たティアラを頭につけたお姫様が、数時間後パシフィコ横浜の写真撮影自由の野菜売りコーナーで地味な研修生の衣装を着て落花生を売っているとのこと。

 灰かぶりの少女が魔法をかけられガラスのくつでお王子様の舞踏会へ、そして12時の鐘の音でまたみすぼらしい杯かぶりの少女へ。

 僕たちのお姫様はまだ現実世界では灰かぶりの少女であり、コピンクの1st曲「カリーナノッテ」の鏡のこっちがわの少女のままだし、「リバース」の観覧車の中でぐるぐるまわっている少女のままなんだね。

 あぁなんだこの切なさは、なんだこのやるせなさは

 そしてなんだこの、宮本佳林という少女のすごさは。

 宮本佳林という観覧車の中で泣いたり笑ったり感動したりぐるぐるまわっているのは私たち佳林ファンじゃないだろうか。決してとけない魔法を、佳林からさよならの魔法をかけられても、ありがとうと言って佳林からは離れられないんじゃないだろうか。

 カリン革命元年2013年3月2日。すべてがおわってすべてがはじまった日


 
p.s.
さて、 灰かぶりの少女を本物のお姫様にしてあげられるのは誰だろうか?

 
 
コメント (1)
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