獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

サピエ図書館に伊藤塾の司法試験予備試験短答式過去問題集があった。

2023-07-28 20:44:55 | 司法試験と私
過去の問題 カコモン

大学受験。田舎の高校生だった私は。予備校などもなく、いわゆる模試というものはあまりうけなかった。どこどこ大学模試とか、当時ははなざかりだったね。考えてみれば、私はダンカイジュニア時代で、私のまれた時のこどもは、200マン人。いまや、80マン人。そりゃ受験業界もいろいろ模試つくれるよね。今だと、おもう、そんな大学別の模試なんてないんだろうな。代ゼミ、河合塾、駿台、いまでもあるのかな?

模試をうけれないので、私がたよるのは、アカモンというカコモ問題集。赤い色をしているからアカホンとよばれていた、傾向と対策。大学ごとに本があったのよね。当時は、大学受験してもその問題はもってかえれなかった、なので、このアカホンはどうやってつくっていたのか不明。おそらく、だれかが横流ししていたんだろうね。今では、情報公開法が成立し、国公立の大学の試験問題は、受験生はもちかえれるようになったのよね。2000年代のおはなし。私が司法試験をじゅけんしはじめたころには、司法試験の問題文の持ち帰りもできるようになったのよね。

試験対策としてはやっぱり顔顧問が大事。どんな問題、どのレベルの問題がでるのか、とても大事。私は去年から、司法試験塾伊藤塾の入門講義を受けている。今の受講生は、過去問もスマホで解くよう、そういったシステムがあるよう。電車にのっているとき、寝る前、お風呂に入っているとき、スマホがあれば、過去問をスマホで解けるよう。とっても便利な時代だね。
ただ、この過去問題システムがどうやら、音声読み上げには対応していないようで、私は、そのシステムを申し込んでいない。そのかわりに、伊藤塾にお願いして、過去問題集を購入。紙の本ではなく、その代金をはらって、テキストデータワードデータを提供してもらった。ありがたいね。伊藤塾の合理的配慮。

ただ、この過去問大衆は、視覚障害者のために加工されたものではないので、図表は画像データだったりして、なかなか読みにくい。それは過去問だけでなく、伊藤塾の入門講義テキストもそう、ワードdえつくられていても、その中の図表がどうやら画像なので、その図表はまったくよみあげない。今度、伊藤塾にお願いして、その図表のもとになったエクセルファイルを提供してもらわなくちゃ。

目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。単に、ワードのデータをもらえば、それですむわけではない、それをさらに、視覚障害者がわかるように、再編集しして、ほんとは提供してもらいたいのよね。そこまで伊藤塾にお願いするのは過度な要求かな。

ふとおもう、司法試験予備試験短答式の過去問題の問題種が、視覚障害者用のインターネット図書館、サピエ図書館にないものか。司法試験、短答式で、点字データがないか、サピエで検索してみる。
すると、ヒットした。伊藤塾の過去問題セレクションという問題集が、なんと点字データでアップされていた。うれしいね。ささっそくそのデータをダウンロードして、テキストデータとして保存。点字ファイルは、すべてがヒラガナのデータ。なので、漢字はいっさいなし。でも、遺言は、司法試験用語としてイゴンとして、点訳されている。いいね。

こんないいものがあったのなら、わざわざ伊藤塾から過去問テキストデータを購入しなくてもよかったな。たしか5マンぐらいしたもんね。サピエだと、無料。

この司法試験予備試験短答式過去問題集セレクションを点訳したのは、千歳市点字図書館のよう。ありがたいね。とおく北海道のボランティアさんが点訳してくれたデータを大阪の盲人がつかう。ありがたい。

今アップされているのは、憲法、民法、刑法の3科目だけ。そのほかの行政法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の過去問題集の点訳もしてほしいな。その予定があるか、メールで問い合わせをしてみた私。返答まち。

でっきれば、点訳、すべてがヒラガタデータでなく、マルチデイジーデータとして、漢字まじりのテキストデータとして、作成してほしいな。

しかし、点訳ってほんと大変だろうね。すべての文字をひらがなにして、独特な句読点、マスアケをしないといけないね。あと、図表も、視覚障害者がわかるように、図表の行と列の項目ごとに、内容を、つくりかえなくちゃいけない。すごい手間だね。本来は、こういったことを、伊藤塾がすべきだとおもうんだけどね。ボランティアさんだのみ。それも、千歳市の点字図書館。

みなさんもえひ、サピエで、予備試験の点訳データを見てみてね。
サピエ図書館にアップされている点字データは以下の3つ

司法試験・予備試験短答式過去問題集刑法(伊藤塾合格セレクション) 著者 伊藤真監修 伊藤塾編 巻数 14 出版 2021年 製作館 千歳市点図

司法試験・予備試験短答式過去問題集刑法(伊藤塾合格セレクション) 著者 伊藤真監修 伊藤塾編 巻数 14 出版 2021年 製作館 千歳市点図

司法試験・予備試験短答式過去問題集民法(伊藤塾合格セレクション) 著者 伊藤真監修 伊藤塾編 巻数 18 出版 2021年 製作館 千歳市点図

PS
サピエ図書館は、国から補助金をえて、日本ライトハウスの関連団体が運営している、視覚障害者等のためのインターネット図書館です。音声データ、テキストデータ、点字データの本があります。いまでは、視覚小あぎしゃだけでなく、ページがめくれない人なども、会員になって、サピエ図書館を利用できます。
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4 コメント

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Unknown (るる)
2023-07-31 09:09:25
私は国公立大学を受験しましたが、試験官の許可を得て題を持ち帰った記憶があります。合格し、その問題を捨ててしまったのが悔やまれます。自宅から通える範囲に行きたい私立大学がなかったのと、学費が勿体ないと思ったため、私立大学は受験していないのですが、私はこの記事を読むまで私立大学も問題を持ち帰れると思っていました。
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Unknown (デスペア)
2023-08-02 11:15:27
30年ほど前は、どの大学も問題は持ち帰りできなかったと記憶しています。たしか、司法試験も25年ほど前までは問題はもちかえれず、問題文のきれはしをやぶってそこに自分の回答番号をひかえて家にもってかえっていた記憶があります。
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Unknown (るる)
2023-08-02 13:57:03
問題文の切れ端ってことは、昔も文字が書いてない部分なら持ち帰っても良かったんですか?
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Unknown (デスペア)
2023-08-03 14:55:22
問題文のきりはしです。正確にいうと、問題冊子の最後のページをきりとり、そこに受験生はメモをします。答案の下書きをかいたり、回答番号を書いたりしてました。そのキレハシだけはもってかえれました。なつかしいです。
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