優しい手。

天才！志村どうぶつ園。
所有者不明犬が36,512匹とナレーションが入って、
そんなにまだ居るのかとビックリしてしまいました。
昔ほど野良犬や、迷い犬は見ない気がしているのですが、
まだまだ居るんですね。
雅紀は今回も走っていました。
その向かう先は、千葉県八千代市のトリミング施設でした。
中へ入ると「お久し振りです」と声をかける雅紀。
そこは雅紀に、
トリミングを教えてくれた牛島さんが代表を務めるトリミングハウスでした。
保護されたワンちゃんを待つ間「久し振りに来た」と言っていました。
犬種はワイヤー・フォックス・テリアでしたが、
毛玉で顔が見えない状態でした。
雅紀は初めて見る感じだと言っていました。
健康な状態の同じ犬種の写真が映ったのですが、
全くの別の犬種のよう思えるほどです。
気が強く、ケンカっ早い性格の為に、
飼育に慣れていないと飼いきれなくなってしまうそうです。

どれくらいの間お世話を放棄されてきたのか？？
「全然違うよ」と雅紀がいうのも無理ありません。
目も全然見えないので、ワンちゃんもきっと不自由なんでしょうね。
くしも全くとおりませんし、引っ張ると痛そうに絡まり合っています。
通気性が悪くなり、炎症を起こしてしまうこともあるそうです。
毛玉をほぐすのはダメージが強いので、
バリカンでリセットすることに。
刈る前にバリカンの音を聞かせて様子を見てから始めました。
そうなんですね～、ちゃんと
ワンちゃんがおとなしくしている理由は、
雅紀の触る手が凄く優しいからだそうです。
ゴメンねとか、声をかけるのもとっても安心しますよね。

素早く、優しく、正確にやらないと、
ワンちゃんのご機嫌を損ねてしまいます。
でもとてもおとなしく、じっとしていておりこうさんでしたね。
カッパみたいにしたくないという雅紀に、
もしカッパみたくなっても、こんなに優しく接してくれたら、
ワンちゃんは怒らないよと思ってしまいました。
このワンちゃんは水が苦手のようで、
シャンプーは随分と手こずってしまいましたね。
でもピタっと雅紀に身を寄せているのを見ると、
雅紀を信頼しているのだなぁと思いました。

シャンプーひとつとっても、その子の性格を考えて、
安心してもらえるように、気を遣いながら進めていかないといけないんですね～。
それにしても優しい手ですよね。
綺麗に洗ったあとに、ドライヤーをかけるのですが、
ワンちゃんは音に敏感なので、遠くから少しずつかけていきました。
そして更に毛並みを揃える為にバリカンでカットしました。
見違えるほど綺麗になりましたね～。
座ってご褒美をあげる雅紀にキュンキュンでした。

この企画が始まってから、シャンプーがいかに大切なのかを知りました。
長年わんちゃんと一緒に生活してきましたが、
毛玉が出来ない毛質だったので、
ろくににシャンプーをしてあげなかったなぁと反省しきりです。
シャンプーも嫌いだったのですが、
嫌いというのではなく怖かったのかもしれませんね。
工夫次第では恐がらせることなく綺麗にしてあげられたんですね。
これからも雅紀の優しい心と、優しい手で、
ワンちゃんたちを幸せにしてあげてほしいです。