『スパゲッティーの構造体模型を、揺らしてみると…』
昔から、ある大学の「建築学科」では、建物の「構造」を理解させる為に、
建物の柱や梁を、食品の「スパゲッティー」に置き換え、それを瞬間接着剤
で組み立てて、「建築構造力学」の教材に使用しています。
確か、外国でも、同じ様な事をしている映像を、見た事があります。
「スパゲッティーブリッジ」がそれです!
スパゲッティーで橋を造り、その模型の橋に、重りをのせて行き、
「何グラムまで絶えるか?」を競うのです。
…なぜ、こんな話を持ち出したかと言うと…
「住宅」や「ビル」の「耐震シュミレーション」というのが、まさに、
この「スパゲッティーハウス」にPC上で置き換えて、計算するからです。
「コンピュータ」と言うのは、「はっきり言って馬鹿」ですから、簡単な
「モデル」に置き換えないと、計算出来ないんです。
その為に、建物を「梁」と「柱」で囲まれた「箱」として、計算します。
その「机上の計算」方法が、「スパゲッティーハウス」や「スパゲッティー
ブリッジ」の強度測定に、似てる訳です。
ですから、「コンピューター耐震診断」で、安全と判定されても、実際の
地震が来たら、「結果は分かりません!」。
コンピューターが計算するときは、「シロアリ被害」や「コンクリートの
中性化」それに、家財道具等の重量は、全て無視して計算するからです。
一度、皆さんも、スパゲッティーで、お住まいの家の柱や梁の模型を
作って、揺らしてみてはどうでしょうか?
これ、けっこうリアルに揺れるんです!