読む日々

テーマばらばらの読書日記

沖で待つ

2011-01-06 | 
絲山秋子「沖で待つ」

芥川賞受賞作品です。表題作の他に「勤労感謝の日」という短編が1つ。どちらも面白かったです。

「勤労感謝の日」 は36歳無職の女性(会社辞めた理由がすごい)が 近所のおばさんに義理立てして勤労感謝の日にお見合いするお話。

見合い相手のこ汚さっぷりが笑える。仕事できると思い込んでいる おそらく出来ない大企業勤めの慢心男。

いい会社に勤めてる、ってだけを心の拠り所にするオトコって最低!!と若い頃頑なに思ってて、肩書きでだけは選ばないよ~と決意してたら、甲斐性無さすぎなオトコをつかまえてしまった私…  あ、関係なかったか。



表題作は 同期入社の男女のお話。恋愛要素はカケラもなく、ただただ強い信頼で結ばれた友情のお話。いいな、この話。絲山さん、初めて読みましたが、他にも本、あるのかな。探してみよう。

満足度85