読む日々

テーマばらばらの読書日記

絵本二冊

2011-01-08 | 絵本
息子が図書館で借りてきたくせに、外遊びにばかり夢中でちっとも読まないので、代わりに読んでみました。
(酷い風邪を引いて声が出ず、読み聞かせもできない)

①まじょだ! さく・え  スエリ・ピニョ

   ブラジル出身で、多分日本人とご結婚された方の作品。ブラジルの大学を卒業後、上越教育大学大学院で学ぶ、だって。
・・・・・新潟じゃん。で、この作品は 第10回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞 だそう。

すごく、絵が独創的です。絵なのに、フェルトをけば立てて貼り絵にしたみたいな風情。ほんわかしててあったかい絵です。
なのに登場人物は魔女。猫をたくさん飼ってる魔女がある日キリンを見てどうしても飼いたくなり、魔法で小さくして飼い始めますが、キリンをえこひいきするから、キリンと猫がケンカしちゃったり。でもキリンの失敗を許しちゃううちに、やりつけない「優しいこと」をしたばっかりに魔女は寝込んで死んでしまいます。キリンと猫とで川に流してあげて、キリンの魔法は解け、魔女は麦畑にたどりついて、最後は生きてるのか?っていう終わり方。「優しさ」を学ぶのにいい本だと思いました


②みーんな いすの すきまから マーガレット マーヒーさくポリーダンバー えもとした いづみ やく

貧乏な一家のお父さんが大事な車のカギをなくしてしまう。娘が「いすのすきま(ソファの背もたれと座面の間)からお金を見つけたから、鍵もみつかるかも」と言うので、お父さんと長女で いすのすきま を探ると・・・
出てくる出てくる いろんなモノが。末っ子の双子の片割れやらゾウまで出てくる始末。

コンセプトがよくわかんないのと、訳がダメです。無理やりいい語呂にしようとしている感じで読みづらい。
前にここに書いた「青バスくん」は、語呂合わせがピッタリしててとっても心地よかったのになぁ。訳者のセンスですかね。

絵はとっても可愛いです。