読む日々

テーマばらばらの読書日記

狐狸の恋

2011-03-02 | 
「狐狸の恋」諸田玲子


 はいだしょうこさんのフォトエッセイ、限定版をGETするためにAmazonにオーダーしたんですが、1500円買わないと送料かかるし・・と合わせて買いました。

お鳥見女房シリーズですが、どこまで読んだか覚えてなくて
これは、読んでないよねぇ?と、おそるおそる注文。

エッセイと一緒に届くかと思ったら、先に届きました。
よかった、読んでない本だったし、この一つ前までは読んでたみたい


シリーズ4作目ですが、3作目を読んだのも多分3年以上前で、記憶がよみがえるまでに少々時間がかかりました。
でも、読んでいくうちによみがえってきて、とても楽しく読めました

さすが、諸田玲子さんだわ~ という、満足のいく展開でした。次の「巣立ち」、早く読まないと
これは文庫化されてないみたいなので、図書館で探します。

大まかなストーリーは、大人になった子供達がメイン。今回は長男の久太郎が、お鳥見役に対して腹が決まる姿がよかった。


細かいところでは、珠世が庭を眺めて、子供達がここで花火をしていた事を思い出しつつ、もうあの4人がここで騒いだりすることはないんだ、歳月はなんて早いんだろう、と思う場面でしんみり
子供を産むと、それまでの歳月よりもスピードが物凄く早いと思う。子供の成長に気をとられている間に、
気がつけば自分の年が・・・。

うちも、子供が生まれたのなんて、つい昨日みたいなのに、もう8才。あと10年したら、家を出て行ってしまうんだな、と思うと、焦るような気持ちになってきます。一人っ子でもこんななのに、たくさんいるお家はどんななんだろう・・。

あと10年かぁ・・ゆっくり味わって子育てしていきたいな。
本筋と全然関係ない感想だわ