読む日々

テーマばらばらの読書日記

メイベルおばあちゃんの小さかったころ

2013-03-23 | 絵本
「メイベルおばあちゃんの小さかったころ」アリータ・リチャードソン作 中村妙子 訳





作者をモデルとしているならば、作者は現在90歳なので、その方の祖母が子どもだった頃というと・・
50歳の時の孫だとして140歳。

つまり130年位前の、アメリカ・ミシガン州のお話。
厳密に言えば、今から20年位前に、作者が孫に、自分が祖母から聞いた話を語って聞かせている、という設定だけど。

大きな森の小さな家、の頃と時代は被るみたい。
こういう時代のアメリカのお話は大好きです。

なので夢中になって一気読み。どれもクスっと笑えて、そして当時の暮らしもよくわかってとても楽しい。

10冊のシリーズものらしいので、これから順番に読んで行きたいです!!

中村妙子さんが訳した本って、ほんとハズレがないなあ。

空中ブランコ

2013-03-23 | 
奥田英郎「空中ブランコ」





始めて読んだけど、シリーズ物みたい。
精神科医の伊良部一郎という、巨漢が主役。

空中ブランコ乗りがうまく芸ができなくなり、それは受け手のせいだと思いこむ「空中ブランコ」

先端恐怖症に見舞われたヤクザ「ハリネズミ」

我慢していい人を演じ続けてきた精神科医(伊良部の同級生)がエライ舅のカツラを外したい衝動と戦う「義父のヅラ」

ゴロを一塁に送球できなくなってしまった一流野球選手「ホットコーナー」

本当に書きたかったものが認められず、乱発で出しているきまりものの小説の設定が混乱する「女流作家」


それぞれ、見事に解決していく様子が痛快です。これはオモシロイ。


満足度100