読む日々

テーマばらばらの読書日記

わたしは女王を見たのか

2014-10-03 | 絵本
「わたしは女王を見たのか」V.ハミルトン作 鶴見俊輔訳




田舎に住む叔父の農園で夏を過ごすため、姉弟二人で出かけたエリザベスとジョン。

二人は夏の間を「ジーダー」と「トゥーボーイ」という名前の別人になりきって過ごす事に決める。
叔父の農園の土地を借りて豚を飼育している父娘の娘の方、ジーニーはとても背の高い神秘的な存在。
そのジーニーがアフリカのワトゥツィ族の女王とそっくりな事を古い雑誌で発見したジーダーは、絶対に彼女が女王なんだと思い込み、話したこともないのに慕っていく。

なんだか不思議なお話でした。原作は60年代に書かれたようですし、日本での出版は1979年でした。
挿絵が素敵で。
挿絵はロシア生まれで1912年以来アメリカに住むシミヨン・シミンが描いたもの、だそうです。

1979年といえば!!!!
しょうこおねえさんの生まれた年ですね。
小学校5.6年向けとありました。主人公のエリザベスが11歳ですね。

小説の中の年代は30年代なのかなあ?って雰囲気でした。

奴隷の歴史なんかがわかると読みやすいのかも。アメリカの子どもたちには自然に読めたかもですが、日本の子どもには難しいかな。