読む日々

テーマばらばらの読書日記

はるかなるアフガニスタン

2014-10-19 | 絵本
「はるかなるアフガニスタン」アンドリュー・クレメンツ作/田中奈津子訳



落第危機のアメリカの6年生女子が、落第回避の特別課題として海外の子供との文通をすることに。
ロッククライミングが好きなアビーは、山のある国、アフガニスタンを選ぶ。

アフガニスタンでは学校一賢い6年生男子が選ばれかけるが、男子が女子と文通はよろしくないとのことで彼の指南で彼の妹が書くことに。


アフガニスタンの男の子サディードは、自分が書いていることを知ってほしくて内緒でアビーに手紙をだす。返事は妹への手紙の中の文に散りばめてくれればわかる、と。


そして文通を通しお互いがそれぞれの国に興味を持っていくが、反米感情の強いアフガニスタンで騒ぎがあり、村の意見として手紙は禁止される。

なかなか読みごたえがありました。主人公のアビーがうちの息子みたいなキャラで、息子に読んでほしいなあ。
興味を持てば、切羽詰まれば頑張れるのか?彼も。


個人と個人では関われば分かり合えるのに、環境が許さない、って大変だ。
地球のみんながみんな、平等ではなくても好きなように自由に生きれる世の中になればいいのに。