読む日々

テーマばらばらの読書日記

ヒロシマのいのちの歌

2017-06-12 | 児童書・日本
「ヒロシマのいのちの歌」
鈴木ゆき江作
末崎茂樹絵

広島市の小学生、知里の祖母は、看護婦をしていた18才のときに被爆。母と弟の形見である鼈甲の櫛とハーモニカを大切にしまってきた。
息子夫婦には、知里が生まれたとき初めて涙ながらに被爆者であることを打ち明けた。
知里の学校では、語り部として原爆を知るお年寄りから話を聞いている。
原爆で奇跡的に倒れなかった榎の木に纏わる祖母の思い出が描かれて、最後は語り部として祖母は子供達の前に立つ。
六年生になれなかった弟を思って。

これは泣きました。長いけどおばあちゃんの独白部分的だけでも子供達に紹介できたらなぁ。