読む日々

テーマばらばらの読書日記

絵本

2010-05-23 | 絵本
 絵本「きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!」 チェ・インソン/文 パン・ジョンファ/絵 ピョン・キジャ/訳

 子供と図書館で見つけました。絵が可愛いです。

ソンミという女の子の家でキムチをつける様子を、裏庭に住むネズミの親子が「毎年もらって食べるのは申し訳ない」から、今年は真似をして つけてみようというお話。

はくさいの塩漬けから細かくキムチの付け方が解説されてます。
最後はキムチの歴史や種類が写真入りで載ってて「なるほど~」と大人も楽しめます。

キムチは大好きなので、自分でもつけれるようにならないかな、と思ったけど、さすがにこの絵本だけでは無理
普段、漬ける様子を見聴きして、材料も揃う韓国の子供たちに わかりやすく漬け方を教えるための本、ですね。

でも、本当に絵が可愛いかったです

満足度70

デルトラ・クエスト

2010-05-20 | 絵本
 少年小説「デルトラ・クエスト」エミリー・ロッダ/作 岡田好惠/訳 の 1巻「沈黙の森」と2巻「嘆きの湖」を読みました。

 息子が、「友達がおもしろいって言ってたから」と、本人はまだまだ絵本に近い本しか読めないのに、「お母さんのために」って 学校の図書館から借りて来てくれました。

影の大王に支配されたデルトラ王国を救うため、王の幼馴染の息子が16才になった時、父から王国再建のために、代々の国王が守って来て、影の大王にバラバラにされた7つの宝石を探す旅に出ることを命じられます。

 途上、いろいろな人を助け、固い絆が結ばれ、その者達の助けでひとつひとつ宝石を集めていく物語。

 おもしろいですよ~。友情もしっかり描かれているし、魔法みたいな雰囲気もあるし。
息子よ、ありがとう

 でもお話のパターンは読めたし、お母さんは他に読みたい本がたくさんあるから、次は最終巻を借りてきてね

満足度90

螢坂

2010-05-19 | 
 北森鴻「螢坂」を読みました。

これは、素敵なお話でした連作短編で、三軒茶屋の「香菜里屋」というビールバー?を舞台に、そこに集う人々が体験する「謎」を、マスターの工藤が答えを導き出すという形で解決する物語。

「謎」と言っても犯罪ではないです。こういう「推理」はいいなあ。

あとは香菜里屋で供される食べ物が素晴らしい!控えておいて作りたい位。

夏野菜とベーコンのスープ、とか ソースがグレイビーじゃないローストピーフとか、鮪のトロの炙ったモノをライスペーパーで巻いて赤ワインと醤油ベースのソースで食べるとか・・。とにかくおいしそうでした

満足度90

対岸の彼女

2010-05-17 | 
角田光代著「対岸の彼女」を読みました。

映画化されたんでしたっけ?どこかで記事を読んで「おもしろそう」と思いつつ機会がなかったんですが、土曜日に図書館で偶然目に入り借りてみました。

主人公は専業主婦だけど公園でなじめず、子供も自分に似てる気がして心配になり、子供を保育園にいれるべく仕事を探す小夜子。

面接に行った先の女社長が葵。

小夜子と葵は同じ年で同じ大学出身。現在の小夜子が主役の仕事や家庭、葵との絡みで進む物語と、高校生の葵が主人公の物語が順番に語られます。

読んでると、今の小夜子と高校生の葵がダブってしまいます。まあ、そこが肝心なところなんでしょうけど。

最後はハッピーエンドなのかな。現実味がない物語がペースだけど、主婦の日常とか細かいところは逆にリアルでした。

満足度65

あなたは、だあれ?

2010-05-16 | 
絵本です。あまんきみこ/作 武田美穂/絵「あなたは、だあれ?」

生まれた時、おかあさんは赤ちゃんの名前を「のぶこ」にするか「かなこ」にするか悩んだ・・と知ったのぶこ の のこちゃん は ある日「今日からかなこの かなちゃん になって、一人で歯磨きもパジャマのボタンもトイレも済ませて眠る」と宣言します。

かなこになって、一人でお布団に入ると、のこちゃんのオモチャ達が「のこちゃんがいなくなった」と、のこちゃんの立ち回り先を探し始めます。慌てて追いかけるのこちゃんが、いくら返事をしてもみんな気付きません。

そうだ、かなちゃんになっちゃったからだ!と気付いたのこちゃんは、のこちゃんに戻ってめでたし、めでたし・・・というお話。

私も、遠い昔、自分の名前がどういう風につけられたのか、他の候補はなかったのかすごく気になりました。
本来は違う漢字だったのに、当時の人名漢字になかったから役所ではねられて、今の名前になった、と知った後は、最初の字で名前書いてみたりしたなあ。。などと懐かしく思いながら読みました

絵もお話もすごく可愛い。年長さんや一年生位の女の子にオススメかもです。

満足度80