読む日々

テーマばらばらの読書日記

マジカル・ドロップス

2013-01-11 | 
風野潮「マジカル・ドロップス」


42才の主婦が、15才の体に戻っちゃうお話。
ただし、高校にはいる直前に亡くなった親友が、タイムカプセルに入れたドロップを食べてから2時間17分の間だけ。
ドロップは40粒…


面白くてしんみり、な、いい小説でした。主人公の菜穂子は、ナオと名乗り、成り行きで息子のバンドのボーカルになっちゃいます。

時々変身しながら、15才らしいトキメキを味わったり、恋してた親友の兄と偶然再会したり、娘の心がわかったり。さらに夫婦愛まで見せてくれました。

私が同じ状況になったら何するかなあ、とかの妄想も楽しかった。

満足度100

最近、ヒットが多い(*^^*)

子どもたちの叫び

2013-01-10 | 
内野真+オザキミオ 文
モバイル・コミュニケーション・ファンド 編
「子どもたちの叫び 児童虐待、アスペルガー症候群の現実」

何となく、目に入り、手に取りました。友人の子どもが自閉症だったのをきっかけに、先天的な障害について代わりに色々読んだりしていたこともあり、目につくと読んだりしてます。

子ども達だけではなく、周囲にも、アスペルガーかなぁ、と、思われる大人も結構います。

軽めの人は、個性的で面白いな、と仲良くしてますが、仲のよかった後輩は、恐らく何かしらの障害を抱えていたのに、それを周囲も本人も気づかず、たまたま彼女の個性を認めてくれない環境に置かれてしまったことで今度は精神的に病んでしまい、入退院を繰り返してる子もいます。

仲良かったし、可愛がっていたので、なんとか力になりたいと奮闘してた日々もありますが、素人には無理でした。

なので、二次障害が起きる前に、周囲が正しい接し方をするのはとても大事だと思います。

そういう意味でも、こういう本はたくさんの人に読んでほしいです。

中味自体は、様々な事例を基に書かれたフィクションなので、よかったね、的なおわりかたをしてます。

あと虐待やDVの奥の深さもわかるお話もあります。

これも仲良しの友人がDVの彼氏の呪縛を絶ちきるのに手を貸したことがあり、あの時の苦しさが甦って、ちょっと具合悪くなりました。

満足度は番外で。

お母さんの恋人

2013-01-09 | 
伊井直行「お母さんの恋人」


てっきり、母親の再婚劇を見つめる子供の話かと思いきや、全然違った。

1才半で母を亡くした子供が、長じて、自分が産まれるに至った経緯を語る、という展開でした。

母は36才。その母に一目惚れした不良高校生2人。

そのどちらが父なのかわからないまま話は進みます。

なんだか、あり得ないのに大納得で、読みごたえもあり、満足感ありました。

母を亡くした子供を育てるのがあの2人でよかった。

満足度95

食堂かたつむり

2013-01-08 | 
小川 糸「食堂かたつむり」




インド人の恋人にすべてを持ち逃げされ、憎んでいた母の元へ戻り、一日一組だけの食堂をオープンさせた倫子。

そこでの人々との触れ合いから、いろいろな変化が起きて行く。


山の自然がすごくいい。
母の本当に姿が感動的。

母の飼い豚、エルメスが哀しくて切なくて愛おしい。

で、中盤からラストまで、泣きっぱなしでした

親子ってすごいし、人と人とのつながりって、単純じゃないんだなあ。。。

感じた事が多すぎて、何をどう書いていいかわかりません。

満足度100以上です。


おはぎ

2013-01-07 | 雑感
もち米をいただいたので
おはぎを作りました!!!



息子が、きな粉のおはぎが好物です。
私は断然アンコ派です。

が、きっとダンナがアンコは全部食べちゃう・・・。

なので敢えて皆が寝静まった頃から米を研ぎ始めました。
今、完成。

ほんの一口サイズのものを作り、味見しました~
美味しいぞ。

朝には少し固くなっちゃうけど、まあ、許容範囲でしょう