読む日々

テーマばらばらの読書日記

光秀の定理

2014-07-15 | 
垣根涼介「光秀の定理」
光秀のレンマ、と読みます。
美濃を追われて京都で細川藤孝の世話になりながら明智家再興を目指している光秀が出会った、変わった僧の愚息、兵法者の新九郎。
3人が織り成す歴史の裏側の物語。
明智光秀の人と形を、かなり真実に迫るかたちで表現してあるような気がする。

そして、本能寺の解釈も新鮮。自分が理想とする人が人らしく生きていける世の中と、信長が求める、自分を覇者として他はすべて部下として庶民からしたら窮屈な世の中。同じ「戦のない世の中」を目指しているのかもしれないけれど、その結果は全くちがう。それを食い止める為の蜂起だった、という解釈。

愚息と新九郎の在り方が光秀に大きな影響を与えてる。

すごーく面白い。なんというか、友情物語?って感じ。そして、光秀の正室煕子は、やはりここでも素晴らしい人物です。
 
この人が天下を取っていたら、どうなっていたのかなぁ。朝鮮出兵だけはなかったはず。

ドイツ優勝

2014-07-14 | 雑感
目が離せない試合でしたすごい決勝戦

そしてドイツ優勝
ドイツ代表のアウェイ用ストッキングを履いて応援してた息子
よかったです。※白が1stらしいじゃん!!息子の嘘つきっっっっ

今日は白いユニフォームでちょっと嬉しかったみたい

楽しかった

2014-07-12 | 雑感
昨夜は御近所のお宅で焼き肉パーティー。
知らない人だらけの中、楽しめました。

外国のお客様をお迎えしての会。日本にいい印象を持ってくれたらいいですね。




息子がいただいてきました。

数なかったみたいなのにいいのかな?

彼の名はヤン

2014-07-09 | 
「彼の名はヤン」イリーナ・コルシュノフ作 上田真而子 訳

第二次大戦末期のドイツ。
ポーランド人捕虜と突如恋に落ちたドイツ人少女が、密告で捕まり、空襲のどさくさで以前農場の手伝いをした農家に匿われながら、彼との事を回想する物語。バリバリのナチ少女が恋によって公平な視点を持てるようになる過程を描いてます。

彼と再会できるのかわからないところで終わってて消化不良だけど、おそらく彼の方は殺されてしまってるだろうな、という予感。

大本営発表を易々と信じてしまう人間って怖い。今の日本も少し心配です。正しい報道が成されてない気がして。マスコミによる印象操作とか、恐ろしいです。
満足度90