光秀の定理
2014-07-15 | 本
垣根涼介「光秀の定理」
光秀のレンマ、と読みます。
美濃を追われて京都で細川藤孝の世話になりながら明智家再興を目指している光秀が出会った、変わった僧の愚息、兵法者の新九郎。
3人が織り成す歴史の裏側の物語。
明智光秀の人と形を、かなり真実に迫るかたちで表現してあるような気がする。
そして、本能寺の解釈も新鮮。自分が理想とする人が人らしく生きていける世の中と、信長が求める、自分を覇者として他はすべて部下として庶民からしたら窮屈な世の中。同じ「戦のない世の中」を目指しているのかもしれないけれど、その結果は全くちがう。それを食い止める為の蜂起だった、という解釈。
愚息と新九郎の在り方が光秀に大きな影響を与えてる。
すごーく面白い。なんというか、友情物語?って感じ。そして、光秀の正室煕子は、やはりここでも素晴らしい人物です。
この人が天下を取っていたら、どうなっていたのかなぁ。朝鮮出兵だけはなかったはず。
光秀のレンマ、と読みます。
美濃を追われて京都で細川藤孝の世話になりながら明智家再興を目指している光秀が出会った、変わった僧の愚息、兵法者の新九郎。
3人が織り成す歴史の裏側の物語。
明智光秀の人と形を、かなり真実に迫るかたちで表現してあるような気がする。
そして、本能寺の解釈も新鮮。自分が理想とする人が人らしく生きていける世の中と、信長が求める、自分を覇者として他はすべて部下として庶民からしたら窮屈な世の中。同じ「戦のない世の中」を目指しているのかもしれないけれど、その結果は全くちがう。それを食い止める為の蜂起だった、という解釈。
愚息と新九郎の在り方が光秀に大きな影響を与えてる。
すごーく面白い。なんというか、友情物語?って感じ。そして、光秀の正室煕子は、やはりここでも素晴らしい人物です。
この人が天下を取っていたら、どうなっていたのかなぁ。朝鮮出兵だけはなかったはず。