グーちゃんはお鼻が長いのね~
犬は飼い主に似るっていうが
この長い鼻のおかげで
鼻ペチャの飼い主には
幸い似ても似つかない。
第一グーは
とっても毛深いしね。
はいはい、泣いている場合ではない。
この長い鼻の中にある
嗅覚神経は人間の比ではない。
においに関しては
犬は人間より
何千倍も敏感だという。
そんなグーはもう
今はすっかり家族の一員だ。
て言うか、自分は人間だと
勘違いしているように
思うときもある。
さて、まだまだ一進一退で介護の
続いているdoiron家。
最近よく感じるのが、
高齢者が、住みついていると
加齢臭や湿気で
家に独特のにおいが
染み付いてくるもんだ。
そこへ持ってきて
グーちゃんのにおいも
そこはかとなく漂うから
仕事から帰ってきて
家に入ると、微妙に
におう。
だもんで、消臭剤も
いろいろ試してみたのだが
なかなか、これっというのがない。
たいていは芳香を放ち、
そのにおいで、他の嫌なにおいを
ごまかそうとする
いわゆるマスキングによる
消臭剤が多いので、
慣れてくると
そのにおいも気になり始めるのだ。
昔、庭のキンモクセイが咲き
強烈なにおいを放っていたとき
道を歩く子どもが親に
「おかあさん、トイレのにおいしてる~」
って言ってるのを聞いたことがある。
その子にとって
キンモクセイがトイレを連想させるように、
我が家の芳香剤も介護を連想させる
ようになってくるんだよな。
消臭剤は一度置くと、
なかなかなくならないから
そのにおいがずっと続くことになるしね。
そこで、思いついたのが
お香
秋に淡路のマラソンに行ったときに
いただいたのがあったので
焚いてみたら、
これがなかなか良かった。
それからスーパーなんかで
気にしてみていると、
結構いろんなところで売られている。
静寂の香り
清涼の香り
バラの香り
など、お香にもいろいろ種類がある。
これはバラの香り
ただ、消臭剤と違って
その日の気分にあわせて
焚けるのがいいな。
また、旅行にでも行ったら
お土産に
いろいろ選んでみる楽しみもできた。
てなわけで、最近我が家では、
さすがに両親だけ残して
留守にしている時には
火を使うので無理だが、
わしらの在宅時には
お香を焚いていることが多い。
でも気になるのが
最初にもどってグーのことだ。
人間より、はるかに嗅覚の鋭い犬にとって
最近我が家に漂うお香の匂いを
どう思っているのだろうか。
くっさ~
とかいって鼻をつまむわけにもいかないし、
嗅覚が6千倍も鋭ければ
1本お香を立てるだけで
わしらが
6千本分のお香の香りに
さらされるのと同じだとしたら、
かなり強烈
最近少し、グーちゃんの元気がないのは
みんながスーちゃんをかまって
あまり自分がかまってもらえなくなったから
と思っていたけど、
もしかしたら
お香のにおいにまいっているのかも~
う~ん、まったく
心配の種は尽きないわい。