ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

懐かしい街 続き

2012年12月03日 22時22分13秒 | 最近の出来事

今、doironが住む町には神社がある。
この神社の縁起のことなどは
またそのうちに書こうと思っているが
今日はその神社本体のことではなく
神社の入り口にある
小さなお社のことだ。

この神社は「白山神社」。
「はいたの神さん」と書かれてある。

この白山神社を管理しているのが
村の6件のおうちで作られている

「白山講」

doiron家はこの講に属していないけど
今回はこの講の人たちが
毎年詣でに行ってる白山神社の総本山である
石川県にある「白山比(しらやまひめ)神社」



への参詣バスに便乗するという形で
祭り関係者約20人がいわゆる忘年会的な
日帰り旅行を敢行したわけである。

まだ夜の明けきらない午前6時に
町内唯一のコンビニ前に集合。
酒やらビールやらおつまみやらお茶やらを
しこたま積み込んでいざ出発である。

夜明け前から宴会バスは
北陸に向かいます。
第2名神や京滋バイパスを経て
順調に進んで行きました。
さすがに中高年の宴会バスです。
こまめにサービスエリアでトイレ休憩をしつつも
予定通りに目的の神社に到着しました。

白山比神社は石川県の名峰というか
霊峰と称される100名山のひとつ「白山」を
御神体とする神社の総本山であります。
doironは学生時代を金沢で過ごしており
当時の趣味であった、登山の対象の山として
この白山には数限りなく上りました。
山頂にある祠の横で
北アルプスから上る
荘厳な御来光も何度か見たっけなあ。

そんなことを思い出しながら
またdoiron周辺の人々の幸福を願いながら
2礼、2拍、1礼の参拝を済ましました。

この神社の境内には、
doironがこれまで見た中でも
最大級のケヤキの樹があり



ケヤキの神様といわれるだんじりの
愛好者仲間達には大うけでした。

まずはこのお詣りを済ませて
次は、我が町のだんじりの
太鼓を作った
日本最大の太鼓メーカーである
「浅野太鼓」の見学です。

工場内には大きな樹がいくつも積まれ
くりぬき作業工程や
皮はり工程、塗の工程などが見られます。
関係者ということで
撮影禁止の場所にも案内していただきました。

敷地の片隅には
太鼓の展示館があって
そこでも色々学びました。

太鼓の胴の内側って
単にくりぬくだけじゃなく
音の響き方を考慮して
いろんな模様に掘られてあるんですね。
例えばこれは



「亀甲彫」というもので

他にも「波動彫」など



いくつかの彫方が展示されてて
興味深かったです。

6尺もある大きな太鼓も
叩かせていただきました。

こんな大きな樹がよくもあったものだ
と驚くと同時に
1枚皮の大きさを見て
どんな牛から取ったんだと
思わずにはいれませんね。

我が町が太鼓を作ったおかげで
この業者でだんじりの太鼓を作る町が
多くなりました。
そんな御縁をきっかけに
我が町とこの太鼓屋さんとの付き合いも
かなり濃いものがあります。
もし「素晴らしい音の太鼓」をご所望の方が、
おられましたらぜひひと声お声掛けくださいな。

この太鼓屋を後にする頃には
すっかり「お昼」。
このあとはお待ちかねの
有名料亭での極上ランチです。

バスは一路、金沢へ。

卒業してからもこの町には
何度も訪れていますが
行くたびに、どんどん姿が変わっていくのには
驚かされると同時に少しさびしいものがあります。
でも、この日ランチをしたあたりは
昔からの城下町の名残をとどめ
懐かしい景色にいろんなことを思い出しましたな。

料亭に入ると総支配人がご挨拶にきました。
聞けばなんと、この支配人
doironがかつて所属していた
スポーツクラブのあるビルで支配人もしていたとか。
そのビルでかつて料理を作っており
独り立ちして今は地元で店をやってる知り合いも
よくご存知でした。

世間は狭いものですねえ。

これは加賀の名物料理の「じぶ煮」



飲んだお酒は、
そう昔からある「F正宗」





「萬歳楽」



の冷酒をいただきました。
こういうところに来たら地酒が一番。
いやあ、うまかったのなんのって。

しこたま飲んで食べて
その後は少し散策をし、金沢を
後にしたのは、もう夕方でした。

バスに揺られて、もう一息。
最後にハイウエイオアシスの
お土産物屋さんで土産を買ったら
あとは心地よいバスの揺れに身を任せての
極上の眠りが待ってます。

土産には、ぶりの身をかぶら大根ではさみ
麹味噌に漬けた
「かぶらずし」のほか

ビン海苔と鍋用の味噌を買ってきました。





ま、しばらくはこういったものを
いただきながら、
冬の北陸に思いを馳せてみましょうかね。