ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

水彩画市民講座

2012年12月06日 23時09分01秒 | お絵かき

「水彩画を描いてみませんか。」
という教室があるというので
見学を申し込み、行ってきました。

最近、機嫌よく絵なんぞを描いているけど
すべて我流で基本的なところが
実は何もわかっていないのです。

例えば、色のつくり方や
筆の選択時の心得であるとか
紙はどのようなものを用いれば
いいかとか
パレットの使い方もよく知らない。
そもそも、筆の使い方さえ
よくわかっていないまま
水彩画にいそしんでいるような状況だから
「初心者も基礎から指導」という言葉に魅かれて
少し気恥ずかしいけど
行ってみることにしました。

ローカルな駅前にあるホールの
意外に広い教室で
それは開催されていました。

参加されている人たちは
とてもベテランに見え、
気後れしていると
「あ~ら、doironさん!」という声が。
昔、一緒に水泳をしたり
トライアスロンにも行ったことのある
元気な女性がきてはりました。
そういえば、その人の昨年の年賀状には
きれいな海辺の景色が
描かれてあって、
ああ絵をしてはるんやな
と思ったことを思い出しました。

気後れしていた気持ちも一気に楽になり
その人を通じて
いろんなことを教えてもらいながら
見学というか観察をすることができました。

まず、みなさんが
講師の先生と同じタッチの絵を描いているのに
驚きました。
近くで見たらよくわからないけど
離れて見たら、絵になってるといった
紙に絵の具を置いていくような
そんなタイプの絵です。
doironが描いている絵(らしきもの)とは
かなり趣が異なります。
う~ん、それを強要されるのは
あまり面白くないなというのが
最初の感想でした。

とはいえ、そういった描き方から
勉強していくのが、もしかしたら
水彩画の王道なのかもしれません。
きっとそれが水彩画というものなんでしょう。

でもdoironが求めるのは
そういう形で水彩画を究めよう
という趣旨ではありません。
そのための教室参加とは
ちょっと違うんです。
自分が描きたい絵を描くために
どんな基本的なところを
抑えておくべきなのか、
その辺のことをまず知りたいわけです。

そしてさらに驚いたのが
とっても道具にこだわっているということでした。
絵の具も、こういうものを使わないと
澄んだ色が出ないとか
パレットはプラスチックの安物ではなく
こういう金属の大きいものを使いましょうとかね。
キャンバスとなる紙も
白抜けが鮮やかな白になるとか
にじんでぶよぶよになりにくいとか
質にこだわるとかなりの値段になってくるそうです。

そして何よりも驚いたのが
皆さんの使っている筆が
すっごい高級品であるということでした。

大きな筆だと1本1万円。
中くらいの筆でも1本5~6千円するんだとのこと。

たしかによい道具は
質の良い絵につながるんだとは思いますが
そういう道具はdoironの場合、
宝の持ち腐れになる
可能性が大なのであります。

トライアスロンで、いくら良いバイクに乗っても
いくら軽くて高級な靴を履いても
所詮は身体が出来ていないと
道具負けするみたいな感じね。

doironが使っている絵の具は
子供のお絵かきの絵の具で
筆は3本セット、パレットは使い捨て
プラスチック10枚組のいずれも百均。
そんな道具で描いているわけで、
講師に言わせたら
これじゃまるで
ママチャリでロングトライアスロンに
挑むようなものみたいな感じなんでしょうね。

で、結局のところ
見学させていただいたのですが
次週木曜日には
もう行かずにおこうと思っています。

今回は、絵を描くときに
筆洗いの小さなバケツと
筆を掃除する雑巾タオルが
いいということを学びました。
次に、色のにじみ具合をパレットや
紙の上で
うまくコントロールする方法を
もっと勉強しないといけないな
と、改めて思った見学会でした。