ハブの具合が悪くなっていた。
といっても、とぐろの巻き方がおかしいとか、
マングースに3連敗中とか
そういうことではない。
とちゃうちゃう
長年乗っていたママチャリの後輪の
いわゆる軸の部分の話だ。
漕ぐと、「ギリギリ、ギコギコ」と
すさまじい音をたてていた。
どれくらいすさまじいかというと、
家にたどり着く50m位手前から
家の者に「ああ、帰ってきた」と気付かれたり
チャリに乗りながら友達に電話をしたら、
その音が電話を通じて
相手に聞こえるくらいなのだ。
また、飲み会で夜中に帰ることになった時に、
走行中にチェーンが外れ、
暗い田舎道でめちゃ不審な作業をしたことがある。
それも2回も。
なので、リアのハブを替える、
すなわちリアのタイヤを
すべて取り換えたらどうかと
まず検討してみた。
しかし、これがなかなか一筋縄ではいかない。
ママチャリは屋外に置いているので雨ざらし
なのでネジ類は固まってしまっているし、
ブレーキもドラム形式で、
ロードにはない仕組みなのでよくわからない。
自転車屋さんで聞いたら、
その作業をすると
新品ホイールなど部品代も含めて
7~8千円かかるとのことなので、
それならば自転車そのものを
買い替えた方が安いという結論に達した。
そこで、まずいろんなチャリンコ屋さんを回ってみた。
すると中古車がやはり、
値段が4~5千円とお手軽だ。
けどよく見てみると、
フレームに小さなクラックが入っていたり、
さびちゃいけないところがサビサビだったりと、
いささか難ありなブツが多い。
一見まともなものでも、
履歴がわからないと
思わぬところに不具合があったりするしね。
スピードを出したら
動的バランスが崩れて
ハンドルがガタガタしたりとかね。
それにハブが調子悪くて、
買い替えたのに
すぐにハブにギコギコと不具合が・・・
なんてのはシャレにもならないだろう。
そんなことをいろいろと検討した結果、
結局値段の安い新品を買うことにした。
それにしてもリサーチは必要だろうということで、
国道沿いにある大きなママチャリやさんとか
街のチャリンコ屋さんを
散歩ついでにあちこち回ってみた。
泉O津の主な自転車屋さんは回っただろう。
その結果、見た目、機能性、値段、後のメンテ、
不用になったチャリンコの引き取りなどを考慮して、
結局K-ナンで買うことにした。
買ったのがこれ。
1本足スタンドが少々気に入らなかったが、
フレームの形、色、
そして前かごの形、
最後に何より値段が決め手となった。
なんかねえ、中国製には
抵抗があったけどねえ
やはりこういったものはどうしても
中国製になってしまうんだよなあ。
国産でハチキュッパはないだろう。
つぶれても、盗まれてもできるだけ
後悔が少ないようにとなると
やはりこうなるんだよな。
で、使いみちなのだが、
移動は徒歩でたいていいける
とはいうものの、
一台あるとないとでは、
敏捷性に差が出るってもんだろう。
これで、ウォーキングで
万一写真を撮り忘れたとしても、
ロードじゃたいそうでも、
これだったらリンリンと
ひとっ走りで撮り直しに行ったりもできるってもんだ。
飲み会も行きやすいしね。
あまりにギコギコいうので
乗って出かけるのもためらいがちだった
ママチャリライフも
これでまた少し充実するだろう。
現在、こいつに名前を付けてやろうと
思案中なのだ~