ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初秋の神於山で 2

2014年11月13日 21時43分21秒 | ウォーキング

神於山は標高わずか296m。
地理的には里山っぽいところですが、
意外に奥深く、荒れていた山に
最近ようやく保全の手が入り、
多くの登山コースが作られています。

登るにつれて整備されてる感が出てきました。

登り始めの状況から
こんなに明るく整備されているとは
想像できませんでしたね。

峠のようなところが見えてきました。



登りきると、あちこちの地面に
イノシシが荒らしたような跡が見られます。



身体に泥をつけたヌタ場の跡か、
掘り返してミミズを探した跡でしょう。

そんなところがいっぱいありましたので、
なんかこうして歩いている今も、
森の影からこちらをうかがっているのじゃないか
と思ってしまうくらいです。

「お、久しぶりに人間が来たぞ。変なおっさんや」
とつぶやきながらね。

やがてこんな眺めの良い場所に出ました。



三国山から和泉葛城の稜線が一望です。
そんな展望スポットにも、
イノシシの痕跡がありましたので、
きっと、めったに人のこない普段は、
ここで景色を眺めながら、
風に立つイノシシを気取っているのにちがいありません。



あるいは
「猪突もほどほどにしないと怪我するぜ」
と、山並みを眺めながら
自分にブヒブヒと言い聞かせているのかもしれません。

役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたといわれる

「神於寺」

との分岐では初めて道標が建てられてあるのを見ました。



それにしても役行者はあちこちにお見かけする名前です。
一体いくつくらいお寺を開いているのでしょうか。
王将は「餃子一日二百万個」といいますが、
役さんは「行者一日一寺」くらいは作っているのかもしれません。
まあ、今日の目的は山歩きなので、
役ちゃんには申し訳ないが、
ここも今回はスルーしましょう。

道端にはコウヤボウキや



シラヤマギク、



ヤクシソウの花も咲いていました。



結構植生は豊かですね。

そうそう、ここはコウヤボウキです。
「コウノボウキ」ではありません、念のため。

道を進むに連れいろんな看板が目につき始めました。

これは、この山の「自然再生事業」
について書いてありました。



これは案内地図。



これは道標です。



いろんな道があるようですが、
とりあえず山頂にあるという
展望台を目指しました。

国見台の分岐を左折すると
気持ちのいい山道が続きます。

思わずトレイルランの真似事をしてしまいました。

そして、展望台に到着です。



ここが神於山の山頂です。
登ると、近くに最近開業して取材してきた
「ららぽーと」のみならず、
関空から堺港まで泉州が一望。



連休だからか空気が澄んでいたので、
六甲連山から明石海峡大橋まで見えました。

ジム友にメールで送ってあげると、
普段マンションの上層階の窓から
見ている景色と同じだそうです。

どひゃー、そりゃそうやな。

失礼しました。

でもdoironにとっては絶景という他はない景色をバックに
ここはひとつタイマーで記念撮影しておきました。
パチリ。



展望台から下っていくと、
道が複雑に入り組んでいます。

この日は藤尾池経由の道を選びました。



すると、池の近くには
保全活動をされている人達の
基地らしき建物も立っていました。



お、この辺も地面が荒らされていますが、



犯人の痕跡が残っていました。



犯人は現場に戻ってくると言いますから、
張り込みしましょうか。

しかし、写真を撮って鑑識に回したら、
やはりイノシシでした。

そしてこの広場が20年くらい前に
doironがBBQをした現場です。



うっすら記憶に残っていました。

そこからは林道をひたすら下っていきます。



車を停めた愛菜ランドが眼下に見えてきました。



お、doironの車も見えています。
さてどれでしょう。
トレイル号を探せ!



そして林道も終わりに近づいたころ
出会ったのがこれ。



スギ地蔵です。



ここに水が湧いていて
それは美味だったそうです。

そしてそのすぐ下に、
今回のベストシーンです。



大きなウバメガシの根元にたたずむ
「ウバメガシ地蔵」がありました。

ここのパワスポぶりには鳥肌が立ちました。
写真でもわかっていただけると思います。



大きな樹に抱かれて
幸せなお地蔵様ですね。

最後にいいものみたなあ
と思いながら、登山終了です。

混雑する愛菜ランドで野菜を仕入れて、
約6キロ、初秋を満喫した二時間弱の山歩きでした。



終わり。