今、シリーズで継続して歩いている最中の道は、
熊野古道、淀川がある。
それに加えて最近始めたのが
六甲山麓リボンの道。
始点から始めて、山麓をくねくねと、
そしてかなりのアップダウンをしながら歩き、
前回までに御影までたどり着いた。
そこから今回3回目となる歩行を再開すべく
天気と仕事の頃合いを見て、
盆明けに出かけることにした。
当然パンツは先日買った発汗防臭パンツを
安心してください「はいてますよ」。
コンロはさすがに暑いのでいらないだろう。
秋の歩行に備えて、
固形燃料1個(4g)でどれくらいのお湯が湧かせるのか、
事前に一度家で試してみようと思っている。
さて、前回歩行を終えて、駐車場の位置を
チェックしてあった阪急御影の駅前に
車で向かおう。
湾岸線はいつもすいているし、
眺めも良くて快適だ。
盆が開けて、秋の気配が漂い始めたからか、
空気もきれいに澄んで
六甲の山並みもくっきりときれいに見えていた。
親父に連れられて頻繁に出かけた六甲山には
自分の子どもが小さい頃にも一緒に登った。
思えば親父の思い出と山歩きは重なることが多い。
自分の息子もつれて
もっと山に行けばよかったかもなあ。
マラソン、トライアスロンの応援が多かったから、
自分の息子にとって親父の思い出は、
過激なスポーツでへとへとになってる
親父の姿が多かったかなあ。
この地には他にも学生の頃とマラソンを始めた頃に果たした
六甲全縦、
最近では甲山ハイク、尼崎歩行、少し前のカヌーアスロン、
そして今まさに車で走っている湾岸線で
平成6年に行われた開通記念マラソンなど
doironの足跡もいっぱい残っている。
そんな高速道路を魚崎で降りて
御影の繁華街を抜け、
深田池の横にある阪急御影の駅に着いたのが9時30分。
さあ、ナビをセットして歩行開始だ。
こんな、まるで柳生街道の一刀石のような
デザインの石を見ながら深田池に上がっていくと、
前回同様たくさんの市民が釣りをしていた。
見るとそんなにきれいな池でもないのだが、
池越しに六甲の山並みを見上げながらの釣りは
とても気持ちよさそうだ。
リボンの道はこの池の南側を進んでいく。
あれ?道は?と思って見渡すと、
こんな小錦だったら横を向いて歩かねば
通れないほどの細い道が見える。
これに違いない。
リボンの道を歩き始めた頃は、
まさかこれがコースだとは
気付かなかっただろう。
今は、ちょっとこの道のコース設定にも
慣れてきたので、確信を持って進んでいった。
道が少し広くなったところに、
こんな豪邸があった。
このあたり道は狭いけども、
家はとてつもなくデカい。
デカくて全体が見えないほどだ。
さぞかし家の掃除や庭の手入れが大変やろなあと、
ついついヒガミ満載の庶民目線で眺めてしまう。
リボンの道の道標にも
すぐに目が行くようになってきた。
これまでネットでいろいろ探った結果、
リボンの道についてもいろんなことがわかってきた。
道は全部で12のエリアに分かれていて、
それぞれのエリア名が決められている。
前回まで歩いていたのが「本山の道」で
今回歩いているのは「六甲のやますそ」と
「摩耶山のふもと」と名付けられたエリアだそうだ。
そして道標にもこんな風に
いろんな形があるようで、
楽しみがまた増えた。
このリボンの道の地図が
神戸市役所の関連施設で売られているそうだから、
近いうちに買いに行こうと思っている。
墓場の横の道もまた
リボンの道らしいコース設定だ。
息が切れるほどの急坂を
ハアハアと登って行き、
後ろを振り返ると
きれいな青空の下に、
神戸の街が広がっていた。
高速道路から見える山の景色も、
くっきりスッキリきれいだったけど、
山から見下ろす景色もまた
空気が澄んでいて
ほとんどかすむことなくきれいに見えていた。
絶景かな~と続く。