この山手にあるのが「頌栄短期大学」。
狭い坂道が通学路になっているらしく、
電柱には縦一列右側通行と書かれてある。
そうやねえ、doironの地元でも
通学時の高校生自転車ほど邪魔なものはない。
おしゃべりに夢中だったり、
音楽を聴いていたりで
クラクションを鳴らしても
気がついているんだかどうなんだか。
高校の先生に訊いたら
苦情も多く頭を痛めているそうだ。
今は夏休みだからいいけど、
学校の多いこの山手の道を歩くときには、
できる事ならそんなわがまま集団には遭遇したくないものだ。
深田池近くの細い道なんかだったりすると、
それはそれは難儀だろう。
道はアップダウンを繰り返し、
やがて新田川沿いの道にでる。
短期大学手前の小さな橋を渡って、
道は西へと続いていく。
このあたりちょっと道がややこしかったな。
これはおなじみの神戸市の消火栓ふた。
ん?でもこれまでに見たものと
どことなく違っている。
調べてみたら、マリンタワーや
風見鶏のある洋館など書かれてあるのは
共通しているのだが、
なんか違う。
で、再度山に登った時の
ブログ記事にある写真と比べてみたら
配置が異なっている。
少なくとも2種類はあるようだ。
地図がなかなかわかりにくいので、
バス停はよい目印になる。
どんぐりバスはなくなり、
神戸の市バスが通るエリアになってきた。
便数は朝夕に集中していて、
日中はあまり走っていないようだ。
バスの勤務体制ってどうなっているのかなあ
といらん心配をしてしまう。
それにしてもこのあたりの豪邸は、
はるかに想像を超えた巨大さだ。
みなさん、どんなお仕事をされているんでしょうか。
きっとフリーライターなんかではないんでしょうねえ。
石垣の間を抜けて行く道は、
まるでお城の天守閣に向かう道のようだ。
でもねえ、そんな豪邸がい並ぶ割に、
道端にはもうレトロといってもいいくらいの
なつかしい公衆電話があったりして、
街の性格がよくわからんぞ。
宮谷川を越えたあたりから道は再び
グ、グ、グイ~っと登って行く。
目指すは本日の最高到達点、
神戸大学の北側である。
小さな里山を制覇するほど
ズンズンと登り続けて行く。
標高は一気にあがり、
後ろの景色も一段と眺めがよくなっていく。
斜面を利用して建てられたマンションを上から見ると、
まるでジャッキーチェンが飛び降りていきそうな
見事な階段があったな。
そしてやがて、道は神戸大学の
キャンパスエリアに入って行く。
実はこの大学は、
doironにとって一度受験した
思い出のある大学なのだ。
入試の時には現役の頃に神戸のマリンタワー近くの宿に泊り、
友達と3人でタクシーで
試験会場に向かったような記憶がある。
結局この学校の桜は咲かなかったのだが、
もし受かっていたら
この界隈はdoironの第二の故郷になっていただろうて。
ほんでもって今頃は何をしていただろう。
豪邸に住んでいたかな?
まずそれは絶対なかっただろう。
多感な頃の四年間というのは
人格形成に大きな影響を与える。
もしかしたら、下宿もしないで
家から通学してたろうから、
もっとまじめな人間になっていたかも。
それはあり得るな。
こんなふざけたブログも書いていないだろうて。
で、この大学に近寄るのは
多分あの受験の時以来のような気がする。
40年以上前である。
グランドではアメフト部が練習をしていた。
甲子園ボールが今年で70回目を迎えるのだが、
神戸大学は一度も出場経験がない。
でも今年はそこそこ健闘はしているようだ。
関西学生リーグではあの京大を押さえて、
只今5位なのである。
まあ、多少の縁のある大学ですから、
見守っていてあげましょう。
フレーフレーと続く。