今年も秋分の日を迎え、秋へと向かう季節ですが、日本は生暖かい空気に
包まれていました。明らかに、温暖化です。
青木ヶ原の奥底にある富士風穴も、そろそろハイシーズンを終えますが、冬季
の新氷り不足も手伝ってとても解氷が進んでいます。
入洞者を引き付ける綺麗な氷床や氷柱は姿を消し、溶けた水が流れる小川が出き
氷塊らしきものは洞窟の奥に後退しています。
一方では、氷に覆われていた蚕の冷蔵庫時代の木片や過去のゴミ袋などが顔を出
し、新たなる調査や掃除の機会が出てきました。この夏の、私の富士風穴監視員
もあと数回ですが、樹海も洞窟もあくまで借りもの・・・私たちの手の届かない
所で、生きています。(以下9/22現在)