少なかった、秋の空に・・

雨ナシの猛暑だった夏。
９月に入り、秋らしい空気が入ってきたかと思えば、
休みのたびに、今度は曇りや雨の日が続いた。

そんな貴重な晴れ間に、篭坂峠と三国山の間にある立山(太刀山
／たちやま)に、行ってみた。

ここは、ちょうど山梨県・山中湖村と静岡県・小山町の県境付近。
初級の登山道（ハイキングコース）だが、交錯している。
こうした遊歩道では、行政の取り組みの違い・歴史を見ることができる。

この辺りは、山中湖のハイキングコースとして紹介されている場所だが、
案内板も最低限あるが、パンフやＨＰの地図にも、静岡側の道は書かれていない。

三国山に続く遊歩道には、過去に野生植物の宝庫だったと思われるアザミ平があるが、
御殿場市から沼津の海までを見渡す静岡県側だけに、環境保全地の看板があった。
また、小山町名の古い手作りの案内看板も見かけた。

このように、県境の道はいろいろ見案内のところがあり、不便だが面白い。
シカ、イノシシなどの野生動物も多いらしく、あちこちにＦ・サインがあった。

ちなみに、篭坂から須走まで、この立山付近を経由すれば、
固く危険な自動車道を歩くことなく、1.5～２時間位で行けるようだ。

スカイ・・・ロード・・・

なにやら、国の内外できな臭い動きがある中、
　　　　　暢気に、早朝から出かけるご苦労ナシ・・・

すると、また、不思議な風景に出会った。
２４６を丹沢方面に下る途中、もうすぐ日の出…
といった瞬間だ！

ふと見ると、空に、畑をトラクターで刈り取ったような道？が見えた！
とりあえず、車を安全な所に停めて、デジカメで撮った。
南の島々では、海に斜めに射す、雲間からの木漏れ日を「天国の階段？」
と云ったように思うが、これは、云うならば・・・スカイ・ロード？？？

先を急ぐため、再び出発して、観察しながら考えた。

日が昇るに従い、道は薄くなって行った・・・

そう、これは、山に掛かる黒い雲が逆スリッドのようになって、
淡い雲に朝日が当たらないため、白く光らず見えないだけなのだ。

それにしても、自然が見せる風景は・・・
　　　　　　　いつも素晴らしく・・、不思議なことが多い。

自然は、うつろう・・・

９月に入っても、暑い日が続きますが、
季節は着実にうつろっています。

天気予報では、「秋雨前線」「大陸(性)高気圧」などの
キーワードも聞かれ初め、一雨ごとに秋がやって来ています。

標高９００ｍの富士北麓でも、アカマツの幹にからみつく
ツタウルシが、色付き始めました。

緑の葉が、黄色から赤色にうつろい、十数ｍほどの高い木を、
鮮やかなグラデーションで飾ります。
なかには、「（山の）クリスマスツリー」と呼ぶ人も・・・

モノトーンの冬を前に、色燃ゆる秋が来ています。