
先日、北関東の山間地に行って来た。
近くに大きな湖の在るところだが、
いつもは湿原地帯の所に、小さな湖が出現していた。
「貴婦人」と呼ばれる白樺の木も、
草原の中ではなく、水辺のほとりに立っていた。
大雨の続いた今年。稀に見られた風景に喜ぶ人も多いが、
歓んでばかりはいられない。
周囲の遊歩道は水没。木道の土台なども傷む。
水に浸かった木々は、根が弱り、
中には土も弛んで倒れる木も・・・
富士五湖と同じ、自然を売りにした観光地であったが、
その取り組みには大きな差を感じた。
国立公園としての、取り組みも遥かに大きい。
それは、単に知名度や観光客数の違いでは
ないように思える。