昨年からの新型コロナの蔓延と並行して、富士山麓の森には「ナラ枯れ」
の感染が広がっています。あの、大室山すそのミズナラの大木にも、昨年
取りつきました。
わずか数ミリのカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌により、ミズナラ
等が枯れていく現象ですが、防御は出来ても治療は出来ないようです。
その疫病虫は、温暖化で広がるのか、車両や人が運んでしまっているのか、
その辺りも解っていないようで、青木ヶ原の各所で葉の落ちたミズナラが
見受けられます。葉を付けないと言う事は、秋の大量のドングリも実らな
いと言う事で、多くの野生動物たちにも被害が及びます。
何も手を入れないのが自然・・・と言っていたお役所もありますが、遅ればせ
ながら積極的な自然保護対策を望みたいと思います。