「スターバト・マーテル」 (光文社文庫) 篠田 節子 (著) 2013.11.2読了 。
乳癌を機に生と死を見つめるようになった彩子。中学時代の同級生・光洋と30年ぶりに再会した彩子は、心の奥底にしまっていた哀しくほろ苦い「過去」を思い出す…。40代女性の“静かな哀しみ”を丁寧に描いた表題作のほか、海外での友人の結婚式の騒動を描いた痛快コメディー作品「エメラルドアイランド」も収録。芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品が待望の文庫化。
「スターバドト・マーテル」と「エメラルド・アイランド」の中篇2作からなる。
中篇2作だからというのじゃないだろうが、どちらの作品も、中途半端な感じかな。
「スターバドト・マーテル」は途中まで、ちょっと後ろ向きな、というか、達観してるというか。そんな主人公を描いた大人のがっつかないラブストーリーなんだろうかと思っていたら、途中からなんだか変な話に発展し、荒唐無稽なお話になっちまった。ラストまでの展開も途中で読めちゃったし。
最後まで、淡々としたラブストーリーにしといたほうが良かったんじゃないでしょうか?
「エメラルド・アイランド」はドタバタな軽妙なテンポで読まされただけで、なんかこんなことって実際にはないよなとか醒めた自分が感情移入するのを程よく抑えて、ただ読み終わっただけという感じ。なんかこなかったなぁ。…5点。
乳癌を機に生と死を見つめるようになった彩子。中学時代の同級生・光洋と30年ぶりに再会した彩子は、心の奥底にしまっていた哀しくほろ苦い「過去」を思い出す…。40代女性の“静かな哀しみ”を丁寧に描いた表題作のほか、海外での友人の結婚式の騒動を描いた痛快コメディー作品「エメラルドアイランド」も収録。芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品が待望の文庫化。
「スターバドト・マーテル」と「エメラルド・アイランド」の中篇2作からなる。
中篇2作だからというのじゃないだろうが、どちらの作品も、中途半端な感じかな。
「スターバドト・マーテル」は途中まで、ちょっと後ろ向きな、というか、達観してるというか。そんな主人公を描いた大人のがっつかないラブストーリーなんだろうかと思っていたら、途中からなんだか変な話に発展し、荒唐無稽なお話になっちまった。ラストまでの展開も途中で読めちゃったし。
最後まで、淡々としたラブストーリーにしといたほうが良かったんじゃないでしょうか?
「エメラルド・アイランド」はドタバタな軽妙なテンポで読まされただけで、なんかこんなことって実際にはないよなとか醒めた自分が感情移入するのを程よく抑えて、ただ読み終わっただけという感じ。なんかこなかったなぁ。…5点。