「斎藤家の核弾頭」 (新潮文庫) 篠田 節子 (著) 2013.11.9読了 。
われわれは、日本に宣戦布告する!!そもそも「特A級市民」というエリート中のエリートだった私が、なぜ政府より、理不尽な転居命令を受け続けなければならないんだ!もうこうなったら…。ついに爆発してしまった斎藤総一郎、心の叫び。2075年、「国家主義カースト制度」により、高度に管理された、ニッポン。住民たちと核爆弾を作りあげ、祖国と対決する斎藤家の明日は、何処に。
2075年の東京。「国家主義カースト制」で国民がランクづけされ管理されている。SFなんだろうけど、国民総ナンバー制度(確かそんな名前じゃなかったかも)や、個人情報保護法や、わけのわからん法律がどんどん悪法化すれば、こうなるんじゃないかと…。
斎藤家が国から理不尽な対応をされ、やがて国に裏切られていたことを知り、国に対して反旗を翻す。
しかし、総一郎氏、国に裏切られても、なかなかそれを認めようとしない。気づいていても認められない、今となっては何にも役に立たない「特A級市民」というエリートのプライドが悲しい。
しかし、斎藤家と原発を載せて漂流する小島はこれからどうなってしまうんだろう?気になるなぁ。…6点。
われわれは、日本に宣戦布告する!!そもそも「特A級市民」というエリート中のエリートだった私が、なぜ政府より、理不尽な転居命令を受け続けなければならないんだ!もうこうなったら…。ついに爆発してしまった斎藤総一郎、心の叫び。2075年、「国家主義カースト制度」により、高度に管理された、ニッポン。住民たちと核爆弾を作りあげ、祖国と対決する斎藤家の明日は、何処に。
2075年の東京。「国家主義カースト制」で国民がランクづけされ管理されている。SFなんだろうけど、国民総ナンバー制度(確かそんな名前じゃなかったかも)や、個人情報保護法や、わけのわからん法律がどんどん悪法化すれば、こうなるんじゃないかと…。
斎藤家が国から理不尽な対応をされ、やがて国に裏切られていたことを知り、国に対して反旗を翻す。
しかし、総一郎氏、国に裏切られても、なかなかそれを認めようとしない。気づいていても認められない、今となっては何にも役に立たない「特A級市民」というエリートのプライドが悲しい。
しかし、斎藤家と原発を載せて漂流する小島はこれからどうなってしまうんだろう?気になるなぁ。…6点。