山妣」 [新潮文庫] 坂東 眞砂子 (著) 2014.3.12読了 。
明治末期、文明開化の波も遠い越後の山里。小正月と山神への奉納芝居の準備で活気づく村に、芝居指南のため、東京から旅芸人が招かれる。不毛の肉体を持て余す美貌の役者・涼之助と、雪に閉ざされた村の暮らしに倦いている地主の家の嫁・てる。二人の密通が序曲となり、悲劇の幕が開いた――人間の業が生みだす壮絶な運命を未曾有の濃密さで描き、伝奇小説の枠を破った直木賞受賞作
なんといってもどうにもならんのは人間の業の深さよ。
山姥もかなわない。…9点。
後半ずっぽしはまる。電車も乗り過ごすおもしろさ。再読必死!
明治末期、文明開化の波も遠い越後の山里。小正月と山神への奉納芝居の準備で活気づく村に、芝居指南のため、東京から旅芸人が招かれる。不毛の肉体を持て余す美貌の役者・涼之助と、雪に閉ざされた村の暮らしに倦いている地主の家の嫁・てる。二人の密通が序曲となり、悲劇の幕が開いた――人間の業が生みだす壮絶な運命を未曾有の濃密さで描き、伝奇小説の枠を破った直木賞受賞作
なんといってもどうにもならんのは人間の業の深さよ。
山姥もかなわない。…9点。
後半ずっぽしはまる。電車も乗り過ごすおもしろさ。再読必死!