ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「炎(ひ)と氷」 新堂 冬樹 読了!

2014年08月15日 15時34分17秒 | 作家 さ行
「炎(ひ)と氷」[祥伝社文庫] 新堂 冬樹 (著)  2014.8.8読了 。

「行内融資を担保に金を借りたい」暴利の競馬金融を営む世羅のもとに堅物の銀行マン赤星が訪れた時、運命の歯車が狂い始めた。赤星の裏で巨額の強奪を画策していた男こそ、世羅の親友で風俗金融を経営する若瀬だったのだ。燃えるような暴力の男・世羅と、冷徹な頭脳の男・若瀬。闇社会の制覇を目論む二人が袂を分かった時、“炎と氷”の壮絶な戦いが幕を開けた。



武闘派闇金屋の世羅(ゴリラみたいだけど設定よりは結構頭働くんだよ)、狡猾でクールな闇金屋の若瀬。
ふたりは親友。そんで、いちお、性格は炎と氷ほど違うという設定。
一人しか立てない闇金融世界の頂点を争うことになるんだけど、親友なんだから、協力したらいいのに。
でも、このふたり。ともにものすごい強欲。(似てんじゃん)
友情より金を迷わず選択するタイプだもんな。やっぱ戦うしかないか。
そんじゃ、やっぱりラストは予想通りこうなるよね。
まあ、ある意味期待通りの作品になっているのではないかな。
新堂ファン、納得作品だと思うよ(なんかエラそうなのがスイマセン)。…7.5点。