ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「愛の国」 中山可穂読了!

2016年09月05日 16時57分05秒 | 作家 な行
愛の国 (単行本角川書店) 2016.9.5読了。
中山 可穂 (著)

満開の桜の下の墓地で行き倒れたひとりの天使――。昏い時代の波に抗い鮮烈な愛の記憶を胸に、王寺ミチルは聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す。愛と憎しみを孕む魂の長い旅路を描く恋愛小説の金字塔!

弾圧の暗い影、獄中のタンゴ、刻み込まれた愛の刻印。愛する人も記憶も失い、自分が何者なのかを問いながら彼女は巡礼路を歩き続ける。十字架を背負い、苛酷な運命に翻弄され、四国遍路からスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。衝撃のデビュー作『猫背の王子』から20年―底なしに愛し、どこまでも闘う主人公ミチルに待ち受ける愛と死、罪と罰、天国と地獄を渾身の筆で描ききった恋愛小説の金字塔!王寺ミチル三部作完結篇。




シリーズ最高傑作だったよやっぱり。読み終わりたくなかった。文庫でも読んじゃおーかな。…9点。