サイゴン・タンゴ・カフェ (角川文庫) 2016.9.7読了。
中山 可穂 (著)
インドシナ半島の片隅の吹きだまりのような廃墟のような一画にそのカフェはあった。主人はタンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢。しかし彼女の正体は、もう20年も前に失踪して行方知れずとなった伝説の作家・津田穂波だった。南国のスコールの下、彼女の重い口から、長い長い恋の話が語られる…。東京、ブエノスアイレス、サイゴン。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。
短編集となってはいるが、表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」など135ページもある。
その「サイゴン・タンゴ・カフェ」読後、しばらく、現実世界に帰ってこれなくなって困った。まれにそういう小説にあたる。幸せな事だ。…「サイゴン・タンゴ・カフェ」だけ9点。他の4編はどうしよう。
中山 可穂 (著)
インドシナ半島の片隅の吹きだまりのような廃墟のような一画にそのカフェはあった。主人はタンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢。しかし彼女の正体は、もう20年も前に失踪して行方知れずとなった伝説の作家・津田穂波だった。南国のスコールの下、彼女の重い口から、長い長い恋の話が語られる…。東京、ブエノスアイレス、サイゴン。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。
短編集となってはいるが、表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」など135ページもある。
その「サイゴン・タンゴ・カフェ」読後、しばらく、現実世界に帰ってこれなくなって困った。まれにそういう小説にあたる。幸せな事だ。…「サイゴン・タンゴ・カフェ」だけ9点。他の4編はどうしよう。