「老ヴォールの惑星」 (ハヤカワ文庫 JA) 2017.5.23読了。
小川 一水 (著)
偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。
「ギャルナフカの迷宮」「老ヴォールの惑星」「幸せになる箱庭」「漂った男」四篇からなる短編集。
この作家さん、短編はどうだろうと読んでみたが、短編も抜群。
中でも「漂った男」はツボにはいりました。特筆するべき傑作。
胸をしめつけられ、最後の展開に涙する。そして、こっちまで生きる希望が沸いてくる。
SFはあんまり読んでこなかったけど、小説はジャンル、関係ないんだんぁ~。面白い小説は、ジャンルはなんであれ、面白いんだなぁ~。小川 一水さん、有難う!…8点。
小川 一水 (著)
偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。
「ギャルナフカの迷宮」「老ヴォールの惑星」「幸せになる箱庭」「漂った男」四篇からなる短編集。
この作家さん、短編はどうだろうと読んでみたが、短編も抜群。
中でも「漂った男」はツボにはいりました。特筆するべき傑作。
胸をしめつけられ、最後の展開に涙する。そして、こっちまで生きる希望が沸いてくる。
SFはあんまり読んでこなかったけど、小説はジャンル、関係ないんだんぁ~。面白い小説は、ジャンルはなんであれ、面白いんだなぁ~。小川 一水さん、有難う!…8点。