ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「月のしずく」 浅田次郎

2021年06月02日 15時16分09秒 | 作家 あ行
月のしずく (文春文庫) 2021.5.31読了。
浅田 次郎 (著)

再生の祈りに満ちた珠玉の短篇集――。
三十年近くコンビナートの荷役をし、酒を飲むだけが楽しみ。何一つ変わりばえのしない生活をおくる佐藤辰夫のもとに、十五夜の満月の晩、偶然、転がり込んだ美しい女・リエ―ー出会うはずのない二人が出会ったとき、今にも壊れそうに軋みながらも、癒しのドラマが始まる。
表題作ほか、子供のころ、男と逃げた母親との再会を描く「ピエタ」など、全七篇の短篇集(他に「聖夜の肖像」「銀色の雨」「琉璃想(リウリィシァン)」「花や今宵」「ふくちゃんのジャック・ナイフ」)。
「銀色の雨」は2009年11月に、賀来賢人、中村獅童出演で映画化。



表題作の「月のしずく」よかったなぁ~。なんか最近浅田さんの短編がほんと心にしみるわ~。はずれないし。7点。