ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「世界が赫に染まる日に」 櫛木理宇

2022年04月18日 13時28分39秒 | 作家 か行
世界が赫に染まる日に (光文社文庫) 2022.4.16読了。
櫛木 理宇 (著)

中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。その妹も同じ連中に性的暴行を受けたのだ。自殺願望を持つ同級生・高橋文稀が櫂の復讐の相棒となることを承諾。二人は予行演習として、少年法に守られて罰せられない犯罪者たちを次々と襲い始める。エスカレートする制裁の果てに待つ衝撃の運命とは?



なんか焦点がぼけていたような。結局何にポイントを置いて書かれたお話なのか? 友情なのか、少年法なのか、クライム小説なのか、サイコミステリーなのか、青春ものなのか。あと、主人公が計画から脱落する理由もちょっと弱い気もするし、そもそも主人公はどっちだったんだろう? なんか色々と中途半端な状態ですが、とは言ってもそれなりに面白かったし、ラストも良かった。6点。


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